ドル円 の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
続・黒田緩和転換で円高になるのか?
日銀がYCCを止めても、先進国の長期金利は基本的に連動するため、日本の10年債利回りの上昇は米10年債利回りとの関係を参考にすると、0.7~0.8%程度までがせいぜいか。
日本の10年債利回りが一段と上昇した場合、保有国債の含み損拡大に伴う日銀の債務超過転落への懸念から、「円金利上昇=円買い」から「円金利上昇=円売り」に変わる可能性にも要注意。
吉田恒の為替デイリー
黒田緩和転換で円高になるのか?
12月20日の日銀のYCC(イールドカーブ・コントロール)見直しを受けて、米ドル/円は一時130円割れ寸前まで急落した。これは日米金利差からかい離、日本の10年債利回りの上昇に反応した結果だった可能性。
日銀は10年債利回りの上限を0.5%まで拡大したが、早々に10年債利回りはその上限近くまで上昇した。円高が、10年債利回りの上昇を手掛かりとするなら、目先的には一巡の可能性。
12:42
ストックボイス
【為替】黒田緩和修正で、今後米ドル/円はどう動くか?
・12月20日、黒田総裁主導の金融政策が修正されたことで相場が急変し、円が130円割れ寸前まで急騰した。・主要国の長期金利は連...
吉田恒の為替デイリー
2023年の「円高リスク」を考察する
円安は、10月の151円で終わった可能性がある。では、2023年中にどこまで円高が進むリスクがあるか?
米金利低下を通じた米ドル安は限られる見通し。一方、黒田緩和修正に伴う円金利上昇は気になるものの、少なくとも2023年中は限られる見通し。そのため、円高リスクの拡大にも自ずと限度があるとの見方が基本ではないか。
吉田恒の為替デイリー
黒田緩和修正の円高リスクとは?
ポスト黒田総裁で日銀の金融政策が変更された場合の「円金利上昇=円高」リスクについて考えてみた。
結論としては、継続的に130円を超える米ドル安・円高になるということではないようだ。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
【為替】2023年は「転換の年」、市場はより柔軟な対応が求められる
2023年の外国為替相場の行方とは。カギを握る2つの局面
アフター黒田を見据えた日銀の動向にも注目
テクニカル面から探る為替相場の動き
ユーロ/米ドルは、不況への警戒感が強まる
吉田恒の為替デイリー
インフレに翻弄されたFRBと米ドル
1年前、FOMCメンバーの見通しとして示された2022年末のFFレートは0.9%だった。結果的にFOMCは約1年で3%以上もの大幅利上げを余儀なくされた。
約40年ぶりの本格的なインフレによって、米金融政策と米ドルなど為替相場が大きく翻弄された1年だったことを、改めて振り返ってみる。
吉田恒の為替デイリー
FXの投資戦略が変わる可能性
2022年に、記録的な米ドル高となったのは、大幅な米利上げの影響が大きかった。2023年は米国の金融政策の変動率が、2022年に比べて大きく低下する見通しとなっていることから、米ドル/円のボラティリティも大きく低下する可能性がある。
それに伴いFXの投資戦略も米ドル買い一辺倒から、2023年には変わる可能性がありそう。
吉田恒の為替デイリー
米ドル高・円安はどこまで戻せるのか
11月以降の米ドル急落で、米ドルは足元で140円程度の120日MAを大きく割り込んだ。経験的に、これは米ドル高から米ドル安へトレンド転換した可能性を示している。
米ドルはすでに151円台で天井を打っており、今後の上昇も足元で140円程度の120日MAを大きく、長く超えない程度にとどまるとの見通しが基本になりそうだ。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円大相場の翌年は小動きになるか?
