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チーフ・FXコンサルタントの吉田恒が独自の視点から日々のマーケット情報や注目材料などをお伝えします。
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【為替】2024年とかなり違う「円安160円」
米ドル高・円安が2024年以来の160円に接近してきた。
2024年は、日本の通貨当局による米ドル売り介入をきっかけに円安は161円で終了したが、同じ160円前後の水準でも足下と2024年ではかなり違うのではないか。円安阻止は、2024年より厳しいかもしれない。
【為替】ヘッジファンドは円売り再開に動くのか?
日米金利差の変化で説明できない米ドル高・円安をもたらしたのは、空前規模のヘッジファンド(以下ヘッジF)の円買いポジション処分に伴う円売りが一因だった可能性がある。
円買いポジションを解消したヘッジFが、さらに円売り拡大に動くかを考える。
【為替】失業率が示唆した米利下げ見送り
注目された2025年12月の米雇用統計は、特に失業率が予想より良い4.4%となったことで1月FOMC(米連邦公開市場委員会)を含め当面の利下げ見通しは後退した。
また定評のある経済予測モデルは2025年10~12月期の米GDPについて5%成長を予想するなど米景気の楽観論が拡大している。
【為替】失業率で考える1月FOMC見通し
米国では1月9日、2025年12月の雇用統計発表が予定されている。雇用統計は米金融政策への影響が大きい経済指標として知られる。
今回はこの雇用統計の中でも特に失業率に注目し、1月FOMC(米連邦公開市場委員会)見通しに及ぼす影響を考察してみる。
【為替】2026年の注目は「ユーロ売り」なのか
2026年において、円、米ドル、ユーロの三大通貨の「売り」「買い」の判断はどうなるのか。投機ポジション、5年MA(移動平均線)かい離率、政策金利という3つの指標を比較することで客観的に考えてみる。
【為替】限界に達する前に円安が終わる条件
円安の終了条件のひとつは循環的限界に達することだが、過去には限界に達する前に円安が終了したケースもあり、それは「バブル崩壊」による米ドル安が本格化した結果だった。
【為替】介入成功局面と「もう1つの違い」
2024年までの円安は、日本の通貨当局による円買い介入によって止まるところとなった。ただこれは、当時すでに円安が循環的限界圏に達していた影響も大きかった可能性があり、この点は今回と「違っている」のではないか。
【為替】「政治主導」は介入にどう影響するか?
2024年まで円安阻止の「主役」を演じた為替介入。その為替介入を巡り、これまでの官僚主導から政治主導へ変化の兆しもある。それは介入にどう影響するかを考える。
【為替】円安を再燃させた「円売りの主役」とは?
150円を超える円安再燃の背景は、日本の財政リスクへの懸念と説明されることが多い。
ただし、「財政リスクへの懸念=長期金利上昇」が直接円売りにはならない。「日本売り」の形跡もない中でここまでの「円売りの主役」は誰かについて考えてみる。
【為替】年内最後の為替イベント、日銀会合
2022年以降の12月日銀金融政策決定会合が行われる日の米ドル/円最大変動幅は2.7~6.9円にも達していた。12月日銀会合は、為替相場が年内最後に大きく動くイベントと位置づけられる状況が続いてきたわけだ。
【為替】米失業率悪化が示した大幅利下げの可能性
注目された12月16日発表の米11月雇用統計において、失業率が4.6%と大きく上昇した。これまでの失業率と米国の政策金利、FFレートの関係を参考にすると、これは次回FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.5%以上の大幅利下げの必要性を示している可能性がある。
次回FOMCまでにもう1回、雇用統計発表があることなどから、今のところ早期利下げに慎重な見方に著変ないようだが、引き続き米労働市場の動向は注目されそうだ。
【為替】米ドル/円と金利差との連動「復活」
2025年に大きくかい離した米ドル/円と日米金利差の関係だったが、この1ヶ月は両者の連動が復活したようになっている。
その理由と、この先も続くかについて考えてみる。
【為替】「異例の円安」を演出したヘッジファンドの損切り
11月157円までの円安は、日米金利差から大きくかい離する異例の動きだった。
「異例の円安」が起こった一因には、ヘッジファンドの空前規模の円買いポジションの、損切りに伴う円売りの影響もあったようだ。
【為替】為替と金利、当局関係者たちの考え方
高市政権誕生以降、米ドル高・円安は157円まで、そして長期金利10年債利回りは2%突破寸前まで上昇した。こうした円安や金利上昇に対して、政策当局関係者たちはどのように見ているのか。
円安阻止介入や長期金利上昇抑制差策について、複数の関係者に直接質問してみた。
【為替】長期金利がさらに上昇した場合、日銀は利上げを続けられるのか?
日本の長期金利上昇への懸念が続いている。
過去の代表的な長期金利暴騰、債券価格暴落として1998年の「資金運用部ショック」があった。
この時長期金利上昇に歯止めをかける切り札になったのは史上初の日銀ゼロ金利政策という「究極の利下げ」だった。
【為替】理由を変えて繰り返す「不気味な円安」
2025年も150円を超える円安再燃となった。日米金利差(米ドル優位・円劣位)縮小や経常収支の貿易・サービス赤字縮小などでも変わらず、理由を変えて繰り返すのは「不気味な円安」ということではないか。
【為替】2026年のメキシコペソ、南アフリカランド、トルコリラを予想する
2024年に「バブル」破裂のような形で急反落に転じたメキシコペソや南アフリカランドだったが、円安が再燃すると2025年は後半に再び大きく上昇した。2026年は「上がり過ぎ」の反動が焦点となるだろう。
2026年の予想はメキシコペソ/円が6.5~9円、南アフリカランド/円が7~9.5円、そしてトルコリラ/円は3~4円。
【為替】2026年のユーロと英ポンドを予想する
ユーロ/米ドルは2025年前半に大きく上昇したが、後半は小動きになった。1.2米ドルが重大分岐点の可能性があるかもしれない。
ユーロ/円、英ポンド/円はともに金利差から大きくかい離し、円安が急拡大した。
2026年の予想は、ユーロ/米ドルは1.1~1.25米ドル、ユーロ/円は155~185円、英ポンド/円は185~210円。
【為替】2026年の豪ドルを予想する
2025年の豪ドル/円も、米ドル/円同様に年後半は金利差からかい離して円安が拡大した。これは日本からの資本流出の影響か。一方、豪ドル/米ドルは、年後半は小動きに終始した。
2026年の豪ドル/円は円安から円高への転換を予想。予想レンジは85~105円。
2026年の豪ドル/米ドルは0.6~0.7米ドルで予想。
- 吉田 恒
- マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長
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大手の投資情報ベンダーの編集長、社長等を歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。
2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。
<主な著書>
「投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方」(実業之日本社)
「FX予測のプロフェッショナルがついに書いた!FX7つの成功法則」(ダイヤモンド社)
「アノマリーで儲ける!FX投資術」(双葉社スーパームック)
「これから来る!「超円安」・「超株高」の本命シナリオ」(カンゼン)
「そうだったのか!FX大相場の真実」(ビジネス社)
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