FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】円高誘導とヘッジF(ヘッジファンド)の強過ぎる連携
トランプ政権が始まってからの米ドル/円の動きは、政権の通貨政策を担当するベッセント米財務長官の影響がかなり大きかったように見えなくもない。その上でもう1つ強い影響力が感じられるのが、ヘッジファンド(以下ヘッジF)の動きだ。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】中東の地政学的リスクが懸念材料に
現在のファンダメンタルズ:リスクオンとリスクオフで上下しやすい時期
米ドル/円チャート(週足)、下降トレンド継続もレジスタンスラインは削除
米ドル/円チャート(日足)、6月13日にデッド・クロス
ユーロ/米ドルは年初来高値を更新し、買いトレンド継続
ユーロ/円も長期トレンドはユーロ買いに
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】6/16-6/20の米ドル/円を予想する
米ドル/円は過去1ヶ月、142~146円中心に方向感の定まらない展開が続いた。
先週(6月9日週)は後半にイスラエルとイランの軍事衝突リスクが浮上、一旦米ドル売りで反応したものの、原油価格の高騰やインフレ再燃への懸念からその後は米ドル高・円安へ転じた。
今週(6月16日週)は日米の金融政策発表が予定されている。中東情勢などを受けた日米の金融政策の見通しが最大の焦点となる。米ドル/円は、基本的に上値が限られるとの見方に変わりなく、142~146.5円のレンジで予想する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「不思議のユーロ高」、その意味とは?
ユーロ/米ドルは先週(6月9日週)、4月に記録した高値を更新してきた。
ただこの動きは、独米金利差や投機筋のユーロ買いなどではうまく説明できない。
トランプ米大統領の政策への不信感、それに伴う米ドルの信認低下などによる対米投資見直しがユーロ高・米ドル安を後押ししているなら、息の長い動きになる可能性がありそうだ。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
【為替】止まらぬ米ドル売り、6月FOMCの注目点
DXY(ドルインデックス)の下落続く
考えられる米ドル売りの背景
6月17~18日FOMCのSEP(経済・金利見通し)に注目
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円が方向感をなくした理由
5月半ば頃から米ドル/円は142~146円中心に方向感のない展開が続いている。
その主因は日米金利差が狭いレンジで方向感のない展開となっていることではないか。
日米金利差を前提に、米ドル/円の新たな方向性について考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米国の円高圧力否定は「嘘」なのか?
日米両国の政府は、これまで米国からの円高圧力を公式には否定してきた。
ただし、先日公表された米財務省の為替報告書は、円高圧力を示唆するものだったのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】構造的円安論を否定する5年MAとの関係
円の総合力を示す実質実効レートには、過去5年の平均値である5年MA(移動平均線)を2割程度下回ると下落(円安)が一巡するパターンがあったが、それは今回も変わらない可能性が高くなってきた。
このような5年MAとの関係は、日本経済衰退化など構造変化の影響で円安が急に止まらなくなるという「構造的円安」論を否定する意味になるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ「エルドアン化」の米ドル安懸念
トランプ米大統領のFRB(米連邦準備制度理事会)への利下げ要求が続いている。その上で、それに従わないパウエル議長の解任を示唆するなど、中央銀行人事への介入といったけん制も続いている。
大統領の利下げ要求と中央銀行人事への介入としては、最近ではトルコ・エルドアン大統領の例があったが、それこそがトルコリラ暴落の主因と見られてきた。果たして米ドルは大丈夫なのか。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】G7サミットに向けた日米、米欧間の関税協議進展を注視
現在のファンダメンタルズ:マスク氏の動向も材料に
米ドル/円チャート(週足)、下降トレンド継続もレジスタンスラインを上抜けか?
米ドル/円チャート(日足)、6月5日にゴールデン・クロス
ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ買い継続、年初来高値を再トライか
ユーロ/円は、日足チャートでの判断継続、短期上昇チャンネル内での動き
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】6/9-6/13の米ドル/円を予想する
先週(6月2日週)の米ドル/円は米中首脳電話会談などをきっかけに、週末にかけて一時145円まで上昇した。
5月以降の米ドル/円は基本的に142~146円中心で推移。米ドル/円の上昇は146円突破が分岐点だが、日米短期金利差などを考えると大きく超える可能性は低そう。
今週(6月9日週)の米ドル/円は142~146.5円で予想する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米為替報告書が示唆した通貨高圧力
米財務省は6月5日、為替報告書を公表した。これを読むと、これまでの公式説明とは異なる、トランプ政権の貿易相手国との通貨交渉姿勢が垣間見えるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】2025年の米ドル/円「続編」を考える
2022年以降、米ドル/円の値幅は1年間で20~30円以上と大きく拡大することが繰り返されてきたが、この2025年も続くのか。
値幅の拡大、ボラティリティ上昇が2025年も続くなら、それが年後半にかけての米ドル/円の見通しにどう影響するかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】日米通貨交渉の舞台裏を探る・後編
4月に入り「米国売り」が広がると、ベッセント財務長官は「米ドル危機」に陥ることも警戒、それは円高圧力の中断になったのではないか。
一方、通貨高が不十分な台湾、韓国への圧力は続いたと見られ、基本的には非関税障壁の通貨安に不寛容なトランプ政権の姿勢が再確認されたとも言えそう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】日米通貨交渉の舞台裏を探る・前編
米ドル/円は1月の158円から4月には139円まで下落した。このような米ドル安・円高に対して米トランプ政権はどのように関与したのか。ここまでの日米通貨交渉の舞台裏について、前後編2回にわたり探ってみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米景気回復なら米ドル安は変わるのか
2025年第1四半期の米GDP(国内総生産)は前期比年率でマイナス0.2%(改定値)と、2022年以来のマイナス成長となったが、第2四半期は一転して3%以上に回復するとの見方が浮上している。
米景気が回復に転じたら、2025年に入ってから続く米ドル安の流れは変わるのか考えてみる。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】相互関税に加え個別関税もテーマとなってトリプル安懸念が増大か
現在のファンダメンタルズ:日米双方の材料で円安反転も本流は米ドル安
米ドル/円チャート(週足)、下降トレンド継続、レジスタンスラインは有効
米ドル/円チャート(日足)、5月27日にゴールデン・クロスに、トライアングルをどちらに抜けるか注目
ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ買い継続パターンが強まる
ユーロ/円は日足チャートでの判断継続、5月23日安値が重要ポイント
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】6月および第1週の米ドル/円を予想する
5月は一時的に大きく米ドル高・円安に振れる場面も何度かあったが、継続的な展開とはならなかった。対米投資見直しなどの動きから、継続的な米ドル高・円安の可能性が低下している印象である。
米景気への懸念が一時より和らいだが、米財政リスクや日銀追加利上げ観測などをきっかけに米ドル安・円高余地が拡大する可能性がありそう。
6月の米ドル/円は139~147円で予想(第1週予想は最後をご参照ください)。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円高基調の「一時的円安」の考え方
米ドル/円は、2024年7月の161円から、2025年4月には140円割れまで反落した。
これは、あくまで上昇(円安)トレンドの中の一時的な下落(円高)に過ぎないのか、それともすでに下落トレンドに転換したということなのか。
52週MA(移動平均線)との関係から、クロス円も含めて検証する。
