吉田恒の為替ウイークリーの記事一覧

チーフ・FXコンサルタントの吉田恒による週間為替展望です。注目通貨ペアの相場動向を解説します。

週の第1営業日に更新
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】2/17~2/21の米ドル/円を予想する
先週(2月10日週)の米ドル/円は一時155円近くまで上昇したものの、その後は152円割れ近くまで下落と上下に大きく振れる展開となった。 その背景にはインフレ再燃懸念の一方で、僅かに景気減速の兆しもあり、米金利の方向性が定めにくいことがある。 ただ米金利上昇を大前提とした「トランプ・トレード」の一部には見直しの痕跡もあり、その意味では「米金利上昇=米ドル高」は限られそうだ。今週(2月17日週)の予想レンジは149.5~153.5円。
【為替】2/10~2/14の米ドル/円を予想する
先週(2月3日週)の米ドル/円は日本の金利上昇、米金利低下により日米金利差米ドル優位が大きく縮小する中、一時150円台まで一段安となった。 トランプ関税への懸念などを受けた米金利上昇はすでに「行き過ぎ」でその修正が起こっている可能性がある。それならば、さらなる金利差米ドル優位縮小次第で米ドルに続落の余地もあるのではないか。今週(2月10日週)の米ドル/円予想レンジは149~153円。
【為替】2月および2月3日週の米ドル/円を予想する
1月の米ドル/円は1月20日のトランプ大統領就任式前後から反落に転じた。「トランプ関税」への警戒感後退で米金利が低下したことが主因か。 2月はトランプ関税、そして米国株安などをにらみながら、リスクオンのトランプ・トレード修正が続くかが焦点。 トランプ・トレード修正が続くなら、2月の米ドル/円は上値限られ、下値余地拡大の想定として、152~158円で予想。(2月3日週予想は最後をご参照ください)。
【為替】1/27~1/31の米ドル/円を予想する
先週(1月20日週)の米ドル/円は155円台中心に方向感の定まらない展開が続いたが、「トランプ関税」への警戒感が後退したことなどを手掛かりに一時米ドル安・円高に振れる場面もあった。 投機筋のポジションを見ると、過去最高に迫るまで拡大した米ドル買い越しが先週は縮小した。これは「トランプ関税」関連取引の「行き過ぎ」修正が始まり出した可能性を感じさせる。 「トランプ関税」関連取引の「行き過ぎ」修正は基本的に「米金利低下=米ドル安」要因。以上を踏まえ、今週の米ドル/円は152.5~157.5円で予想。
【為替】1/20~1/24の米ドル/円を予想する
先週(1月13日週)の米ドル/円は一時155円割れへ大きく反落。米金利の大幅低下が主因か。 今週(1月20日週)はトランプ大統領就任式や日銀の金融政策決定会合が予定されている。それらを受けて日米金利差米ドル優位縮小が続くかに注目。 トランプ関税リスクを試した米金利上昇の反動が続くとの考えから、米金利低下から米ドル安・円高へ振れやすい展開を予想。米ドル/円の予想レンジは152.5~157.5円。
【為替】1/14~1/17の米ドル/円を予想する
先週(1月6日週)の米ドル/円は高値更新が続いたが、「トランプ関税」を巡る報道や米国株急落をきっかけに反落する場面も何度かあった。 米ドル/円上昇が続くかは、引き続き米金利上昇が続くかが鍵となる。しかし、株安が拡大した場合それに追随し米ドル/円が下落に転じる可能性も浮上してきた。 今週(1月13日週)の米ドル/円は高値圏で神経質な展開か。ただ米金利や米国株の動向次第では反落するリスクもありそう。今週の予想レンジは155~160円。
1月および1月6日週の米ドル/円を予想する
12月の米ドル/円は158円まで大きく上昇。主因は米金利上昇の可能性。 1月は米金利上昇が続くかに注目。米国株安が拡大する中、米金利上昇の転換は近いのではないか。そうであれば、米ドル/円はこの間の高値の161円更新に至らず反転するとの考えから、1月の予想レンジは155~161円で想定したい。(1月6日週の予想は最後をご参照ください)。
【為替】12/23~12/27の米ドル/円を予想する
注目された日米の金融政策会合を受けて、米ドル/円は158円近くまで一段高となったが、12月20日(金)には比較的大きく米ドル安・円高に戻した。 今週はクリスマス週間で薄商いになりそう。ただし、ここ数年は年末にかけて意外に大きな値動きが続いた。 米ドル/円は12月に入り大きく米ドル/円上昇した分の反動を予想。今週の予想レンジは154~158円。
【為替】12/16~12/20の米ドル/円を予想する
先週(12月9日週)の米ドル/円は、日米金利差米ドル優位・円劣位の拡大を受けて大きく米ドル高・円安へ戻す展開となった。 今週(12月16日週)も日米の金融政策をにらみ金利差拡大がどこまで続くかに注目。ただ米金利上昇にも自ずと限度がありそうで、そうした見方が正しければ米ドル高・円安も限られそう。 今週の米ドル/円の予想レンジは151~155円。
【為替】12/9~12/13の米ドル/円を予想する
先週(12月2日週)の米ドル/円は、前週(11月25日週)からの急落が一服、150円をはさんでの一進一退となった。 過去2年連続で「12月の円高」だった。3年連続となるかは、過去2年続いた「年末にかけての米金利低下」が鍵になるのではないか。 今週(12月9日週)の米ドル/円の予想レンジは147~152円。
