FX の記事一覧

吉田恒の為替デイリー 【為替】円安の背後で広がる貿易等の収支改善
先週発表された2024年第4四半期の貿易・サービス収支(季調済)は、前期から赤字幅が大きく縮小、2021年第1四半期以来の小幅となった。 貿サ収支赤字幅の急縮小を尻目に、米ドル/円は第3四半期の139円から、第4四半期には156円まで大きく米ドル高・円安が広がった。 この貿サ収支改善と逆行した円安を正当化したのは、日米金利差円劣位拡大だった。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】円安是正という「日米ディール」の可能性
米トランプ大統領は先週、「相互関税」導入を決定したが、その目的は米貿易赤字削減と不公正な貿易慣行是正であり、その調査対象には為替レートも含まれる見通しという。 日米間で、円安の是正が日本への相互関税発動を回避するディール(取引)対象になっているのか、その可能性について考えてみる。
吉田 恒
今週の為替相場予想(テクニカル分析) 【為替】トランプ大統領の発言が為替市場の波乱要因に
現在のファンダメンタルズ:再び米金利との相関が高まる展開へ 米ドル/円、週足サポートラインを2週連続で下回る 米ドル/円チャート(日足)、レジスタンスラインの下で次のデッド・クロス待ち ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ売り継続、一方短期トレンドはユーロ買い優勢 ユーロ/円は、長期三角もちあいの中へ戻す
山中 康司
吉田恒の為替ウイークリー 【為替】2/17~2/21の米ドル/円を予想する
先週(2月10日週)の米ドル/円は一時155円近くまで上昇したものの、その後は152円割れ近くまで下落と上下に大きく振れる展開となった。 その背景にはインフレ再燃懸念の一方で、僅かに景気減速の兆しもあり、米金利の方向性が定めにくいことがある。 ただ米金利上昇を大前提とした「トランプ・トレード」の一部には見直しの痕跡もあり、その意味では「米金利上昇=米ドル高」は限られそうだ。今週(2月17日週)の予想レンジは149.5~153.5円。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】ウクライナ期待のユーロ買いという「主役」
先週(2月10日週)はユーロが米ドルや円に対して大幅高となった。これは、ウクライナ戦争の停戦期待がユーロなどの欧州通貨買いという形で、先週の為替相場で「主役」を演じたことを示すものではないか。 先週の米ドル/円は、米金利の急騰により一時大きく上昇したが、これはウクライナ停戦期待の独など欧州金利上昇の影響によりやや過大になった可能性もあったかもしれない。
吉田 恒
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX 【為替】トランプ大統領就任から緩やかに下落が続く米ドル
インフレ警戒再燃にもかかわらず重くなる米ドル上値 足元のシナリオに変化が 移ろいやすいマーケットの「ファッション」
吉田恒の為替デイリー 【為替】見えてきたトランプ政権の米ドル政策
トランプ大統領はかつて、「記録的な米ドル高・円安は米国の製造業にとって大惨事だ」と発言したことがあった。 そのトランプ大統領が、伝統的な「強い米ドルは国益」との方針とどのような折り合いをつけるのか、少しずつ見えてきた感じがする。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「行き過ぎた円安」是正が進むクロス円
2月12日は、米1月CPI(消費者物価指数)が予想より強かったことなどを受け米金利が大きく上昇、米ドル/円も154円台後半まで急反発となった。過去5年の平均値である5年MA(移動平均線)との関係も「行き過ぎた円安」の目安となる2割に近い状況が続いている。 一方クロス円では着実に「行き過ぎた円安」是正が進み、米ドル/円との違いが目立ってきた。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】トランプ政権開始で米金利低下の謎
関税引き上げなどのトランプ大統領の経済政策は米金利上昇をもたらすとの見方が一般的だったが、1月20日のトランプ政権の正式スタート前から米金利はむしろ低下が広がった。その理由について考えてみる。
吉田 恒
今週の為替相場予想(テクニカル分析) 【為替】ユーロ/円のサポート下抜けでクロス円主導の円高に向かうか
現在のファンダメンタルズ:日銀の早期利上げ思惑が円全面高のきっかけに 米ドル/円、週足でサポートラインと移動平均線を下抜けての引け 米ドル/円チャート(日足)、サポートライン下抜け、デッド・クロスも発生 ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ売り、短期トレンドもユーロ売りへ転換か
山中 康司
吉田恒の為替ウイークリー 【為替】2/10~2/14の米ドル/円を予想する
先週(2月3日週)の米ドル/円は日本の金利上昇、米金利低下により日米金利差米ドル優位が大きく縮小する中、一時150円台まで一段安となった。 トランプ関税への懸念などを受けた米金利上昇はすでに「行き過ぎ」でその修正が起こっている可能性がある。それならば、さらなる金利差米ドル優位縮小次第で米ドルに続落の余地もあるのではないか。今週(2月10日週)の米ドル/円予想レンジは149~153円。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】円金利上昇の裏に見え隠れする「米国の影」
先週、米国の長期金利である10年債利回りが低下傾向となる中で、日本の10年債利回りは大きく上昇した。 両者の大きなかい離は異例。この異例な日本の金利上昇の背後には、米トランプ政権からの低金利修正への圧力の可能性も取り沙汰されそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米金利の低下と米ドル安への回帰
報道によると、米ベッセント財務長官は「トランプ大統領と自分は米10年債利回りの低下を希望している」と述べたという。 米政権の希望する米10年債利回りは実現するのか。それは米ドル/円の行方も左右することになるだろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「トランプ円安」は終わったのか?
