FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】変化を繰り返した「円高のテーマ」
2025年に入ってから、米ドル/円は158円から139円まですでに20円近くもの大幅な下落、米ドル安・円高となった。
ただし、この円高のテーマは1つではなく、むしろ滅多にないほど変化を繰り返してきたようだ。
これまでに繰り返された「円高のテーマ」の変化を振り返ってみる。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
【為替】米ドル反発のフェーズへ、米ドル/円はどこまで戻るのか
米英の貿易交渉合意を好感し、米ドル/円は146円台に
年初から鮮明だった米ドル売りが逆流
短期間で過度に下落が進んだ分、反発も大きくなるか
吉田恒の為替デイリー
【為替】1990年代の日米「通貨目標」を振り返る・後編
1990年代の米クリントン政権時代に行われた円高誘導策では、90円という誘導目標と、為替調整が対外不均衡是正に実効を上げるまで円安許容水準にも限度を設定する「通貨目標」が存在した可能性があった。
前編に続きそれを振り返る。
吉田恒の為替デイリー
【為替】人民元が示す米中および為替の関係
5月1日の日銀金融政策決定会合後に145円台まで円安に戻したものの、日本のゴールデンウィーク明けには142円台まで円高に戻すところとなった。これは中国の通貨、人民元の上昇に連れた面が大きかったようだ。
反応するテーマが変わりながら円高が続く状況について振り返ってみる。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】FOMC(米連邦公開市場委員会)で次回利下げのヒントを探る展開か
現在のファンダメンタルズ:米中間の緊張緩和思惑による米ドル買い戻し
米ドル/円チャート(週足)、下降トレンド継続、チャンネル下限から上限へ
米ドル/円チャート(日足)、4月23日のゴールデン・クロス状態のまま
ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ買い継続、短期的には次の押し目買いを探る流れか
ユーロ/円は引き続き日足チャートで判断、上昇トレンド継続中も方向感が出にくい状態
吉田恒の為替デイリー
【為替】1990年代の日米「通貨目標」を振り返る・前編
4月24日の日米財務相会談終了後、日本の加藤財務相は「米国から通貨目標の要求などはなかった」と説明した。
過去の歴史においても、日米政府が通貨目標を正式に認めたことはなかった。ただし、「実際は非公式な通貨目標はある」ということが囁かれたケースは何度かあった。
その1つ、1990年代の米クリントン政権時代の円安許容上限「ベンツェン・シーリング」説などを振り返る。
吉田恒の為替デイリー
【為替】当面の米ドル/円のシナリオを再点検する
5月1日の日銀金融政策決定会合後から、久しぶりに大きく米ドル高・円安へ戻す動きとなった。
米ドル安・円高は4月の139円で終わったのか。それともあくまで一時的な動きに過ぎず、改めて139円割れに向かうのか。
当面の米ドル/円のシナリオを再点検する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「米国売り」再燃回避と日銀の関係
日銀は5月1日に金融政策を発表する。前回3月の金融政策決定会合まで予想以上にタカ派と受け止められていたが、それが今回は変わる可能性がありそうだ。
実際に変わるとしたら、それは4月以降急浮上した「米国売り」の影響が大きいのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「1強」から「危機」へ米ドル評価の激変
1年前、2024年4月に米ドル/円は160円まで上昇した。このような米ドル高は対円に限ったことではなかったことから、「米ドル1強」とも呼ばれた。
ところがそれから1年後、トランプ大統領の相互関税発表を境に「米国売り」が急拡大し、一部では「米ドル危機」との懸念も浮上した。米ドル評価の「激変」が起こっている可能性がありそうだ。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】5月は米中関税協議の進展が最大の材料に
現在のファンダメンタルズ:米国から円安是正の話が出る可能性は残る
米ドル/円チャート(週足)、下降トレンドを継続、チャンネル下限は依然有効
米ドル/円チャート(日足)、144円台前半から半ばにかけては戻り売りが出やすい水準か
ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ買い継続、短期的には調整局面入り
ユーロ/円、短期的には押し目が出やすい流れ
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】5月および第1週の米ドル/円を予想する
4月の米ドル/円は最大で10円以上も下落、一時140円割れとなった。トランプ米大統領の相互関税発表以降、「米国売り」となったことが主因である。
5月の最大の焦点は「米国売り」再燃を回避できるか。もしも回避できても、米景気減速が続くなら米ドル高・円安への戻りは限られそう。
5月の米ドル/円予想レンジは137~147円。(第1週予想は最後をご参照ください)
吉田恒の為替デイリー
【為替】米国からの円高圧力はやはりあったのか?
