米ドル の記事一覧

吉田恒の為替ウイークリー 円安「サイクル・トップ」という可能性
11月5日の米雇用統計発表は予想より良い結果だったが、米金利は低下、それに連れて米ドル/円も反落となった。これは米金利の短期的な「上がり過ぎ」の反動が主因か。 米雇用統計発表をきっかけに、米金利の短期的な「上がり過ぎ」の修正が本格化し、米ドル高・円安が「サイクル・トップ」を付けるパターンが今年2回あった。今回もその可能性に注目。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 主要通貨の対米ドル・ポジション総点検
2021年は全般的に米ドル高の進行が目立ったが、ただ対米ドルでの主要通貨のポジションは必ずしも一様ではなかった。 足元で対米ドルでの売り越しが大きいのは円、豪ドル。一方、ユーロ売り越しは小幅に過ぎず、英ポンドやNZドルは逆に買い越しとなっている。
吉田 恒
田嶋智太郎の外国為替攻略法 クロス円の上値期待もあり、なおも根強い円の先安観
米ドル/円は115円の壁を突破するか ユーロ/米ドルは週足「雲」を下抜けるか
吉田恒の為替デイリー 豪州金利急騰と豪ドル高のリスク
豪州金利が先週後半急騰した。RBAの金利上限方針見直し思惑が急浮上したことがきっかけ。 豪ドル/米ドルもテクニカルに重要な分岐点にあることから、この豪州金利上昇の落ち着き次第で当面のトレンドを左右する可能性あり。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 11月の米ドル/円を予想する
米金融緩和の政策転換を織り込む形で、米2年債利回りが急騰。これに連れる形で米ドル/円も10月に一気に115円に迫るまでの一段高となった。 米ドル/円一段高の道先案内役となった米2年債利回り急騰だったが、短期的にはさすがに異常なほどの「上がり過ぎ」が懸念されてきた。過去の似たケースを参考にすると、米2年債利回りは一時的に比較的大きく低下する可能性もある。 それが米ドル/円にどう影響するかが、11月相場の注目点か。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 米ドル/円急騰が一服した背景、今後の鍵は?
114円を超えるまでの米ドル/円一段高を正当化したのは、いわゆる「テーパリング」の早期開始で始まる米国の超金融緩和政策の転換を織り込む米2年債利回りの急騰。 米2年債利回りを90日MAからのかい離率などで見ると、短期的には空前の「上がり過ぎ」の可能性が出てきた。 米ドル/円は先週末にかけて反落したが、米2年債利回りの短期的な「上がり過ぎ」の反動に伴う低下次第では、113円割れへさらなる下落リスクが試される可能性もあるだろう。
吉田 恒
田嶋智太郎の外国為替攻略法 米ドル/円は月足「雲」を上抜けなら印象が一変する
目先の焦点は114.55円処を上抜けるか 米ドル/円の下値を支える要因とは ユーロ/米ドルはどこまで値を戻すか
吉田恒の為替ウイークリー 「止まらない円安」が「止まる」鍵とは?
