米ドル の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
ロシア「米ドル売り警告」の影響は?
3日、ロシアが米ドルを売却し、ユーロや金にシフトするとの一部報道をきっかけに、米ドルが急落する場面があった。
ただ、5年MAとの関係で見ると、ユーロも金も相対的に「上がり過ぎ」圏の可能性。ビジネス感覚からすると、「上がり過ぎ」圏の相場を買う動きは限定的にとどまりそう。
吉田恒の為替デイリー
「仮想通貨バブル崩壊」相場との類似
暗号資産相場の下落リスクが続いているが、BTC/米ドルで見ると、2017年12月からの「仮想通貨バブル崩壊」相場とプライス・パターンが似ている。
この状況が続くなら、BTC/米ドルは2万5千米ドル程度まで続落、当面は基本的に4万米ドルを超えられない下落基調が続く見通しになる。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ高・米ドル安、「1月」との違い
ユーロ/米ドルが、1月に記録した高値に接近してきた。ただ当時と異なり、最近は独金利上昇に伴うユーロ高の側面が大きそう。
その意味では、最近にかけてのユーロ高・米ドル安に比べて、米ドル安・円高の反応が鈍いのも、今回は「米ドル安」より「ユーロ高」の側面が強いためということかもしれない。
吉田恒の為替デイリー
BTCの「底値」、そしてリスクオフとの関係
BTC/米ドルの下落が広がっているが、2017年以降のプライス・パターンを参考にすると、3万米ドル程度で底打ちする可能性があり、2万5千米ドルは割れない見通し。
過去の暗号資産暴落では、それに遅行する形で株価急落などリスクオフが起こっただけに、引き続き要注意か。
吉田恒の為替ウイークリー
対ユーロなどでの「米ドル安再燃」は対円に波及するか!?
米ドル/円は108円半ば~109円半ば中心の方向感の乏しい小動きが続いている。これに対してユーロ/米ドルなどは年初来のユーロ高値・米ドル安値に急迫するなど、米ドル安再燃が鮮明。
米ドル/円の「我が道を行く」構図が続くか、それとも対ユーロなどでの米ドル安再燃に引きずられ、108円半ば割れに向かうか注目。
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル高再開「遅延」とNFPショックの影響
2021年に入ってから、為替相場は総じて金利差、とくに「米金利次第」の構図が続いている。その米金利は4月にかけて空前の「上がり過ぎ」となった可能性があった。
その反動に加え、先週発表された米雇用統計の「ネガティブ・サプライズ」の影響などもあり、米金利急騰再燃は意外に手こずりそう。そうであれば、米ドル高の本格再燃もまだ先か。
吉田恒の為替デイリー
米ドル買い戦略は106円まで変わらない!?
4月に入り米ドル反落となっているが、投機筋のポジションなどを見ても、米ドル買い・円売り戦略に著変はないようだ。
過去の実績を見ると、投機筋のポジションの変化は、米ドル/円の120日MA(移動平均線)が比較的うまく説明できそうだ。その意味では、足元で106円程度の120日MA以上では、米ドル買い戦略が基本的に続くのではないか。
吉田恒の為替デイリー
米金利上昇「終了」の可能性を考える
4月にかけての米金利上昇は、90日MAとの関係などで見ると空前の「上がり過ぎ」であり、最近にかけての金利低下はその反動ということが基本だろう。
それにしても、行き過ぎた金利の反動が、トレンド自体の終了か、それとも一時的なトレンドに対する逆行に過ぎないかは、経験的には景況感が重要な意味を持ってきた。
その意味では、ISM指数などがすでに歴史的な景況感改善となっている中で、それを上回り、米金利のさらなる上昇をもたらすことは、予想以上に難しいかもしれない。
吉田恒の為替ウイークリー
「米金利低下=米ドル安」継続で108円割れも!?
先週の米ドル/円は米金利低下に連れて続落した。注目されるのは、米景気「絶好調」でも米金利低下が広がったことだが、「上がり過ぎ」の反動の影響が大きいだろう。
「上がり過ぎ」反動の米金利低下はまだ続く可能性あり。その影響で米ドル/円も続落リスクあり。米国株も徐々に「上がり過ぎ」の兆しが出てきた点は注目か。
吉田恒の為替デイリー
米金利上昇再燃は秋以降になる!?
