米ドル の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
「米利上げショック」の記憶
前回の米利上げ局面の開始は2015年12月だったが、慎重に行われたものの直後は株価が急落したため、2度目の利上げは1年後と大幅に遅れるところとなった。
今回はインフレ対策の影響で、前回より余裕のない中で利上げを開始せざるをえなくなっているとみられるため、株価などへの悪影響はさらに懸念されることになりそうだ。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
「ユーロの戻りはどこまでか」が当面の焦点
ラガルド総裁の発言により、ECBは政策方針を大転換
英中銀は政策金利を0.25%追加利上げ
ユーロ/米ドルは戻り売りが加速
ユーロの戻りはどこまで進むのか
吉田恒の為替ウイークリー
「ユーロ本位制」で考える当面の為替の行方
先週2月3日のECB会合以降、ユーロは一段高。これが新たなユーロ高の始まりなのかは、米ドル/円などの目先の行方を考える上でも鍵を握っている可能性あり。
テクニカルな焦点は、この間のレンジ上限、1.14米ドルからのユーロ「上放れ」が続くか。そして、もう1つはユーロ高の道先案内役である独金利上昇が続くか。
吉田恒の為替デイリー
「パウエル豹変」と「ラガルド豹変」の類似
2月3日ECB会合後のラガルド総裁発言から、「独金利上昇=ユーロ高」は一段と拡大した。これは、2021年11月末「パウエル発言」後と似たイメージと受け止められた可能性あり。
実際的に、ユーロ高がさらに広がるかは、独金利上昇が目先的にどこまで続くかが鍵になりそう。
吉田恒の為替デイリー
米雇用統計後の米金利、米ドルへの影響
「先行指標」の1つ、ADP統計の「ネガティブ・サプライズ」などにより、1月NFP悪化への懸念が浮上した。
もしもNFP「ネガティブ・サプライズ」となっても影響は限定的との見方もある。ただ、米金利の短期的な「上がり過ぎ」懸念の状況などからすると、ある程度、「米金利低下=米ドル下落」といった影響は要注意ではないか。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
目先はリスク回避の米ドル買いが一服する可能性も
FRB議長の発言で揺れた世界の株式市場
円安より米ドル高が優勢、ユーロ/米ドルは下値を試す動きも
米ドル/円は再び115円を割り込むか
吉田恒の為替デイリー
「米ドル高・円安第二幕」は時期尚早か
FOMCを境に米ドル高・円安が再燃した。
ただ米国株、米金利の動向を見る限り、年初来の米ドル高値を大きく更新する「米ドル高・円安第二幕」に向かう条件が揃う状況にまだ至ってはいないのではないか。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
「米ドル高と円安の巻き戻し」もそろそろ一巡となる可能性
年明けの米ドル/円はやや波乱含みの展開
市場の勝手に期待、勝手に失望、に注意
米ドル/円は115円近辺がしばらく目安に
ユーロ/米ドルは戻り売りに押される形に
吉田恒の為替ウイークリー
短期的な米ドル安リスクの可能性
米ドル/円は年明け直後の一段高から、先週は一転して急落。この中で、テクニカルには目先的な米ドル下落リスク拡大の示唆が増えた。
52週MAとの関係などからすると、米ドル安トレンドへの転換議論は時期尚早ながら、目先的な一定程度の米ドル下落リスクには要注意か!?
吉田恒の為替ウイークリー
1月の為替を予想する
その年の相場の流れは、「January Effect(1月効果)」という言葉のように1月の流れで決まる可能性があり、そしてそんな1月相場は、経験的には年明け早々に決まる可能性がある。
米金利は短期的に「上がり過ぎ」懸念が強いため、目先的な「米金利上昇=米ドル高」には限りがありそう。ただ、目先的に米ドル安となっても、それはあくまで一時的な動きで、年末にかけて120円を目指す米ドル高が続くとの考えが基本。
吉田恒の為替ウイークリー
「新年大相場」の前倒しとその方向を考える
年明け後に相場が大きく動く「新年大相場」が、カレンダーの関係から2021年は1週間早く、つまり今週から早々に始まる可能性にも注目。
大相場となった場合、肝心の方向性は米ドル高 or 米ドル安!? 米ドル/円と高い相関関係が続いてきた米金利との関係で考えると、目先的な「米金利上昇=米ドル高」には自ずと限度ありか。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
米・英・欧の中央銀行はインフレ抑制重視で「正常化」に傾く
新型コロナウイルスからインフレへの対応へシフト
英中央銀行は利上げを決定するも、市場にはリスク回避の懸念も
米ドル/円は米ドル買いが優勢か
田嶋智太郎の外国為替攻略法
2022年為替相場展望、米ドル/円は引き続き強気の流れ
2021年の振り返り。米ドル高の1年
スピード感を求められる2022年の金融政策正常化
米ドル/円は引き続き強気の流れ
吉田恒の為替デイリー
2022年の豪ドルを予想する
インフレ、物価上昇が続く中で、資源国通貨の豪ドルは、原油相場などの影響が強くみられるようになっている。その原油相場は、中長期的な高値限界圏に達している可能性あり。
金利差の影響などから、豪ドル安・米ドル高トレンドが続きそう。
【2022年 予想レンジ】 豪ドル/米ドル:1豪ドル=0.65~0.75米ドル 豪ドル/円:1豪ドル=75~82円
吉田恒の為替ウイークリー
米金利と原油で考える米ドル高の行方
先週の米ドル/円は年初来高値を更新、一時115円突破寸前まで上昇した。米金利上昇傾向が続いたことと、対ユーロなどで米ドル一段高となったことに連れたためか。
米金利は短期的に「上がり過ぎ」のため、さらなる米ドル高への影響は限られそう。
ユーロ安・米ドル高は米金利上昇以上にこの間原油相場の影響が大きかったか。その原油相場、WTIの5年MAかい離率などを見ると中長期的な「上がり過ぎ」懸念強い。原油高限界なら、ユーロ高・米ドル安への戻りが限られる可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
原油高が続いた理由、そして反転の鍵とは?
WTIが80米ドルを大きく上回るなど原油高が続いてきた。この背景は世界的カネ余り、そしてESG投資により化石燃料の長期開発ストップなどの影響など。
原油高抑制の有効策は「世界一の産油国」で需給調整役の立場にある米国のシェール原油増産。それが出来ず、応急策の国家備蓄放出で原油高の流れが変わるのは本来考えにくい。
ただWTIの5年MAからのかい離率等で見ると、2010年以降では中長期的に最大の「上がり過ぎ」となるなど、「上がり過ぎ」懸念が強くなっているということはある。


