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チーフ・FXコンサルタントの吉田恒による週間為替展望です。注目通貨ペアの相場動向を解説します。

週の第1営業日に更新
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】12/9~12/13の米ドル/円を予想する
先週(12月2日週)の米ドル/円は、前週(11月25日週)からの急落が一服、150円をはさんでの一進一退となった。 過去2年連続で「12月の円高」だった。3年連続となるかは、過去2年続いた「年末にかけての米金利低下」が鍵になるのではないか。 今週(12月9日週)の米ドル/円の予想レンジは147~152円。
【為替】12月および12月2日週の米ドル/円を予想する
11月の米ドル/円は156円まで上昇したものの、月末にかけては150円割れへ反落。 注目された米大統領選挙でのトランプ氏勝利後は「米金利上昇=米ドル高」予想が多かったが、早々に行き詰ったのはなぜか。 52週MAの示唆からは、12月以降も米ドル安・円高が続く可能性あり。それらを参考にすると、12月の米ドル/円の予想レンジは145~152円。12月2日週の予想レンジは147円~152円。
【為替】11/25~11/29の米ドル/円を予想する
先週(11月18日週)の米ドル/円は、154円台中心に方向感ない展開に終始。 今週(11月25日週)は、後半が米感謝祭で薄商い、小動きが続く可能性あり。新たな方向性が出るテーマとして、1)日銀の12月追加利上げ観測、2)「トランプ・トレード」のポジション調整、3)ユーロ安・米ドル高が続くか、以上の3つについて考察してみる。 基本的には米ドルの上値は重く、動くなら下落方向とのイメージで、今週の予想レンジは151.5~156.5円。
【為替】11/18~11/23の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は157円近くまで一段高となったが、11月15日(金)に大きく反落した。この時期特有の年末にかけての円売りポジションの調整が影響した可能性がある。 トランプ氏の大統領選挙勝利を受けた米ドル高が、8年前の「トランプ・ラリー」ほど長く続かず、すでに終わりつつある可能性にも注目。 その場合、米ドル買い・円売りポジション手仕舞いの米ドル安・円高への影響が大きくなることから、今週の米ドル/円は151.5~156.5円で想定する。
【為替】11/11~11/15の米ドル/円を予想する
米大統領選挙でのトランプ氏の勝利を受けて米金利が急騰、米ドル/円も155円に迫る一段高となったが、週後半に米金利は上げ幅を縮小し、米ドル/円も反落。 トランプ氏がインフレを再燃させかねない選挙公約の実行を急がないとの見方も浮上、これにより「米金利上昇=米ドル高」も一段落の可能性が注目されてきた。 過去2年のように年末にかけて米ドル買いポジションの損益確定売り拡大にも注目。今週の米ドル/円は150~155円のレンジで予想する。
【為替】11月の米ドル/円を予想する
10月の米ドル/円は、前月までと一変、大きく米ドル高・円安に戻す展開となりました。主因は米経済の軟着陸期待を受けた米金利上昇。 ただし、米金利上昇、米ドル高とも、52週MAとの関係などテクニカルには「行き過ぎ」の可能性。トランプ氏の復活など日米政治要因を受けて、「行き過ぎ」がさらに拡大するか。 11月の米ドル/円は、「米金利上昇=米ドル高」の限界を確認、「行き過ぎ」の反動もあり得るとの考えから、予想レンジは147~156円で想定。
【為替】10/28~11/1の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時153円台へ一段高となった。米大統領選挙での「トランプ勝利」の可能性から米金利が上昇したことや、120日MAブレーク等テクニカルな影響か。 日米の政治、金融政策会合、そして雇用統計等の重要な米経済指標発表など、今週からの2週間は大注目イベントが目白押しになる。 今週の米ドル/円は、150~155円中心のレンジで波乱含みの展開を予想する。
【為替】10/21~10/25の米ドル/円を予想する
先週(10月14日週)の米ドル/円は、一時8月1日以来の150円台に乗せたものの、週間値幅は7月第1週以来の2円未満にとどまる小動きとなった。 今週(10月21日週)も手掛かり材料難だが、まだ先ながら11月1発表予定の米10月NFP(非農業部門雇用者数)について「急悪化」予想が出始めたのは気になる。 今週(10月21日週)の米ドル/円予想レンジは147~152円だが、2円程度のレンジを中心とした小動きが続く可能性もありそう。
【為替】10/15~10/18の米ドル/円を予想する
先週は雇用統計発表後の米ドル一段高を引き継いだものの、149円台では米ドル上値も重い展開になった。 FRB(米連邦準備制度理事会)の雇用関連指標重視と見られる影響か、それ以外の指標への反応が限られる傾向あり。次回の雇用統計発表まで「米金利上昇=米ドル高」は緩やかにとどまる可能性がありそう。 今週の米ドル/円は147~152円の予想レンジながら、方向感の乏しい展開が続くのか。
【為替】10/7~10/11の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は、10月4日発表の米雇用統計が予想より強い結果となったことを受けて149円近くまで一段高となった。米雇用悪化トレンドが早々に終了した可能性すら浮上したことで、今後の米利下げ見通しが後退した影響が大きそう。 ただしテクニカルに見ると、すでに米ドル/円が下落トレンドに転換していると仮定するなら、一時的な上昇は足下150.2円の52週MAを大きく越えない可能性が高い。今週の米ドル/円の予想レンジは147~152円。
【為替】10月の米ドル/円を予想する
