ドル円 の記事一覧

吉田恒の為替デイリー
【為替】「予防的利下げ」再現の米ドル安リスク
3月19日のFOMC(米連邦公開市場委員会)でQT(量的引き締め)の減速が決定されたが、これについて事実上の金融緩和との受け止め方も少なくなかったようだ。その上で改めて、2019年の「予防的利下げ」が再現する可能性も意識され始めたのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル安・円高は146円で終わったのか?
米ドル/円は3月に146円台まで下落したが、その後は最近にかけて150円台まで反発した。では当面の米ドル安・円高はあの146円で終わりだったのかについて考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】クロス円中心に広がる円高への基調転換
クロス円が先行する形で、過去1年の平均値である52週MA(移動平均線)を長く、大きく下回る動きが広がっている。米ドル/円も先週(3月17日週)まで7週連続で52週MAを下回った。
このような値動きは、基本的に複数年続く流れ「トレンド(基調)」が円安から円高へ転換したことを示している可能性が高い。

吉田恒の為替デイリー
【為替】「日米金利差拡大=円安」の行方を考える
日米金利差(米ドル優位・円劣位)縮小が一息つくと、米ドル/円も米ドル高・円安に戻す展開となった。では、この先どこまで米ドル高・円安に戻す可能性があるかについて、日米金利差拡大を主な手掛かりに考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ政権で米ドル売りへ転換の類似
投機筋の米ドル・ポジションが先週売り越しに転換した。
このように政権スタートを前後して米ドル買いから米ドル売りへ転換したのは、実は政権1期目の2017年も同じだった。
2017年はさらに米ドル売り拡大に向かったが、今回はどうかについて考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】日銀、FOMC、そして金利差縮小の円高
相対的に低い日本の金利が上昇する一方で、相対的に高い米金利が低下する中、最近にかけて日米金利差(米ドル優位・円劣位)は縮小する傾向にあった。
3月19日に行われた日米の金融政策決定会合を受けて、この流れは継続する可能性が高まったようだ。

吉田恒の為替デイリー
【為替】円金利の急上昇で後退する円安リスク
日本の金利が最近にかけて大きく上昇したことを受けて、金利差(円劣位)拡大余地がこれまでよりかなり限られる見通しとなってきた。これは、金利差との関係からは円安リスクが後退するという意味になる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】なぜ「トランプ円安」予想は外れたのか?
米ドル/円は、トランプ大統領が就任する少し前に158円まで上昇したが、その後はほぼ一本調子で下落し、先週(3月10日週)は146円台まで下落した。トランプ政権がスタートすると米ドル高・円安に向かう予想が多かったと思われるが、これまでのところは「真逆」と言える展開ではないか。ではそれはなぜか。

今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】日米の金融政策決定会合が最大の注目材料
現在のファンダメンタルズ:日米金利差縮小鈍化によるポジション調整
米ドル/円チャート(週足)、下降トレンドを継続
米ドル/円チャート(日足)、3月13日にゴールデン・クロス発生
ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ買いへ転換
ユーロ/円は、当面は日足チャートの短期目線で

吉田恒の為替デイリー
【為替】円安誘導批判と異次元緩和、YCC(イールドカーブ・コントロール)の関係
トランプ米大統領の「日本が円安誘導を止めなければ関税を課す」という発言は、断続的に円買い介入を行うなどむしろ円安阻止に苦労してきた現実に対してあまりにも無理解だと感じた人は多そうだ。
ただし、大幅円安のきっかけとなった異次元緩和やYCC(イールドカーブ・コントロール)を指摘されると反論に困るかもしれない。

吉田恒の為替デイリー
【為替】構造変化の中でどこまで円高はあるか?
2024年7月161円までの米ドル高・円安は、日米金利差(米ドル優位・円劣位)縮小を尻目に起こったことから、「円安の理由は金利差だけではなく、日本経済の構造変化の影響もある」との指摘も注目された。
ただ、2025年に入り金利差が大きく縮小すると比較的大きく米ドル安・円高へ戻すところとなった。改めて日本経済の構造変化と米ドル/円の関係を確認してみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】予想以上の金利差縮小という米ドル安リスク
先週(3月3日週)、独金利の記録的な急騰が起こった。この背景には、トランプ米大統領の「アメリカ・ファースト」が米国以外の国にとって自己責任を高める必要性をもたらしている。
そうしたことが金利差を通じ米ドル相場にどう影響するかについて考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】円安誘導とされない水準はいくらか?
トランプ米大統領は先日、日本や中国は通貨安誘導を行っていると批判し、それを続けるなら関税を発動すると語った。
トランプ大統領が過度な通貨安は是正されたとして関税引き上げの必要なしとするのは、米ドル/円の場合ならいくらぐらいなのかを考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】ヘッジファンド円買い戦略の裏に「トランプの影」
投機筋の代表格であるヘッジファンド(以下HF)の売買戦略がトランプ政権誕生を境にそれまでの円売りから円買いに大きく転換した可能性がありそうだ。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米景気急減速で米ドル高は変わるか
2025年第1四半期の米GDPが2022年第2四半期以来のマイナス成長に転落する可能性が出てきた。
2022年後半から「強過ぎる米景気」が続く中で米国株高、米金利上昇、米ドル高が続いてきたと考えられるが、それらが大きく変わることになるだろうか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】続・見えてきたトランプ政権の米ドル政策
2月3日、トランプ大統領が日本や中国を例にあげた上で、通貨安誘導と批判し、それを続けるなら関税を発動すると語ったことで大きく円高へ動いた。改めてトランプ政権の通貨政策を考察する。

吉田恒の為替デイリー
【為替】クロス円で高まる円高基調へ転換の可能性
過去1年の平均値である52週MA(移動平均線)との関係で見ると、米ドル/円以上にユーロ/円などクロス円の多くで、複数年続く流れ「トレンド」が円高へ転換した可能性が高くなっている。
クロス円が円高へトレンド転換したなら、米ドル/円は円安トレンドが続くということが、果たしてあるだろうか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】投機円買い「行き過ぎ」の影響を考える
2月28日、日本株の急落や日米金利差(米ドル優位・円劣位)縮小を尻目に米ドル/円は反発した。
その一因は投機筋の円買いに「行き過ぎ」懸念が強くなっていたことがあったのではないか。
当面の米ドル/円への投機円買いの影響について考えてみる。