12月決算銘柄の第3四半期決算発表集計
3月決算企業の上期決算発表が先月下旬からスタートしていますが、それと並行して行われていたのが12月決算企業の第3四半期決算発表でそれも15日で終わりとなりました。そこでTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象にその決算発表をまとめてみると、残り3ヶ月となる第3四半期決算ということもあり、通期の業績予想を見直す企業も少なからずみられました。
例えば日本たばこ産業(2914)は、ロシアやトルコなどで販売が想定を上回っているうえ、海外で紙巻きたばこの値上げが浸透することもあり、6600億円とみていた通期の営業利益の見通しを6880億円に上方修正したことで、減益予想が一転して増益予想となっています。一方でコクヨ(7984)は主力のオフィス家具や文具で中国の市況が悪化していることなどから、245億円とみていた通期の営業利益の見通しを215億円に下方修正したことで、増益予想が減益予想となっています。