【為替】12月および12月2日週の米ドル/円を予想する
11月の米ドル/円は156円まで上昇したものの、月末にかけては150円割れへ反落。 注目された米大統領選挙でのトランプ氏勝利後は「米金利上昇=米ドル高」予想が多かったが、早々に行き詰ったのはなぜか。 52週MAの示唆からは、12月以降も米ドル安・円高が続く可能性あり。それらを参考にすると、12月の米ドル/円の予想レンジは145~152円。12月2日週の予想レンジは147円~152円。
【為替】11/25~11/29の米ドル/円を予想する
先週(11月18日週)の米ドル/円は、154円台中心に方向感ない展開に終始。 今週(11月25日週)は、後半が米感謝祭で薄商い、小動きが続く可能性あり。新たな方向性が出るテーマとして、1)日銀の12月追加利上げ観測、2)「トランプ・トレード」のポジション調整、3)ユーロ安・米ドル高が続くか、以上の3つについて考察してみる。 基本的には米ドルの上値は重く、動くなら下落方向とのイメージで、今週の予想レンジは151.5~156.5円。
【為替】11/18~11/23の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は157円近くまで一段高となったが、11月15日(金)に大きく反落した。この時期特有の年末にかけての円売りポジションの調整が影響した可能性がある。 トランプ氏の大統領選挙勝利を受けた米ドル高が、8年前の「トランプ・ラリー」ほど長く続かず、すでに終わりつつある可能性にも注目。 その場合、米ドル買い・円売りポジション手仕舞いの米ドル安・円高への影響が大きくなることから、今週の米ドル/円は151.5~156.5円で想定する。
【為替】11/11~11/15の米ドル/円を予想する
米大統領選挙でのトランプ氏の勝利を受けて米金利が急騰、米ドル/円も155円に迫る一段高となったが、週後半に米金利は上げ幅を縮小し、米ドル/円も反落。 トランプ氏がインフレを再燃させかねない選挙公約の実行を急がないとの見方も浮上、これにより「米金利上昇=米ドル高」も一段落の可能性が注目されてきた。 過去2年のように年末にかけて米ドル買いポジションの損益確定売り拡大にも注目。今週の米ドル/円は150~155円のレンジで予想する。
【為替】11月の米ドル/円を予想する
10月の米ドル/円は、前月までと一変、大きく米ドル高・円安に戻す展開となりました。主因は米経済の軟着陸期待を受けた米金利上昇。 ただし、米金利上昇、米ドル高とも、52週MAとの関係などテクニカルには「行き過ぎ」の可能性。トランプ氏の復活など日米政治要因を受けて、「行き過ぎ」がさらに拡大するか。 11月の米ドル/円は、「米金利上昇=米ドル高」の限界を確認、「行き過ぎ」の反動もあり得るとの考えから、予想レンジは147~156円で想定。
【為替】10/28~11/1の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時153円台へ一段高となった。米大統領選挙での「トランプ勝利」の可能性から米金利が上昇したことや、120日MAブレーク等テクニカルな影響か。 日米の政治、金融政策会合、そして雇用統計等の重要な米経済指標発表など、今週からの2週間は大注目イベントが目白押しになる。 今週の米ドル/円は、150~155円中心のレンジで波乱含みの展開を予想する。
【為替】10/21~10/25の米ドル/円を予想する
先週(10月14日週)の米ドル/円は、一時8月1日以来の150円台に乗せたものの、週間値幅は7月第1週以来の2円未満にとどまる小動きとなった。 今週(10月21日週)も手掛かり材料難だが、まだ先ながら11月1発表予定の米10月NFP(非農業部門雇用者数)について「急悪化」予想が出始めたのは気になる。 今週(10月21日週)の米ドル/円予想レンジは147~152円だが、2円程度のレンジを中心とした小動きが続く可能性もありそう。
【為替】10/15~10/18の米ドル/円を予想する
先週は雇用統計発表後の米ドル一段高を引き継いだものの、149円台では米ドル上値も重い展開になった。 FRB(米連邦準備制度理事会)の雇用関連指標重視と見られる影響か、それ以外の指標への反応が限られる傾向あり。次回の雇用統計発表まで「米金利上昇=米ドル高」は緩やかにとどまる可能性がありそう。 今週の米ドル/円は147~152円の予想レンジながら、方向感の乏しい展開が続くのか。
【為替】10/7~10/11の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は、10月4日発表の米雇用統計が予想より強い結果となったことを受けて149円近くまで一段高となった。米雇用悪化トレンドが早々に終了した可能性すら浮上したことで、今後の米利下げ見通しが後退した影響が大きそう。 ただしテクニカルに見ると、すでに米ドル/円が下落トレンドに転換していると仮定するなら、一時的な上昇は足下150.2円の52週MAを大きく越えない可能性が高い。今週の米ドル/円の予想レンジは147~152円。
【為替】10月の米ドル/円を予想する
米ドル/円は9月に140円割れとなったが、FOMCの0.5%大幅利下げ後は反発に転じた。 米ドル反発がさらに続くのか。鍵は米雇用動向、そして米経済のソフトランディング。 10月は米ドル反発の限界を確認するタイミングと考えている。米ドル/円の予想レンジは140~147円。