トランプ大統領の経済政策は金利を上昇させるリスクが高いことから、米ドル高・円安が続くとの見方が少なくはなかった。 米ドル/円は1月に159円近くまで上昇したが、今週(2月3日週)は一時153円割れまで反落した。「トランプ円安」は終わったのかについて考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「貿易戦争」と金利、米ドル/円の関係
トランプ大統領が関税の発動を決定、「貿易戦争」の懸念が広がると、金融市場は一時株価急落、金利低下の反応となった。 金利については、輸入物価上昇に伴うインフレ懸念から上昇する可能性もあったものの、基本的にはリスク回避の「安全資産」シフトの反応となった。これはトランプ政権1期目の「貿易戦争」局面でも見られた反応だった。
吉田 恒
13:13
ストックボイス 【為替】「トランプ関税」で円安は再燃するか
・2024年1月からの米ドル/円の週足チャートを見ると、2024年7月に161円まで円安になった後は大きく下がり、2025年1月にまた159...
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】トランプ発「貿易戦争」と米ドル買い
トランプ大統領の関税政策の発動をきっかけに、相手国が報復の可能性を示すなど、一気に「貿易戦争」への懸念が広がってきた。これに対して、週明けの為替相場はまず米ドル買いの反応となった。 トランプ政権1期目も米国と中国の関係を中心に2018~2019年にかけて「貿易戦争」の様相となったが、当時の為替市場の反応について検証してみる。
吉田 恒
今週の為替相場予想(テクニカル分析) 【為替】米ドル/円、ユーロ/米ドル、ユーロ/円そろって下方向の動きへ
現在のファンダメンタルズ:予想通りFOMCは現状維持で無風通過、ECB理事会では0.25%の利下げ 米ドル/円、週足ではサポートライン上での引け 米ドル/円チャート(日足)、サポートライン下抜け、デッド・クロスも発生 ユーロ/米ドル、長期トレンドはユーロ売り、短期トレンドはユーロ買いの方針継続
山中 康司
吉田恒の為替ウイークリー 【為替】2月および2月3日週の米ドル/円を予想する
1月の米ドル/円は1月20日のトランプ大統領就任式前後から反落に転じた。「トランプ関税」への警戒感後退で米金利が低下したことが主因か。 2月はトランプ関税、そして米国株安などをにらみながら、リスクオンのトランプ・トレード修正が続くかが焦点。 トランプ・トレード修正が続くなら、2月の米ドル/円は上値限られ、下値余地拡大の想定として、152~158円で予想。(2月3日週予想は最後をご参照ください)。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「トランプ関税」の一方でカナダドル売り見直し
トランプ米大統領は2月1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を賦課する命令に署名した。いよいよ実行された「トランプ関税」は米金利上昇、それに伴う米ドル高をもたらすことになるだろうか。 ただ一部のデータによると、カナダドルは対米ドルで空前の売りが続いていたものの、先週(1月27日週)にかけて見直しが広がっていた。 これが「トランプ関税」関連取引の「行き過ぎ」修正を示しているなら、さらなる米金利上昇、米ドル高は限られるのではないか。
吉田 恒