吉田恒の為替ウイークリーの記事一覧
チーフ・FXコンサルタントの吉田恒による週間為替展望です。注目通貨ペアの相場動向を解説します。
週の第1営業日に更新
![吉田恒の為替ウイークリー](/mwimgs/8/7/726m/img_876553dd3a2f0ddfbb8e489dd9333620224262.png)
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1月の米ドル/円を予想する
米ドル/円は2022年12月には130円割れ寸前まで急落した。ただこの米ドル安・円高は日米金利差からのかい離が目立っている。
一方、ユーロ/米ドルと独米金利差の事情は異なる。ユーロ高・米ドル安は金利差と整合的。
米ドル売り・ユーロ買いがどこまで続くかに注目。それが一巡すると、金利差から見る行き過ぎた米ドル安・円高も修正される可能性。1月の米ドル/円は128~138円で予想。
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金利との連動も復活してきた米ドル/円
11月以降の米ドル急落も一段落した可能性。
クリスマスが近づき方向感が出にくいものの、連動性が復活した米金利の上昇を手がかりに、米ドル高・円安の再開を目指す展開か。
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CPI、FOMCなど年内最後の「注目ウィーク」
11月以降の米ドル急落をもたらした大きな要因となった可能性があるポジション調整の米ドル売りが峠を越えつつあるなら、CPIやFOMCを受けても米ドル下落拡大には自ずと限度がありそうだ。
米ドル反発は、テクニカルには11月30日のパウエル発言をきっかけに米ドル下放れが起こる前までの保合い下限、137円半ばを大きく超えられるかが目安になりそうだ。
今週の米ドル/円予想レンジは133~138円を想定。
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12月の米ドル/円を予想する
11月以降、それまでから一変して米ドル安・円高が急加速となった。この米ドル安・円高がいつまで続くかについて、①ポジション調整の米ドル売りが年内で一巡するか、➁米ドルの短期的な「下がり過ぎ」拡大が130円までに一巡するかの2点に注目
12月の米ドル/円の予想レンジは130~137.5円を想定
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円安トレンドの転換を試す正念場続く
米ドル上値の重い展開が続いているが、米ドル売りの主役は米ドル買いポジション手仕舞いではないか。
チャート的には、この間の米ドル高・円安トレンドをサポートしてきた120日MA割れ含みとなり、米ドル下値の正念場となっている。
綱渡りが続くものの、個人的には米利上げが続く中での米ドル下落は限られると考えている。
今週の米ドル/円予想レンジは、137.5~141.5円を想定。
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CPIショック以降の米ドル急落は一段落したのか
先週は基本的に米ドル底固く推移。CPI、PPI発表後もFOMC利上げ姿勢に著しい変化がなかったことが確認され、米金利も反発気味の展開となった影響が大きいようだ。その一方、米ドルの上値も重く、ポジション調整の米ドル売りが影響した可能性。
今週は、感謝祭関連で週半ば以降薄商いが予想される。その中で米ドル/円は138.5~142.5円中心のレンジで、米ドル高・円安への戻り余地を探る展開を予想。
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1998年の円高への急転換とは違う可能性
先週、11月10日のCPI発表をきっかけに、米ドル/円は一気に138円台まで急落となった。今回と比較的近い例として150円近くで米ドル高・円安が終わった1998年の場合は、その後ほんの2ヶ月で110円割れ近くまで米ドル急落が広がった。
今回と1998年の大きな違いは米金融政策。1998年の場合はFRBが緊急利下げに転じたことが米ドル一段安の一因と見られたのに対し、今回はまだ利上げが続く見通しとなっていることを考えると、米ドル安は限られるのではないか。
今週の米ドル/円予想レンジは137~142.5円
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FFレート5%超で円安155円超という可能性
11月2日のFOMCを受けて、金利市場ではFFレートが2023年6月に5.25%まで引き上げられるといった見通しに上方修正された。これをこの間米ドル/円との関係に当てはめると、米ドル高・円安は155円を超えるまで続く可能性も出てきたことになる。
今週の最大の注目材料は10日の米10月CPI発表だが、基本的には、なお高い物価上昇が続くと予想されているだけに、それらを手掛かりに米ドル高・円安再燃の可能性に注目か。今週の米ドル/円の予想レンジは145~150円中心。
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11月の米ドル/円を予想する
米インフレ懸念は根強いものの、一方で米景気減速への懸念も浮上し、徐々に米利上げの「最終到達点」が視野に入り始めてきた。
米ドル/円は、そんな米利上げを受けた米金利上昇に連れてここまで上昇してきた。その関係がこの先も続く場合、FFレートの最終到達点が5%なら米ドル高・円安は155円程度、FFレートが5.5%まで引き上げられるなら、米ドル高・円安は160円を目指す見通し。
日本の通貨当局は、米金利の動向などを見ながら、150円を大きく超えるなら円安阻止介入を強化する可能性。以上を踏まえ、11月の米ドル円は145~153円で予想。
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「止まらない円安」が止まった理由
先週はついに150円の大台も突破、米ドル一段高となったが、その後米利上げ見通し下方修正の動きが広がり、米金利が低下したところで日本の通貨当局による米ドル売り介入も行われたと見られ、米ドルは急落となった。