米ドル/円は先週一気に114円まで急騰、その中でこれまで相関関係が続いてきた日米金利差からのかい離も目立ってきた。 その割に、米ドル「上がり過ぎ」、円「売られ過ぎ」の懸念はまだ強くない。 止まらない米ドル高・円安が一段落する鍵として、1つには米金利、特に米2年債利回りの短期的「上がり過ぎ」の影響が挙げられる。そして中長期的には購買力平価との関係に注目したい。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 113円が射程に入ってきた米ドル高・円安
米9月の雇用統計の発表を受けて、早期テーパリング開始の見通しは不変として米金利が上昇、米ドル/円も年初来高値を更新してきた。これにより、113円が射程に入った米ドル高の模索が続く可能性あり。 米ドル高・円安のリスク・シナリオは、テクニカルに見てまだ脆弱性が残っている米国株か。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 投機筋のポジションで考察!対米ドル「売り余力」大の通貨
米超金融緩和政策の転換の可能性が浮上する中、米ドル買いの拡大も続いている。ただ一部のデータを見る限り、米ドル買いリスク拡大にはまだ余地がありそう 対米ドルで「売られ過ぎ」懸念があるのは豪ドル。一方対米ドルでの「売り余力」が大きそうなのはユーロなど。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 豪NZ金融政策会合の影響を考える
5日豪州、6日NZの金融政策会合が続く。この中でとくにNZは利上げ予想も少なくない。ではNZ利上げなら、NZドル高となるか? 豪ドル/米ドルもNZドル/米ドルも、予想以上といえるほど米金利の影響が強い。その意味では、NZ利上げでも、最近の米金利上昇が続くかの方が、NZドル/米ドルの行方ではより重要になる可能性あり。
吉田 恒
田嶋智太郎の外国為替攻略法 米ドル買い優勢の流れは一旦落ち着きか
金融政策の方針に対する温度差 今月の米雇用統計から見える動向にも注目
吉田恒の為替デイリー 株価「中国ショック」と為替の関係
中国の大手不動産開発会社のデフォルト懸念などを主なきっかけに世界的な株安、「中国ショック」が拡大した。こういった中で、ユーロ/米ドルなども、金利差より株価との連動が強くなった。 NYダウなどで株価の動きを見た場合、テクニカルには「コロナ後」の株高トレンドが正念場を迎えている可能性がありそう。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 米ドル/円「FOMC相場」を予想する
FOMC後の為替相場はボラティリティが上昇する可能性が高い。米ドル/円は2ヶ月以上も109~110.5円中心の小動きが続いているが、FOMCが脱・小動きのきっかけになる可能性に期待。 新たなトレンドの手掛かりとして、FOMC後の米金利上昇の再燃と米国株安拡大の可能性に要注意か。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「中国リスク」の豪ドルへの影響を考える
ここに来て「中国リスク」への注目が拡大しているが、豪ドルは以前に比べて中国要因との連動性が薄れている。それは豪州と中国の外交関係悪化などの影響とされる。 最近の豪ドル/米ドルは、豪米金利差との相関性が高くなっているが、これは米国の金融緩和政策転換が注目されている影響もあるのではないか。
吉田 恒
陳満咲杜流 FXプライスアクション 米ドル/円は底堅い展開。豪ドル/円は大幅続伸、そろそろ頭打ちか
米ドル/円 日足週間予想レンジ:109.00~110.70メインストラテジー:レンジ取引・ドル指数の値動きとの乖離・調整波継続も穏や...
陳 満咲杜
田嶋智太郎の外国為替攻略法 対米ドルでのユーロ・英ポンドの戻りも、そろそろ一巡か
米雇用者数、8月は市場予想を下回るサプライズ 9月以降の雇用者数は再び増加傾向を強める可能性も ユーロ・英ポンドに対する米ドル売りの流れは一服か
吉田恒の為替デイリー 豪ドル「乱高下」の背景を探る
一時0.71米ドルまで急落した豪ドルが、先週は0.75米ドル近くまで反発するなど荒れた値動きが目立っている。急反発の一因は、「売られ過ぎ」の反動か。 豪ドルは2021年すでに対米ドルで1割以上も下落。これは米金利上昇に伴う金利差豪ドル優位縮小のトレンドと重なっている。金利差のトレンドが変わらない限り、基本的には豪ドル下落トレンドが続く可能性が高いだろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米政策転換とマネー逆流、翻弄される新興国
米国の金融政策転換は、これまで、基本的に外資への依存の高い新興国経済を翻弄してきた。 米緩和局面では、「米国→新興国」といった資金の流れから、新興国の多くは実力以上の通貨高となった。そして、米緩和見直しでは、「新興国→米国」といった流れから、新興国通貨の多くは大幅な下落リスクが拡大するところとなった。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー クロス円「底値圏」の可能性を考える
8月にかけて主要なクロス円は軒並み大きく下落したが、基本的に52週MA前後で踏みとどまり、経験的にはあくまで一時的な下落に過ぎない可能性となっている。 本来、株価と順相関のクロス円が7月以降株高を尻目に「異例の下落」となった動きは、じつは米金利低下の影響があったようだ。ただ、その米金利も「下がり過ぎ」圏にあることからすると、上述の「一時的な下落に過ぎない」といった判断とも一致する。
吉田 恒