吉田恒の為替ウイークリーの記事一覧

チーフ・FXコンサルタントの吉田恒による週間為替展望です。注目通貨ペアの相場動向を解説します。

週の第1営業日に更新
吉田恒の為替ウイークリー
米金利で考える「一時的米ドル安」のシナリオ
米ドル/円は1月からの上昇トレンドラインを割り込み、下落リスクが試される状況が続いている。鍵を握るのは相関関係にある米金利か。 米金利は米10年債利回りの90日MAからのかい離率などを見ると、「下がり過ぎ」懸念が強くなってきた。リスクオンが続く中での米金利「下がり過ぎ」拡大には自ずと限度がありそう。
米ドル/円と米金利、米金融政策の関係
先週米ドル/円は一時110円割れの急落となった。これは金利差から見た「上がり過ぎ」の反動と、この間の小動きの「レンジ」ブレークで下落に弾みがついたためか。 米ドル/円に影響する米金利の行方については、6月FOMCで急浮上した米金融緩和見直しへの思惑が過剰反応だったか否かが鍵になりそう。
少し意外だった「雇用統計相場」の謎解き
先週の米ドル/円は一時111円台後半まで上昇したが、注目の米雇用統計でNFP(非農業部門雇用者数)が予想より良かったにもかかわらず反落となった。これは金利差から見て行き過ぎた米ドル高・円安が続かなかったということではないか。 当面の米ドル/円は、米金利上昇の再燃までは1%程度の反落をはさみながら、じりじりと上値を切り上げていく展開の可能性が高いのではないか。
7月の為替を予想する
6月のFOMC以降、為替相場のテーマは「コロナ後の景気回復」から、「金融緩和の見直し」に変わり、その結果「道先案内役」も米10年債利回りから米2年債利回りに変わった可能性がある。 その米2年債利回りは、すでに短期的な「上がり過ぎ」懸念が強くなっている。米金利、米ドルとも、まだしばらくは上値の重い展開が続く可能性が高いのではないか。
米ドル高「FOMC大相場」の舞台裏と今後のポイント
先週のFOMCの後から、為替相場は米金融緩和見直しの織り込みがメイン・テーマになった。その意味では、これまでの米10年債利回りにかわり、金融政策を反映する米2年債利回りが為替相場に大きく影響する状況が続く可能性あり。 ただその米2年債利回りに、先週までに記録的な「上がり過ぎ」となった可能性が出てきたので、その修正で米金融緩和見直しをテーマとした米ドル急騰も一息つく可能性はある。
米金利低下の「謎」と米ドル/円への影響
米ドル/円に影響の大きい米金利が、2ヶ月以上続いた狭いレンジを先週にかけて下放れた。ただこれが、4月から続いた「上がり過ぎ」修正によるものなら、米金利低下は最終局面の可能性もあるだろう。 米ドル/円は上昇トレンドの中の一時的な下落局面と考えられるが、それが108円台でとどまるか、106~107円までの続落となるかは、米金利低下リスク次第ではないか。
ポスト米雇用統計の為替相場の見通し
過去2ヶ月、NFPの予想比に対する結果が示す一般的な方向と、米金利がむしろ逆に動くことが続いたが、今月は「予想より悪いNFPで米金利低下」といった教科書通りの展開となった。これは、米金利の「上がり過ぎ」が是正された影響が大きいのではないか。 「上がり過ぎ」が是正されたことで、今後「コロナ後の米景気回復」に、米金利上昇=米ドル高といった具合に素直に反応しやすくなってきた可能性がありそうだ。
6月の米ドル/円を予想する
米ドル/円は先週、約1ヶ月続いたレンジ相場を上抜け、目先は米ドル高値を試す動きとなりそう。そのままこの間の高値を更新、111円を上回る動きになるかが6月相場の最大のテーマか。 その鍵を握るのは米ドル/円が連動する米金利か。一時の「上がり過ぎ」も是正されたことで米金利上昇再燃となるか。ただ「大きな上がり過ぎ」修正には、予想以上に時間がかかったという過去のデータもある。 今週、相次いで発表される注目の米景気指標発表結果に対する米金利の反応が、「米金利上昇=米ドル高」再燃の行方を探る上での試金石になりそう。
対ユーロなどでの「米ドル安再燃」は対円に波及するか!?
米ドル/円は108円半ば~109円半ば中心の方向感の乏しい小動きが続いている。これに対してユーロ/米ドルなどは年初来のユーロ高値・米ドル安値に急迫するなど、米ドル安再燃が鮮明。 米ドル/円の「我が道を行く」構図が続くか、それとも対ユーロなどでの米ドル安再燃に引きずられ、108円半ば割れに向かうか注目。
米インフレ懸念拡大の中、米ドル上げ渋りの理由
先週、米金利が急騰すると、それに連れて米ドル/円も一時109円台後半へ上昇、これは、米インフレ懸念の影響とされた。ただ米インフレ統計の予想以上の結果が続く中でも、週後半は米金利、米ドルとも頭打ちに。 米金利は依然「上がり過ぎ」で、さらなる上昇余力が限られた可能性がある。そもそも、インフレ率上昇自体は、実質金利低下を通じ通貨安要因。
米ドル高再開「遅延」とNFPショックの影響
2021年に入ってから、為替相場は総じて金利差、とくに「米金利次第」の構図が続いている。その米金利は4月にかけて空前の「上がり過ぎ」となった可能性があった。 その反動に加え、先週発表された米雇用統計の「ネガティブ・サプライズ」の影響などもあり、米金利急騰再燃は意外に手こずりそう。そうであれば、米ドル高の本格再燃もまだ先か。
相場観が分かれてきた米ドル/円、では正しいのは?
