FX の記事一覧
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】7/16~7/19の米ドル/円を予想する
この局面における3度目の米ドル売り介入が行われた可能性があり、それをきっかけに米ドル/円は161円台から157円台へ急反落となった。
投機筋にとって予想外だったと考えられるこの3度目の介入を受けて、大きく米ドル買い・円売りに傾斜したポジションの損益確定が広がりやすくなったのではないか。
今週の米ドル/円は、投機筋のポジション調整次第で、基本的には上値は限られ下値余地が拡大する可能性もありそうだ。予想レンジは155~160円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・「3度目の米ドル売り介入」のシナリオ
7月8日付けの本コラムで「『3度目の米ドル売り介入』のシナリオ」というレポートを書いた。その中では、2022年9月以降行われた日本の通貨当局による5回の米ドル売り介入は、(1)前回の米ドル売り介入のピークを越えて円安が進む、(2)その米ドル高・円安が120日MAを5%以上と大きく上回る、という主に2つの条件を満たすものだったことを指摘した。
7月11日に、2024年以降で3度目の介入が行われた可能性があったが、改めて上述の2つの条件について確認してみる。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
【為替】米ドル/円急落、米CPIショックまたは為替介入によるものか?
6月の米CPIで米ドル/円は急落、広がる為替介入への思惑
市場はリスクポジション解消の動きへ
織り込まれつつある、早期利下げの可能性
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「CPIショック」の理由
7月11日、米CPI発表後に米ドル/円は急落した。2022年11月に、やはりCPI発表を受けて米ドルが急落し、「CPIショック」が起こった。では、今回の「CPIショック」の裏側には何があったのかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米利下げを信用しないマーケット
最近と同じように、大幅な日米金利差米ドル優位・円劣位を背景に投機円売りが記録的に拡大した2007年は、9月から米国の利下げが始まる前に、円売りが一気に消滅した。
ここに来て、年内の米利下げ開始、早ければ9月にも利下げとの見方が浮上している割に、投機円売りに変化の兆しはない。投機筋は大幅な日米金利差の本格的縮小が近づいているとは、ほとんど感じていないということだろう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】分岐点を迎えた可能性がある投機円売り
CFTC統計の投機筋の円売り越しは、7月2日には過去2番目の記録まで拡大した。ただ7月は夏休みが近づく中で、ポジション調整が広がりやすいタイミングだ。記録的な投機筋の米ドル買い・円売り拡大がまだ続くか、一旦調整局面に入るか。分岐点を迎えている可能性がありそうだ。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米景気に減速の兆し、利下げはあるのか?
米景気に減速の兆しが出てきた。
では、これを受けて為替相場が円安から円高に転換するかと言えば、その鍵は本格的に米利下げが始まるかであり、その1つの手掛かりは米国株安が広がるか、という点ではないか。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
【為替】米ドル/円は頭打ちのサイン点灯か?豪ドル/円は強気変動継続だが頭の重い展開を予想
米ドル/円は為替介入なしでも頭の重い状況か週間予想レンジ:158.00~161.00先週(7月1日週)は上値の重さを確認先週の米ドル/...
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】7/8~7/12の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は高値を更新し、162円直前まで続伸したものの、週後半は伸び悩むところとなった。
ここまでの米ドル高・円安の主導役、投機筋の米ドル買いも、かなり「行き過ぎ」懸念が強くなってきた。折しも、7月は過去2年連続で米ドルが比較的大きく反落し、その一因はポジション調整とみられたことから、今回も投機筋のポジション動向は注目か。
今週の米ドル/円は、投機筋のポジション調整も想定し、158~162.5円で予想。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「3度目の米ドル売り介入」のシナリオ
2022年9月以降行われた日本の通貨当局による5回の米ドル売り介入は、(1)前回の米ドル売り介入のピークを越えて円安が進む、(2)その米ドル高・円安が120日MAを5%以上と大きく上回るという主に2つの共通点が確認できる。
上記を参考に、この局面で3度目の米ドル売り介入シナリオを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】これまでと違う米ドル/円と金利差のかい離
米ドル/円は基本的には日米金利差と連動するが、金利差以上に株価と連動する場合、または「悪い金利上昇」の場合などでは両者のかい離が広がることもある。
最近にかけて両者のかい離が大きく広がっているが、今回の場合はそれらとも事情が違う異例なケースと言えそうだ。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「円安170円」が実現する条件とは?
米ドル高・円安が160円を超えてきたが、さらに次の大台である170円にも届くことになるのか。長期移動平均の5年MA、日米金利差、そして投機円売りとの関係から、170円の米ドル高・円安の実現可能性について考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「トランプ・ラリー」再現説への疑問
7月1日は、ISM(米供給管理協会)製造業景気指数が予想より弱かったものの、米金利は10年債利回りなど比較的大きく上昇した。これは、トランプ政権の再現が現実味を帯びてきたことを織り込む動きとされた。
8年前のトランプ大統領誕生決定後は「トランプ・ラリー」が起こったが、果たして今回はどうだろうか?
吉田恒の為替デイリー
【為替】「行き過ぎ」懸念強まる投機円売り
CFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の円売り越しは先週17万枚以上に拡大した。円売り越しが17万枚以上に拡大したのは、これまで3回あったが、全て拡大が一巡、縮小へ向かった。円売りの「行き過ぎ」懸念が強まる中で、円買いへの転換が近づいてきた可能性にも注目してみたい。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
【為替】米ドル/円はモメンタム低下の可能性、豪ドル/円は高値を追う展開が続く公算
米ドル/円為替介入が意識され、頭の重い状態か週間予想レンジ:159.00~161.50先週(6月24日週)は続伸、投機筋がなお主導先週...
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】7月の米ドル/円を予想する
米ドル/円はこの間の高値の160円を更新、1986年12月以来の水準まで上昇。
ただ、この米ドル高・円安の主導役である投機筋の米ドル買い・円売りも、あるデータでは過去最高規模に拡大するなど「行き過ぎ」懸念が強くなっている可能性あり。
投機筋の米ドル買い・円売り余力も限られ、日本の通貨当局の為替介入などのきっかけ次第では、ポジション調整から米ドル安・円高に戻す可能性もあるだろう。7月の米ドル/円は155~163円で予想。
吉田恒の為替デイリー
【為替】改めて考える歴史的円安の背景とは?
ついに160円も超えて歴史的円安が広がっている。この背景は何か。強過ぎる米景気を受けた金利差説、デジタル赤字説、新NISA説などを検証した上で、私が最も有力と考えている投機円売り説について再確認してみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】財務官人事は介入政策に影響するか?
歴史的円安阻止の為替介入を主導してきた神田財務官の人事が注目されている。では財務官交代などの人事が、日本の介入政策にどれだけ影響するかについて、今回は考えてみたい。