2022年の米ドル/円年間値幅は、1990年以降では最大となった。では、勢いづいた大相場は2023年も続くのだろうか。
経験的には、このような大相場の翌年は、前年より値幅が3~5割も縮小するなど、一転して「小動き」になることが多い。
吉田恒の為替デイリー
「PPI・CPI大相場」の振り返り
最近にかけて、PPIやCPIといった代表的な米インフレ統計発表直後に、米ドル/円が一方向へ2~3円といった具合に大きく動くケースが続いてきた。
12月9日発表の米11月PPIは、前年同月比上昇率が前回から1%程度と大きく低下するとの事前予想になっているだけに、米ドル/円の反応が注目される。
吉田恒の為替デイリー
米ドル全面安の一因に「変化」の兆し
先週にかけての米ドル全面安は、米ドル買いポジション手仕舞いに伴う米ドル売りが一因と考えられたが、米ドル売りもかなり進んだ可能性があった。
ただ、なお米ドル買い・円売りポジションの相対的な大きさは目立つだけに、来週にかけてFOMCなどの注目イベント次第で、もう一波乱は要注意か。
吉田恒の為替デイリー
円安150円からの「変化」を確認する
米ドル/円は120日MAとの関係で見ると、既に151円で天井を打った可能性がある。一方で、米金利や90日MAかい離率との関係を見ると、短期的には米ドル「下がり過ぎ」懸念が拡大している。
5年MAかい離率を見ると、中長期的な米ドルの「割高」は修正されつつもなお要注意段階。そのため、米ドル買いが再開しても、投資額の抑制、ストップロスなど損失を限定化させる工夫が必要になりそう。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
グランビルの法則曰く、米ドル/円は買いなのか
パウエルFRB議長発言が米ドル売りを誘う
“アフター黒田”を見据えて
米ドル/円は一時134円割れの水準へ
ユーロ/米ドルの上値余地の行方は
吉田恒の為替ウイークリー
12月の米ドル/円を予想する
11月以降、それまでから一変して米ドル安・円高が急加速となった。この米ドル安・円高がいつまで続くかについて、①ポジション調整の米ドル売りが年内で一巡するか、➁米ドルの短期的な「下がり過ぎ」拡大が130円までに一巡するかの2点に注目
12月の米ドル/円の予想レンジは130~137.5円を想定
吉田恒の為替デイリー
2023年の米ドル/円を予想する
2023年は、米インフレ対策の利上げから利下げへの転換が予想されるため、米ドル/円も米ドル安・円高へのトレンド転換が明確になりそう。ただ、今のところ米利下げは限定的にとどまるとの見通しであるため、米ドル安・円高も130円を大きく割れる可能性は低いのではないか。
2023年中の米ドル/円のメイン・シナリオは130~150円レンジ中心で想定。
130円を大きく割り込む米ドル安・円高に拡大するなら、米国のリセッションが本格化。その場合、予想以上の大幅利下げに向かう可能性があると考えられる。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円「米金利離れ」の理由
11月に入ってから、米ドル/円と米金利の連動性が薄れ、米ドルの下落リスクが目立っている。
これは、米ドル買いポジション手仕舞いに伴う米ドル売りの影響が大きいのではないか。年内最後の注目イベントである12月FOMCまで、その影響には注意が必要ではないか。
吉田恒の為替ウイークリー
円安トレンドの転換を試す正念場続く
米ドル上値の重い展開が続いているが、米ドル売りの主役は米ドル買いポジション手仕舞いではないか。
チャート的には、この間の米ドル高・円安トレンドをサポートしてきた120日MA割れ含みとなり、米ドル下値の正念場となっている。
綱渡りが続くものの、個人的には米利上げが続く中での米ドル下落は限られると考えている。
今週の米ドル/円予想レンジは、137.5~141.5円を想定。
吉田恒の為替デイリー
米ドル安・円高の基本シナリオとは?
過去5回の米ドル安・円高トレンドを参考に、今後のシナリオについて考えてみた
2022年10月の151円から米ドル安・円高トレンドが始まっていると仮定する。これが2年以上続き、その中で米ドルが2割以上下落するなら、今回の米ドル安・円高は2024年以降にかけて続き、その中で120円以下までの米ドル安・円高に戻るといった計算になる