米ドル/円は先週も続落したが下落ペースは鈍かった。これは米金利が下げ渋ったことに加え、マーケットでは下落はあくまで一時的として、米ドル買い戦略に著変ないためではないか。 ただ経験的には、米金利はまだ低下が続く可能性あり。米金利との関係からすると米ドル/円の下落リスクはなお続く可能性があるものの、足元で106円台の120日MA以上で推移している中では、米ドル買い戦略に著変なく、米ドル/円の下落も限定的にとどまりそう。
「米金利低下=米ドル安」継続で108円割れも!?
先週の米ドル/円は米金利低下に連れて続落した。注目されるのは、米景気「絶好調」でも米金利低下が広がったことだが、「上がり過ぎ」の反動の影響が大きいだろう。 「上がり過ぎ」反動の米金利低下はまだ続く可能性あり。その影響で米ドル/円も続落リスクあり。米国株も徐々に「上がり過ぎ」の兆しが出てきた点は注目か。
米ドル109円割れの可能性はあるのか?
米金利低下に連れる形で米ドル/円は先週109円割れ近くまで反落したが、米金利が下げ渋る中で、米ドル/円も週末にかけて小反発。 米金利の下げ渋りは、株高が続く中では金利の「上がり過ぎ」修正も進みにくいことが一因か。その株高、NYダウの52週MAからのかい離率などに、株安に転換する兆しあり!?
4月の米ドル/円を予想する
米ドル/円は111~112円という重要水準に迫ってきた。米ドル/円自体にとくに「上がり過ぎ」、「買われ過ぎ」懸念は強くないが、連動している米金利は空前の「上がり過ぎ」が続いているだけに、重要水準前に上昇一服となるか否かは、米金利の動向が鍵か。 一方、52週MAを長く、大きく上回る今回の値動きは、米ドル/円の上昇がトレンドとして展開している可能性を示している。反落の動きとなっても、あくまで一時的の可能性。
下がっても106円前後、2023年120円超へ!?
米ドル/円は先週まで5週連続で52週MAを上回った。経験的には、これは一時的ではなく、継続的な米ドル高・円安トレンドが展開している可能性が高いことを示している。 そうであるなら、一時的な下落も当面106円を「大きく」「長く」は割れない程度にとどまり、2023年にかけて120円を超える米ドル高・円安が始まっている可能性に注目。
FOMC後の米金利急騰の「理由」と今後の行方
先週の米ドル/円は、FOMC(米連邦公開市場委員会)後の米金利上昇の加速などの影響で、109円近辺での高止まりが続いた。最近の米ドル/円は滅多にないほど「米金利次第」となっている。 FOMC後の米金利上昇の加速は、コロナ後のある規制緩和措置終了を受けた米国債売り急拡大といった需給悪化への警戒が主因か。 ただ米金利は、短期的には空前の「上がり過ぎ」が続く。経験的には、「上がり過ぎ」の修正はFOMC後に本格化することがあるため、今週の動きに注目。
FOMCと「米金利上昇=米ドル高」の転換
米金利はさすがに短期的には「上がり過ぎ」懸念がきわめて強くなっている。ただそれが修正に向かう手掛かりがなかなかつかめない。 FOMCの意識とは別に、相場が今週の注目イベントのFOMCを口実に、米金利「上がり過ぎ」の修正に向かう可能性はある。 最近の米ドル/円は米金利が主役の日米金利差と連動。このため、米ドル/円の行方も注目イベントのFOMCを前後した米金利の動向次第か。
米金利上昇クライマックスで米ドル高も一服!?
米金利上昇に連れるかたちで米ドルは先週、一時108円半ばまで一段高となった。ただ、米金利は「上がり過ぎ」懸念が強く、一旦低下に向かう可能性あり。 米ドル高・円安はテクニカルにおける重大分岐点を迎えている可能性あり。金利低下に向かったとして米ドル安となるのか?株価の動向も鍵になる可能性。
3月の為替を予想する
米ドル/円は先週一段高。米ドル金利急騰に連れた面が大きかっただろう。ただ、米金利は短期的に「上がり過ぎ」懸念が強くなっているため、目先的には米金利上昇=米ドル高にも限界の可能性。 米金利急騰は、先週は株急落要因ともなった。米金利上昇一服で株安も一段落となるか。それとも株安が続くようなら、株安=米ドル安・円高の可能性にも注目か。