これにより米ドル陽線も9週連続で一段落となり、この間続いた米ドル高値更新の流れも一息ついた可能性がある。今週の予想レンジは、145.5~150.5円を想定。
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円安の「止まらない理由」と「止まる理由」
米インフレ是正が鈍い中で、インフレ対策に伴う「米金利上昇=米ドル高」にはなお終わりが見えない。
一方5年MAかい離率などで見ると、循環的な米ドル高の動きは、すでにいつ終わってもおかしくない段階を迎えているものの、その中で米ドル高・円安トレンドの「延長戦」が続いているというのが現在の状況か。
今週の米ドル/円の予想レンジは145.5~150.5円を想定。
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CPI、介入など波乱要因目白押しの為替
24年ぶりの米ドル売り介入後、米ドル/円は膠着気味の展開が続いた。ただ今週はCPIの発表が予定されている。このところCPI発表後に一気に一方向へ約3円も動くなどボラティリティが急騰する展開が続いているため、膠着相場も分岐点を迎えそうだ。
改めて介入との攻防劇となる可能性もあることを踏まえ、今週の予想レンジは143~148円を想定。
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10月の米ドル/円を予想する
9月FOMCで利上げ見通しが大きく上方修正されたことから、米ドル高・円安は150円を目指す可能性も出てきた。
こうした中で日本の通貨当局は24年ぶりに米ドル売り・円買い介入に出動した。これは特定の水準を防衛するものではなく、節目の水準を抜けて相場が不安定になった時にけん制する可能性が高そうだ。
以上を踏まえ、10月の米ドル/円は140~148円中心の展開を想定する。
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FOMCと介入を受けた米ドル/円の見通し
先週はFOMCと、その後実現した24年ぶりの円買い介入により米ドル/円は上下ともに大きな動きとなった。
ついに介入実現となったが、大きな米ドル高・円安の流れは変わらないのではないか。まだ当面140円を大きく割れることすらなく、145円を超えると1998年の米ドル高値147円台更新トライの可能性が髙そうだ。今週の予想レンジは140~146円中心で想定。
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米ドル/円「FOMC相場」を予想する
8月CPI発表を受け、米利上げシナリオは上方修正された。9月21日のFOMCをにらみながら、米2年債利回りが4%を超えてくるようなら、145円以上の米ドル高も現実味を増しそうだ。
日本の米ドル売り・円買い介入は、一気に1998年の米ドル高値、147円台の更新を目指すようになった場合は、数兆円といった予想以上の規模で実現する可能性に要注意か。
今週の予想レンジは141~146円中心。
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「怒涛の円安」が145円寸前で一服した理由
先週の米ドル/円は145円寸前まで一段高、「怒涛の円安」が急拡大した後に、一時は141円台まで米ドルが急反落となった。急過ぎた米ドル高・円安の反動が入ったようだ。
週足で米ドルが長い「上ヒゲ」となったことで、急ピッチの米ドル高・円安も一服の可能性。ただ米大幅利上げ観測が続く中、140円を大きく割り込むような米ドル下落リスクの拡大も考えにくそう。
高いボラティリティが続いていることも踏まえると、今週は139.5~144.5円中心での展開を予想。
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9月の米ドル/円を予想する
FRBが大幅利上げ方針を維持し、それを参考にする米2年債利回りに米ドル/円が連れるといった構図が続く中では、当面米ドルの下落は限られ、高値を模索する展開が続きそうだ。
ただ145円前後になると、米ドルは短期、中長期ともに「上がり過ぎ」懸念が強まるため、ちょっとしたきっかけでも行き過ぎの反動から米ドル反落リスクが高まりかねない。
9月の米ドル/円予想レンジは137.5~145.5円
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ジャクソンホール後の米ドル/円の考え方
注目されたジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言を受けて、米インフレ・ピークアウトの可能性が出てきたものの、大幅利上げ姿勢には変化はないことが再確認された。
これにより、当面の米ドル反落は限られ、7月に記録した高値更新の可能性が高まったのではないか。今週の米ドル/円は、135.5~139.5円中心の展開を予想。
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米ドル高値更新、140円トライの可能性も
先週の米ドル/円は一時137円台まで米ドル一段高となった。今週も注目イベントであるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長による「タカ派発言」への警戒から米ドル買いを試す展開が続きそう。
この間の米ドル高値更新の可能性にも注目。予想レンジは135.5~140円中心。
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米ドル/円は「下がり過ぎ」修正リスクに注目
先週の米ドル/円は、米インフレ指標が予想を下回ったことに反応、一時131円台まで米ドル急落となった。ただこれは、米金利から見ると米ドル「下がり過ぎ」の可能性がある。目先、「下がり過ぎ」修正の米ドル反発リスクに注目。今週の予想レンジは131.5~135.5円。
ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルはこの間のレンジを上放れ。これが新たな米ドル安シグナルなのか「ダマシ」なのかも慎重に見極めたいところ。