米ドル/円は9月に140円割れとなったが、FOMCの0.5%大幅利下げ後は反発に転じた。 米ドル反発がさらに続くのか。鍵は米雇用動向、そして米経済のソフトランディング。 10月は米ドル反発の限界を確認するタイミングと考えている。米ドル/円の予想レンジは140~147円。
【為替】9/24~9/27の米ドル/円を予想する
FOMCは0.5%の大幅利下げを決めたが、その後米ドル/円は144円まで反発した。 米ドル/円の短期的な「下がり過ぎ」、円「買われ過ぎ」などの修正が広がった影響か。 対円が主導した9月からの一本調子の米ドル安は一段落した可能性。ただし、円以外の通貨、ユーロなどに対して米ドルは逆に全面安の兆しも。以上を踏まえ、今週の米ドル/円は141.5~146.5円で予想。
【為替】9/17-9/20の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は年初来の安値を更新、140円割れ寸前まで下落。 9月に入ってからの2週間で米ドル/円は約7円も下落。投機筋が米ドル売り・円買い戦略を積極化する中で、円安への戻りが鈍いまま円高が拡大している模様。ただ徐々に米ドルの短期的な「下がり過ぎ」、円の「買われ過ぎ」懸念も出てきた。 今週の注目はFOMC。米ドル/円は138.5~143円で予想。
【為替】9/9~9/13の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は最大5円以上の急落で、一気に8月安値の141.6円に肉迫した。 引き続き米国の大幅かつ連続利下げの可能性を探りながら「米金利低下=米ドル安」の模索が続きそうだが、短期的な「行き過ぎ」シグナルも目立ってきた。 一気に140円割れは難しく、一旦「行き過ぎ」の修正が入る可能性もありそうだ。今週の米ドル/円は140~145円で予想。
【為替】9月の米ドル/円を予想する
8月の米ドル/円は一時141円台まで暴落。投機円売り「バブル破裂」の影響か。 テクニカルに見ると、円高へトレンド転換した可能性。そうであるなら円安への戻りは限られ、9月FOMCをにらみながらこの間の米ドル安値141円の更新に注目。 9月の米ドル/円は140~148円で予想。
【為替】8/26~8/30の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言などから、9月FOMCでの利下げがほぼ確実視されたことで144円割れ寸前まで続落した。 目先的には米金利に「下がり過ぎ」懸念もあるため、このまま一気にこの間の安値の141円台更新に向かうのは難しそう。ただ、円高トレンドへ転換した可能性が高まる中で、米ドル反発も限られるのではないか。 今週の米ドル/円は142.5~146.5円のレンジで予想する。
【為替】8/19~8/23の米ドル/円を予想する
先週は、8月15日に発表された米小売売上高の予想より強い結果などから米景気への懸念が後退、米金利が上昇すると、米ドル/円も149円台まで反発した。 ただ8月16日には147円台へ反落するなど、「米金利上昇=米ドル高・円安」も伸び悩む結果となった。 テクニカル的に見ると、米金利は金利低下トレンドへ転換した可能性が高くなってきた。その意味では「米金利上昇=米ドル高・円安」は限られそうだ。今週の米ドル/円は144~150円で予想。
【為替】8/13~8/16の米ドル/円を予想する
米ドル/円は先週一時141円台まで急落。主因は、過度な投機円売りの逆流、「投機円売りバブル」の破裂ではないか。 CFTC統計の投機筋の円売り越しは、過去最大規模を記録してからほんの1ヶ月程度でほぼ消滅。投機円売りの前提条件が変わり始め、再拡大には自ずと限度があるのではないか。 投機円売り再拡大が限られるなら、円安余地にも自ずと限度がありそう。今週の米ドル/円は144~150円で予想したい。
【為替】8/5~8/9の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は146円台まで最大8円以上の急落となった。過去最大規模まで拡大した投機筋の米ドル買い・円売りポジションの調整が、日銀利上げなどをきっかけに加速したことが主因か。 景気の先行指標である米国株が急落したことなどから、米利下げが9月FOMC前の緊急利下げや利下げ幅が大幅となる可能性も注目されてきた。 前のめりとなった米利下げ予想の反動で米ドルが買い戻される可能性はあるが、米ドル買いポジションの手仕舞いが上値を抑える構図は変わらなそう。今週の米ドル/円は144~150円で予想。
【為替】8月の米ドル/円を予想する
7月の米ドル/円は高値を更新し162円に迫るまで上昇したが、日本の通貨当局によるこの局面3度目の為替介入をきっかけに反転。下旬には一転、一時151円台まで急落した。 大幅な日米金利差米ドル優位・円劣位を主な拠り所に過去最大規模で展開した投機筋の円売り戦略が曲がり角を迎えた可能性あり。 8月の米ドル/円は反発が限られ、続落の可能性に注目。予想レンジは148~156円。
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吉田 恒
マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長
大手の投資情報ベンダーの編集長、社長等を歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。
2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。
<主な著書>
「投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方」(実業之日本社)
「FX予測のプロフェッショナルがついに書いた!FX7つの成功法則」(ダイヤモンド社)
「アノマリーで儲ける!FX投資術」(双葉社スーパームック)
「これから来る!「超円安」・「超株高」の本命シナリオ」(カンゼン)
「そうだったのか!FX大相場の真実」(ビジネス社)
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