・12月20日、黒田総裁主導の金融政策が修正されたことで相場が急変し、円が130円割れ寸前まで急騰した。

・主要国の長期金利は連動性が強くなっており、最近のマーケットは、ボラティリティの高いものに反応する。2022年3月以降はアメリカの金融政策に反応していたが、ここ1週間は日銀サプライズに反応した。

・今回の円高は、単純に日本の金利上昇に米ドル/円相場が反応したものと考えられる。

・今後、YCC(イールドカーブ・コントロール)をやめた場合にも、継続的な円高要因には限度があるだろう。