ドル円 の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
米ドル高一服の理由と今後の行方
米ドル/円が先週にかけて一時105円台後半まで一段高となったのは、テクニカルな理由が大きかっただろう。一方今週に入り反落となったのは、金利差の追随がなかったことなどが原因か。
ただISM指数などを参考にすると、米金利には基本的に大幅上昇リスクがありそう。米金利上昇、金利差米ドル優位拡大で、米ドル「売られ過ぎ」の反動が入りやすい構図には著変なしか。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円「脱・小動き」の目標水準
米ドル/円は先週から105円を上回ってきた。そんな米ドル/円の特徴は、長く続いた小動きからの「上放れ」ということ。
似たような「脱・小動き」を参考にすると、この動きは110円以上への米ドル一段高の始まりの可能性がある。金利、株の動きなどがそれを正当化できるかが鍵になりそう。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ安の理由と今後の行方
ユーロ/米ドルは先週一時1.2米ドル割れとなった。さすがにこれは、金利差から見ても「下がり過ぎ」の可能性があった。
ただ、「コロナ・ショック」後の金利差と為替のかい離はほぼ是正された。金利差に連動して、ユーロ「買われ過ぎ」の修正がこの先も入りやすい状況が続きそう。
吉田恒の為替デイリー
続・米ドルが買われやすい「本当の理由」
米ドル/円は半年以上ブロックされてきた90日MAも上抜けたことで、当面上値余地を探る展開が続きそう。
「コロナ後」は、金利差で示す水準より米ドル高圏で推移していたが、足元ではそれもほぼ是正されたことで、米ドル買い戻しが広がりやすくなっているのではないか。
吉田恒の為替デイリー
米ドルが買われやすい「本当の理由」
今週株安が拡大すると為替市場では米ドル買いが目立った。これについて、「コロナ後」続いてきた「リスクオン(株高)の米ドル売り」の対極に位置付けられる「リスクオフ(株安)の米ドル買い」との説明がある。
「リスクオンの米ドル売り」が続く中で、米ドルは「売られ過ぎ」懸念が拡大した。その意味では、最近の米ドル買いは、「売られ過ぎ」の反動の影響が基本ではないか。
吉田恒の為替デイリー
為替・金利・株「異常値」続出の示唆
米金利「下がり過ぎ」、米ドル「売られ過ぎ」の可能性といった「異常値」が続出している。これを見ると、米金利上昇で米ドル買い戻しのポテンシャルが高そう。
株はイールドレシオで見ると、債券に対する圧倒的な優位性がほぼ是正された可能性。その意味では金利上昇は株売りにつながりやすくなっている可能性あり。その株、日米相対株価は、空前の日本株割安・米国株割高となっている。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円と日米相対株価の関係
昨年3月の「コロナ・ショック」一段落の後から、株高・米ドル安・円高が続いてきた。その中で、日米相対株価は日本株割安・米国株割高が空前の水準まで拡大した。
経験的に、日本株割安・米国株割高拡大の転換は、米金利底打ちのタイミングと一致してきた。米金利が上昇すると、日本株割安・米国株割高の修正が一段と進む可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
暗号資産暴落は株安・円高の示唆!?
先週にかけてBTCなど暗号資産が暴落した。BTC暴落は、2017年12月からも起こったが、暴落が広がる中で株安、円高も起こった。
2017年12月からのBTC暴落と、最近にかけての暴落ではプライスパターンの類似性もあるだけに、今後の株・為替への影響も注目か。
吉田恒の為替デイリー
米金利「サプライズ上昇」のシナリオ
米金利は年明け以降急騰。米金利は、ISM指数と相関性が高いので、この金利急騰は、景気回復への追随の可能性が高そうだ。
FRBは金融緩和を続ける見通し。ただ、政策金利とのかい離を参考にすると、ゼロ金利を続けても、米長期金利が足元の1%台から2%超へ一段と上昇する可能性はありそう。
吉田恒の為替デイリー
米新政権と米ドル/円の関係
米新政権スタートの後は、米ドル/円は当面一方向へ動くことが多かった。
クリントン政権以降のプライス・パターンを参考にすると、米ドル安なら90円へ、米ドル高なら120円に向かう見通しになる。
吉田恒の為替デイリー
米長期金利の「大幅上昇リスク」
米長期金利、10年債利回りが年明け以降1%を上回り急騰した。ところで、米金利は代表的な景気指標の1つ、ISM製造業景況指数と一定の相関関係が続いてきた。それによると、米10年債利回りは3%へ向かう可能性すらありそう。
米金利の一段の上昇は、為替相場では米ドル買い要因だが、米株にとっては下落リスクの可能性も。FRBも、米金利急騰回避が、当面の重要課題になる可能性あり!?
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は103円後半で小動き、豪ドル/円は反落もブル基調を維持
米ドル/円週間予想レンジ:103.50~105.00メインストラテジー:押し目買い・ドル指数との連動・米長期金利との連動・モメンタム...
田嶋智太郎の外国為替攻略法
ドル・ショートの解消続き、ユーロ/米ドルに一段の下値リスク?
「ユーロ安・米ドル高」の背景
欧州経済の先行き不安の高まりによるユーロ売り
次期米財務長官のイエレン氏の発言に注目
吉田恒の為替デイリー
102円半ば~104円半ば、どちらに抜ける?
米ドル/円は、過去半年以上90日MAを上限、それを2%下回った水準を下限としたレンジ中心の上下動が続いてきた。足元のこのレンジは102.4~104.5円。
年明け以降の米ドル/円は下値トライが先行、その後急反発。ただ、これまでのところ上述のレンジ内での上下動にとどまっている。レンジ・ブレークが、当面のトレンドを決める可能性も注目。
吉田恒の為替デイリー
米ドル・キャリー逆流で米ドル高・株安?
「コロナ後」の米ドル安・株高は、米ドル・キャリー取引、米ドル売り・株買いが一因の可能性があった。
そうであれば、先週からの米金利上昇、米ドル高で、米ドル・キャリー取引が逆流することで、株高から株安へ転換する可能性も注目か。
吉田恒の為替デイリー
米ドルが買い戻される「もう1つの理由」
先週後半から米ドル反発が目立ってきたが、これには米ドルの「売られ過ぎ」懸念が強く、買い戻し材料に反応しやすくなっている影響もあるだろう。
円ポジションも記録的な買い越し(米ドル売り越し)となっていることから、全体的な米ドル買い戻しに連れやすくなっている可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
米ドル安、対豪ドルは警戒域か
年末年始で米ドル安が拡大したが、どの通貨を対象とするかによって「評価」にはかなり差がありそうだ。
たとえば、52週MAとの関係で見ると、対円での米ドルはとくに「下がり過ぎ」ではなさそうだが、対豪ドルでは「下がり過ぎ」警戒域に入っているといった具合。