吉田恒の為替ウイークリーの記事一覧
チーフ・FXコンサルタントの吉田恒による週間為替展望です。注目通貨ペアの相場動向を解説します。
週の第1営業日に更新

【為替】7/14-7/18の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一段高。この間のコアレンジを上抜けたことで、さらに上値試しが続く可能性あり。
円売りの中心は、投機円「買われ過ぎ」の修正か。円買いポジションの損失転落で円売り拡大にも要注意。
今週の米ドル/円は146~150円で予想。
【為替】7/7-7/11の米ドル/円を予想する
注目された米6月雇用統計が予想外の強い結果となったことで、先週(6月30日週)の米ドル/円は一時145円まで反発した。
次の焦点は「トランプ減税」成立への反応。政権1期目は米金利上昇の一方で米国株と米ドルは下落、「悪い金利上昇」となったが今回はどうか。
米金利上昇でも米国株が下落するのであれば、米ドル/円も上昇から下落へ転換するのではないか。今週(7月7日週)の予想レンジは142~146円。
【為替】7月および第1週の米ドル/円を予想する
6月の米ドル/円は、前月と同じように142~148円中心の方向感の定まらない展開となった。この主因は日米金利差に方向感のない展開が続いたことか。
7月は雇用統計発表やトランプ減税の議会審議などをきっかけに米金利が大きく動く可能性がある。米金利が低下すればもちろん米ドルは下落し、逆に米金利上昇の場合でもそれを尻目に米ドルが下落する「悪い金利上昇」になる可能性がありそう。
7月の米ドル/円はこの間のレンジ下放れ、140~147円で予想する(第1週予想は最後をご参照ください)。
【為替】6/23-6/27の米ドル/円を予想する
先週(6月16日週)の米ドル/円は146円台までじりじり上昇が続いた。
米ドル高・円安の背景は、グローバルな債券需給不安の後退に伴う米ドル買い戻し、またホルムズ海峡封鎖リスク・ヘッジで過大な円買いポジション整理が広がったことなどが挙げられる。
米ドル反発の余地を試す展開が続く中、今週(6月23日週)の米ドル/円予想レンジは143~148円。
【為替】6/16-6/20の米ドル/円を予想する
米ドル/円は過去1ヶ月、142~146円中心に方向感の定まらない展開が続いた。
先週(6月9日週)は後半にイスラエルとイランの軍事衝突リスクが浮上、一旦米ドル売りで反応したものの、原油価格の高騰やインフレ再燃への懸念からその後は米ドル高・円安へ転じた。
今週(6月16日週)は日米の金融政策発表が予定されている。中東情勢などを受けた日米の金融政策の見通しが最大の焦点となる。米ドル/円は、基本的に上値が限られるとの見方に変わりなく、142~146.5円のレンジで予想する。
【為替】6/9-6/13の米ドル/円を予想する
先週(6月2日週)の米ドル/円は米中首脳電話会談などをきっかけに、週末にかけて一時145円まで上昇した。
5月以降の米ドル/円は基本的に142~146円中心で推移。米ドル/円の上昇は146円突破が分岐点だが、日米短期金利差などを考えると大きく超える可能性は低そう。
今週(6月9日週)の米ドル/円は142~146.5円で予想する。
【為替】6月および第1週の米ドル/円を予想する
5月は一時的に大きく米ドル高・円安に振れる場面も何度かあったが、継続的な展開とはならなかった。対米投資見直しなどの動きから、継続的な米ドル高・円安の可能性が低下している印象である。
米景気への懸念が一時より和らいだが、米財政リスクや日銀追加利上げ観測などをきっかけに米ドル安・円高余地が拡大する可能性がありそう。
6月の米ドル/円は139~147円で予想(第1週予想は最後をご参照ください)。
【為替】5/26-5/30の米ドル/円を予想する
先週(5月19日週)の米ドル/円は反発力の鈍さが目立つ中で142円台まで下落が拡大した。一時、米国債が急落し、「米国売り」再燃のリスクが浮上した影響が大きかったのではないか。
日増しに米ドルの弱さが目立ち始めた印象がある。背景には、米ドル資産の為替ヘッジなど新たな米ドル売りの拡大もありそう。
今週(5月26日週)の米ドル/円は140~144.5円で予想する。
【為替】5/19~5/23の米ドル/円を予想する
先週(5月12日週)は、予想以上の米中関税率大幅引き下げ発表を受けた世界的な株価急騰の中、米ドル/円も週明け早々148円まで急騰した。ただ、すぐに下落に転じると、週末には一時145円割れとなった。
米ドル安・円高へ戻した一因は、米国からの円高圧力への警戒である。今週(5月19日週)は日米の為替協議が行われる可能性がありさらに注目を集めそう。
ただ米国からの円高圧力を表面化させる可能性には懐疑的だ。今週の米ドル/円予想レンジは143~147円で方向感が定まりにくい展開か。
【為替】5/12~5/16の米ドル/円を予想する
「世界貿易戦争」懸念が後退したため、先週(5月5日週)の米ドル/円は、一時146円まで反発した。
「世界貿易戦争」や「米国売り」リスクの後退は、逆にトランプ政権の円安など外国通貨安への不満を再燃させる可能性がある。
