FX の記事一覧
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】8/5~8/9の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は146円台まで最大8円以上の急落となった。過去最大規模まで拡大した投機筋の米ドル買い・円売りポジションの調整が、日銀利上げなどをきっかけに加速したことが主因か。
景気の先行指標である米国株が急落したことなどから、米利下げが9月FOMC前の緊急利下げや利下げ幅が大幅となる可能性も注目されてきた。
前のめりとなった米利下げ予想の反動で米ドルが買い戻される可能性はあるが、米ドル買いポジションの手仕舞いが上値を抑える構図は変わらなそう。今週の米ドル/円は144~150円で予想。
吉田恒の為替デイリー
【為替】曲がり角を迎えた投機円売り戦略
ヘッジファンドの取引を反映しているCFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の円売り越しは、7月初めに記録したこの間の最高から、最近にかけて大きく縮小した。
これは、投機円売り戦略(円キャリー)が幾つかの前提条件の変化により、すでにピークを過ぎて規模の縮小化に向かっていることを示しているのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円売りバブルとどう付き合うべきか
2024年に入り150円を超えて161円まで円安となった動きは、主に投機筋の円売り「バブル」化によってもたらされたものだと考えてきた。その意味では、最近にかけての急激な円高への戻りは、「円売りバブル」の破裂の可能性があると考えている。
では、この円売りバブル相場にどう付き合えばよかったのか、改めて整理してみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】日銀利上げから急激な円高になった理由
日銀は7月31日に利上げを決め、その中で為替相場は大きく円高へ動いた。
3月のマイナス金利解除のケースなど、日銀利上げでも為替は円安で反応することがむしろ多かったが、今回はなぜ円高に反応したのか。その背景を考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「円高、8月末145円」説を検証する
CFTC統計の投機筋の円売り越しは7月に急ピッチで縮小したが、これは2007年6月に過去最高の円売り越しを記録した後からの縮小ペースに似ていた。
似たペースがこの先も続くなら、8月末に円売り越しは消滅し、それに伴い円高へ一段と戻る見通しになるが、そのために何が必要かについて検証してみる。
13:12
ストックボイス
【為替】3年連続「7月の円高」、どうなる8月
・7月11日にあったとみられる為替介入以降、米ドル円は下落基調をたどっている。「7月の円高」は、2022年、2023年に続き3年連続...
吉田恒の為替デイリー
【為替】転換の兆しが出てきたメキシコペソ高・円安
歴史的円安の終了、円安トレンドの転換について、52週MAとの関係に注目しているが、それを早々とブレークし始めたのがメキシコペソ/円など一部のクロス円だ。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
【為替】米ドル/円は一旦「売られすぎ」を修正、豪ドル/円は「底割れ」した後の弱含み
米ドル/円はリバウンド先行 週間予想レンジ:153.50~157.00
豪ドル/円は保ち合いが先行 週間予想レンジ:100.00~104.50
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】8月の米ドル/円を予想する
7月の米ドル/円は高値を更新し162円に迫るまで上昇したが、日本の通貨当局によるこの局面3度目の為替介入をきっかけに反転。下旬には一転、一時151円台まで急落した。
大幅な日米金利差米ドル優位・円劣位を主な拠り所に過去最大規模で展開した投機筋の円売り戦略が曲がり角を迎えた可能性あり。
8月の米ドル/円は反発が限られ、続落の可能性に注目。予想レンジは148~156円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】歴史的円安は161円で終わったのか?
先週、米ドル/円は一時151円台まで急落した。では歴史的円安は、あの161円で終わったのか。それとも7月に大きく円高に戻した動きの方があくまで一時的に過ぎないのか。
それを判断する上で52週MAとの関係を手掛かりにする考え方について確認する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】投機円売り「バブル破裂」の始まりか
今週に入り、米ドル/円、クロス円と軒並み急激に円高へ戻す展開となった。この背景には、極端に行き過ぎた投機筋の円売り、「円売りバブル」の破裂が始まっている影響があるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】投機円売り逆流、本格化の可能性
7月24日、米ドル/円は一時153円割れに迫る急落となった。また、クロス円で軒並み円高が大きく広がるところとなった。
これは、7月30~31日の日銀金融政策決定会合での利上げを警戒した円買いの影響との指摘もあったが、実際には急拡大していた投機筋の円売りが本格的に逆流を始めたことが主因ではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】トルコリラ/円は底を打ったのか?
7月23日、トルコの中央銀行は政策金利据え置きを決めた。3月の利上げを最後に、今回で4回連続政策金利据え置きとなった。
ただし、2014年から約10年もの長期下落トレンドが展開してきたトルコリラ/円は、この半年反発気味の展開が続いた。ついにトルコリラの長期下落トレンドは終止符を打ったのかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】3年連続「7月の円高」の舞台裏
過去2年連続で7月は比較的大きく米ドル安・円高へ戻す展開となった。そして2024年も、先週にかけて一時155円台まで米ドル安・円高となるなど、3年連続の「7月の円高」の様相となっている。
この「7月の円高」に大きく影響している可能性がある投機筋のポジション調整の米ドル売り・円買いについて考察してみる。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
【為替】米ドル/円は今後続落の見通し、豪ドル/円は保ち合いが先行
米ドル/円は戻り切れない公算週間予想レンジ:154.50~158.50先週(7月15日週)は続落し、トップアウトを証左か7月11日には161....
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】7/22~7/26の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時155円台へ急落した。大きく米ドル買い・円売りにポジションが傾斜していたことから、米ドル売り・円買い材料に過敏に反応したためではないか。
また、介入警戒感の再燃で、米ドル/円と日米金利差の相関関係が復活し、金利差米ドル優位・円劣位縮小に米ドル売り・円買いで反応した可能性もある。
米景気の緩やかな減速、インフレ懸念後退との見方が続くようならば、今週も米ドル/円の上値は限られ、下値リスク拡大の可能性がある。予想レンジは154~159円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「未体験の円安」ではないだろう
日本からの資本逃避が懸念された円安、日本経済復活のために政策的に誘導した結果の円安など、過去にも記録的な円安が何度かあった。しかし、今回の円安はそれらとは異なる。では未だ経験したことのない円安かと言えば、そうでもないと考える。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「トランプ取引=米ドル高」説への疑問
トランプ氏の米大統領への返り咲きの可能性が高まると、それを織り込む「トランプ・トレード(取引)」は米金利上昇、株高、米ドル高をもたらすとの指摘が多いようだ。
この指摘は本当だろうか。改めてトランプ政権がテーマになった過去の「トランプ相場」を検証してみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「ユーロ/円介入」の可能性を考える
7月12日に、日本の通貨当局がユーロ/円について「レート・チェック」を行ったとの一部報道があった。「レート・チェック」とは、実際に為替市場へ介入する前段階の行動と理解されている。そこで、実際にユーロ売り・円買い介入が行われるかについて考えてみる。