米金利の行き過ぎた動きの修正はどのようなシナリオになるか、過去のケースから考えてみた。まずは、「上がり過ぎ」反動で90日MAまで金利低下の可能性あり。
行き過ぎた動きの反動は、1)トレンド転換と2)あくまで一時的なトレンドへの逆行に大別されたが、後者の場合でも改めて高安値を更新したのは半年以上も先だった。
以上から、米10年債利回りが3月末高値を更新、上昇再燃となるのは秋以降の可能性も !?
吉田恒の為替デイリー
ゴールド反発の理由とその「限界」
金相場、ゴールドは、2020年夏頃からこれまで以上に米金利との逆相関関係が強くなっていた。この関係を参考にすると、最近にかけての金相場反発は、米金利急騰一服の影響が大きいだろう。
金相場と米金利の逆相関関係がこの先も続くなら、金相場の反発は米金利低下終了で一巡する可能性あり。1800米ドル以上は金相場の目先的な反発の限度の可能性も。
吉田恒の為替デイリー
米景気「絶好調」でも米ドル反落の理由
3月の米景気指標は、雇用統計やISM景況指数など軒並み予想を大きく上回る改善となっているが、米金利は低下し、それに連れる形で米ドルも反落となっている。
米景気が絶好調でも、米金利低下=米ドル反落となったことを説明できそうなのは、移動平均線からのかい離率などが示していた空前の米金利の「上がり過ぎ」ということではないか。
吉田恒の為替ウイークリー
FOMC後の米金利急騰の「理由」と今後の行方
先週の米ドル/円は、FOMC(米連邦公開市場委員会)後の米金利上昇の加速などの影響で、109円近辺での高止まりが続いた。最近の米ドル/円は滅多にないほど「米金利次第」となっている。
FOMC後の米金利上昇の加速は、コロナ後のある規制緩和措置終了を受けた米国債売り急拡大といった需給悪化への警戒が主因か。
ただ米金利は、短期的には空前の「上がり過ぎ」が続く。経験的には、「上がり過ぎ」の修正はFOMC後に本格化することがあるため、今週の動きに注目。
吉田恒の為替デイリー
円安トレンドへの転換の見極め方
米ドル/円が110円に近づいてきた。90日MA(移動平均線)との関係で見ると、小動きが続いた2017年以降で、90日MAを2%以上上回るこの動きは、小動きの終わりや米ドル一段高への変化の兆しとしても注目。
トレンド判定で参考になる52週MAとの関係からすると、111円までは一時的な米ドル反発、111円を上回るなら米ドル高・円安へのトレンド転換の可能性が高まりそう。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ反落が広がりやすくなった理由
ユーロ/米ドルの反落が広がっている。ユーロ/米ドルは2020年9月にも大きく反落したが、今回の反落はそれを上回る動きとなってきた。
2020年9月と今回の違いは金利差との関係。金利差との関係が正常化し、行き過ぎたユーロ買い・米ドル売りの修正(ユーロ売り・米ドル買い)が広がりやすくなっている可能性あり。
吉田恒の為替ウイークリー
米金利上昇クライマックスで米ドル高も一服!?
米金利上昇に連れるかたちで米ドルは先週、一時108円半ばまで一段高となった。ただ、米金利は「上がり過ぎ」懸念が強く、一旦低下に向かう可能性あり。
米ドル高・円安はテクニカルにおける重大分岐点を迎えている可能性あり。金利低下に向かったとして米ドル安となるのか?株価の動向も鍵になる可能性。
相場一点喜怒哀楽
米ドル/円はコロナショックで乱高下した値幅の中心まで回復
米ドル/円相場は円安方向を保ちながら、一目均衡表では雲を上抜け、遅行スパンが好転する強気局面入りとなっています。以下の図...
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は円売り加速、豪ドル/円は反落基調
米ドル/円 週間予想レンジ:105.50~108.00メインストラテジー:押し目買い・米ドル高の流れが強まる・受動的な円売り加速・米...