「米国売り」リスクが継続しても、そのリスクが後退しても、米ドル高・円安への戻りは限られそうだ。今週(5月12日週)の米ドル/円は142~147円で予想する。
【為替】5月および第1週の米ドル/円を予想する
4月の米ドル/円は最大で10円以上も下落、一時140円割れとなった。トランプ米大統領の相互関税発表以降、「米国売り」となったことが主因である。
5月の最大の焦点は「米国売り」再燃を回避できるか。もしも回避できても、米景気減速が続くなら米ドル高・円安への戻りは限られそう。
5月の米ドル/円予想レンジは137~147円。(第1週予想は最後をご参照ください)
【為替】4/21~4/25の米ドル/円を予想する
先週(4月14日週)の米ドル/円は安値を更新し、一時141円台に続落した。「米国売り」は一服したが、日米の関税を巡る交渉で円高圧力が強まることへの警戒などが材料視された模様だ。
「米国売り」リスクが残る中での米ドル安・円高誘導は、制御不能の米ドル安をもたらしかねない。「米国売り」リスクが残る中では日米の為替調整も慎重になるのではないか。
今週(4月21日週)の米ドル/円は140~145円で予想する。
【為替】4/14~4/18の米ドル/円を予想する
先週(4月7日週)の米ドル/円は一時142円まで急落。株安の中でも米金利が上昇する「悪い金利上昇」が広がるなど急に米金融市場が不安定化し、米ドル安リスクも拡大した。
トランプ米大統領の相互関税発表をきっかけに株式、債券など米金融市場の不安定化が急拡大してきた。これを収拾できるまで米ドルの上値は重く、荒い値動きが続きそう。
今週(4月14日週)の米ドル/円は140~146.5円で予想する。
【為替】4/7~4/11の米ドル/円を予想する
トランプ大統領の相互関税発表をきっかけに米ドル/円は急落し、年初来の安値を更新、一時144円台まで下落した。
米ドル「売られ過ぎ」、株価も短期的には「下がり過ぎ」で、それらが米ドルの「下げ渋り」をもたらすことはありそうだが、米景気への懸念も強く米金利、そして米ドルの反発は限られそう。
以上を踏まえ、今週(4月7日週)の米ドル/円は144~150円で予想する。
【為替】4月および第1週の米ドル/円を予想する
3月の米ドル/円は146円まで続落した後に反発に転じた。日米金利差(米ドル優位・円劣位)縮小が一息ついたことが主因だろう。
ただ日本の金利が予想以上に大きく上昇したこと、また米景気の悪化がこの先顕在化する可能性もあり、「日米金利差拡大=米ドル高・円安」は限られそう。
4月の米ドル/円は145~152円で予想する。(第1週予想は最後をご参照ください)。
【為替】3/24~3/28の米ドル/円を予想する
先週(3月17日週)の米ドル/円は一時150円台に乗せるなど反発力を試す動きが目立った。米ドル売り・円買いポジション「行き過ぎ」修正への意識が強くなっているのではないか。
ただ日米の金融政策会合を経て、日米金利差(米ドル優位・円劣位)拡大は一段落。金利差拡大に限度があるなら、米ドル高・円安も自ずと限られそう。
今週(3月24日週)の米ドル/円は146~151円で予想する。
【為替】3/17~3/21の米ドル/円を予想する
先週(3月10日週)の米ドル/円は146円台で下落が一服。日米金利差縮小や投機筋の円買いが一巡したことが主な背景か。
米ドル/円の反発は、今週予定されている日米の金融政策決定会合などにらみながら日米金利差がどこまで拡大するかが目安。ただ最近にかけての日本の金利上昇、米金利低下を受けた日米金利差縮小の流れが大きく変わる可能性は低そう。
以上を踏まえ、今週(3月17日週)の米ドル/円は146~151円で予想する。
【為替】3/10~3/14の米ドル/円を予想する
先週(3月3日週)米ドル/円は、一時146円台まで下落が拡大。日米金利差縮小とヘッジファンドなど投機筋の積極的円買いが主導した模様。
投機筋の円買い越しは過去最高を大きく更新、「行き過ぎ」懸念も強くなってきた。ただ日米金利差拡大が限られるなら、円「買われ過ぎ」修正の円安への影響も限定的か。
今週(3月10日週)の米ドル/円は146~150円で予想する。
【為替】3月および第1週の米ドル/円を予想する
2月の米ドル/円は、前月からの下落が一段と拡大、150円の大台割れとなった。米ドル/円下落拡大の背景は、日米金利差(米ドル優位・円劣位)の大幅な縮小。
金利差縮小の流れは3月も続くと考えており、その場合、米ドル安・円高も続くと予想。3月の米ドル/円は144~152円で予想する(第1週予想は最後をご参照ください)。
【為替】2/25~2/28の米ドル/円を予想する
先週(2月17日週)の米ドル/円は一時149円を割れるまで急落。日本の金利上昇に加え、米景気減速への懸念から米金利も低下、日米金利差米ドル優位が急縮小したことが背景。
円の「買われ過ぎ」懸念が浮上してきた一方、「トランプ・トレード」を受けた米ドル「買われ過ぎ」の見直しも続いていると見られ、米金利上昇=米ドル高は限られそう。
以上を踏まえ、今週(2月24日週)の米ドル/円は147~151円と予想。