4月24日に行われた日米財務相会談について、加藤財務相は「具体的な通貨目標を求められることはなかった」と説明、トランプ政権からの円高圧力への警戒感は後退した。
しかしその後、一部のメディアが「ベッセント米財務長官が米ドル安・円高が望ましいと述べた」と報じたことで、改めて円高圧力が注目される。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「米国売り」の円高は終わったのか?
トランプ大統領が相互関税を発表すると米金利が急騰し、米国株、米国債、米ドルの「トリプル安」が起こった。
これは米金利上昇にもかかわらず米ドルが下落する「悪い金利上昇」、または「米国売り」とも呼ばれた。
米ドル/円は一時139円台まで下落したが、「米国売り」を受けた米ドル安・円高は一段落したかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】変わらなかった米ドル/円の決定構造
米ドル/円は一時140円を割れるまで下落し、2025年に入ってからの3ヶ月余りで最大下落幅は20円近くに拡大した。
2024年7月には161円まで上昇するなど近年円安傾向が続いていたところから、何が変わったのかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「売り」に転じたトランプ・トレード
トランプ大統領の政策に期待した取引は「トランプ・トレード」と呼ばれ、その代表例の一つが為替市場での米ドル買いだった。
一時は大幅な買い越しとなっていた米ドル・ポジションだが、最近までに売り越しに転じ、むしろ売り越しがさらに拡大しそうな感じとなってきた。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「トランプ円安」予想は何を間違えたのか
トランプ政権では米ドル高・円安が進むとの予想も少なくなかったが、これまでは逆に大きく米ドル安・円高が広がっている。では米ドル高・円安予想は何を間違えたのかについて考えてみる。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】日米関税協議は継続、戻り局面では米ドル売りが出やすい地合い
現在のファンダメンタルズ:関税協議の行方と為替調整の思惑と
米ドル/円チャート(週足):下降トレンドを継続、チャンネル下限も下抜けか
米ドル/円チャート(日足):4月11日のデッド・クロス状態が続く
ユーロ/米ドル:長期トレンドはユーロ買い継続
ユーロ/円:引き続き日足チャートで見る
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】4/21~4/25の米ドル/円を予想する
先週(4月14日週)の米ドル/円は安値を更新し、一時141円台に続落した。「米国売り」は一服したが、日米の関税を巡る交渉で円高圧力が強まることへの警戒などが材料視された模様だ。
「米国売り」リスクが残る中での米ドル安・円高誘導は、制御不能の米ドル安をもたらしかねない。「米国売り」リスクが残る中では日米の為替調整も慎重になるのではないか。
今週(4月21日週)の米ドル/円は140~145円で予想する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】行き過ぎポジション逆流、2024年と違う?
円の「買われ過ぎ」懸念が強くなっている。
2024年7月には円の「売られ過ぎ」の反動をきっかけに、ほんの1ヶ月で20円もの急激な米ドル安・円高が起こったが、今度は逆に急激な米ドル高・円安が起こるのか。
ただ同じ行き過ぎたポジションながら、最近と2024年7月では違いもある。
吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ政権は為替調整を行うのか?
トランプ米政権が米ドル高是正「第2のプラザ合意」や円安是正といった為替調整に動く可能性が注目されている。
本当にトランプ政権は為替調整を行うのか。過去の例を振り返りながら考えてみる。