吉田恒の為替ウイークリーの記事一覧

チーフ・FXコンサルタントの吉田恒による週間為替展望です。注目通貨ペアの相場動向を解説します。

週の第1営業日に更新
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】5/13~5/17の米ドル/円を予想する
介入とみられる動きをきっかけに米ドル急落となった前週から一転、先週は「3回目の介入は出来ない?」との見方から155円台まで米ドル高・円安へ戻す展開となった。 先週の米ドル/円上昇は金利差からかい離が目立った。また米ドル買い・円売りも「行き過ぎ」懸念がある。 今週も3回目の介入をにらむ展開となりそうだが、米ドル買い・円売り「行き過ぎ」懸念もあり、徐々に目先的な米ドル高・円安の限界感が浮上する可能性もありそうだ。今週の米ドル/円は153~158円中心のレンジで予想。
【為替】5/7~5/10の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は、ついに160円まで上昇したものの、その後日本の円安阻止介入があったと見られ、一時は151円台まで急反落する大荒れの展開となった。 今週も介入との攻防が最大の焦点か。介入警戒で米ドルは上値重い小動きになるか、3回目の介入で急落になるか。予想レンジは150~156円中心。
【為替】5月の米ドル/円を予想する
4月の米ドル/円はこの間の高値を更新、上値を試す動きが続いた。それでも日本の通貨当局による円安阻止介入への警戒感が上値を抑制していいたが、4月26日の日銀会合後も介入が確認されなかったことから、それに失望した円売りで4月29日には160円まで円一段安に。 すでに米ドルは「買われ過ぎ」、また循環的な円安限界圏に達していることからさらなる米ドル高・円安にも限度がありそうだ。介入などのきっかけ次第で「行き過ぎ」の反動から米ドル安・円高に戻す可能性も。 5月の米ドル/円は150~162円のレンジで予想。
【為替】4/22~4/26の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は介入不在の中155円近くまで一段高となったが、日米韓財務相の円安・ウォン安懸念の声明発表をきっかけに介入警戒感が再燃。155円突破は回避された。 日米韓声明を受けて円安阻止介入はいつ行われてもおかしくなさそうだ。投機筋は大きく米ドル買いに傾斜している模様のため、介入実施なら円安は一段落する可能性が高いか。 今週の米ドル/円は150~155.5円で予想。
【為替】4/15~4/19の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は、約3週間も続いたわずか1円程度のレンジの小動きを上抜け、米ドル高値を更新すると、153円台へ一段高となった。 テクニカルな視点では、この間の小動きの上限152円がサポートとなり、次の大台155円を目指す局面にシフトした可能性があり、それを回避するための円安阻止介入との攻防が目先の焦点。 円安155円回避の介入はあるとの予想を前提に、今週の米ドル/円予想レンジは148~155円で想定したい。
【為替】4/8~4/12の米ドル/円を予想する
米ドル/円は先週も151~152円中心のレンジ・ブレークに至らず。 たった1円レンジの小動きもすでに2週間以上続き、今週はさすがにそろそろ抜ける可能性。ただ投機筋の米ドル買いポジションはかなり大きくなっており、円安阻止介入の可能性もあることから、基本的に米ドル高余地は限られ、米ドル安の場合のリスク大か。 今週の米ドル/円予想レンジは147.5~153.5円。
【為替】4月の米ドル/円を予想する
3月の米ドル/円は後半に上昇が再燃し、一気に2022年10月の高値を更新した。主因は絶対的に大幅な金利差を受けて根強い投機的米ドル買い・円売りの動きだろう。 これに対して2022年以来の日本の通貨当局による円安阻止介入の可能性も高まってきたようだ。 4月は投機の円売りvs為替介入の攻防が中心となり、145~154円で荒れた展開を予想。
【為替】3/25~3/29の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は日銀会合後から一段高となり、一気にこの間の高値、151.9円更新目前に迫りました。主因は、絶対的に大幅な金利差円劣位を受けた投機的円売り拡大でしょう。 投機的円売りが続くかどうかが今週の最大の焦点。今週は日本企業の年度末、そして3月29日(金)からグッドフライデーで欧米の多くの市場が3連休となるため、米ドル高値更新が回避されると円売りポジション調整が広がる可能性もありそうだ。以上から米ドル/円は148.5~152.5円で予想。
【為替】3/18~3/22の米ドル/円を予想する
先週は米インフレ指標の予想より強い結果を受けて米金利が上昇。それに連れる形で米ドル/円も149円まで反発。 今週は3月19日(火)の日銀会合、20日(水)のFOMCに注目が集まり、米ドル高・円安をトライする可能性が高そうだ。 ただ、年初来の米ドル高値更新には至らないとの考えから、今週の米ドル/円の予想レンジは148~151円で想定したい。
【為替】3/11~3/15の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時147円割れへ急落。主因は、保合い下放れをきっかけに行き過ぎた米ドル買い・円売り、金利差から見た行き過ぎた米ドル高・円安などの修正が一気に広がったことではないか。 今週の米ドル/円は144.5~148.5円中心に米ドル上値重い展開を予想。
【為替】3月の米ドル/円を予想する
米景気回復が続き、米インフレ再燃への懸念も浮上する中、米金利上昇に連れて2月の米ドル/円は約3ヶ月ぶりに150円台まで上昇。 米ドル高・円安は循環的な限界圏にほぼ達し、介入警戒感や米ドル買い・円売り「行き過ぎ」懸念もあることから、さらなる拡大余地には限度がありそうだ。一方で米ドル安・円高の拡大には米金利の大幅な低下が必要で、強い米景気が続く中ではそれも想定しにくい。 以上を踏まえ、3月の米ドル/円は147~152円で予想する。
【為替】2/26~3/1の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は小動きに終始。 「日本株高=円安」に変化の兆し。日本株投資の為替リスク回避を含めて円売り主導役の1つと見られる海外投機筋が円売り一段落なら、米ドル高・円安への影響にも注目。 今週の米ドル/円は148~151.5円中心で予想。
【為替】2/19~2/23の米ドル/円を予想する
先週は米インフレ指標の上ぶれをきっかけに米金利がこの間のレンジを上放れ、米ドル/円も約3ヶ月ぶりに150円台乗せとなった。 強い米景気にインフレ再燃がマーケットの新たなテーマに追加されたことで、米金利上昇を手掛かりに米ドル高値151円台をにらむ神経質な展開が続きそうだ。 今週の米ドル/円は148~151.5円中心で想定。
【為替】2/13~2/16の米ドル/円を予想する
先週は日銀副総裁発言などを材料に米ドル/円は149円半ばまで一段高となった。相場が大きく動きやすい日銀関連の材料で、米ドルの保合い「上放れ」が実現したということだろう。 副総裁発言後も円金利の低下は限定的なので、米金利上昇により米ドル「上放れ」を裏打ちできるかに注目。米金利上昇が限られるようなら、米ドル高も限定的か。 今週の米ドル/円の予想レンジは148~151円。
【為替】2月の米ドル/円を予想する
1月は一時149円近くまで大きく米ドル高・円安に戻した。12月までの米金利低下が一巡し、強い米景気指標の結果を受けて米金利が反発したことが主因。 2月の米ドル/円の行方を考える上では、米金利がどこまで上昇するかが最大の焦点。 円安はすでに循環的限界圏の可能性があるため、「米金利上昇=米ドル高・円安」も限られると予想。2月の米ドル/円予想レンジは145~151円。
【為替】1/29~2/2の米ドル/円を予想する
先週は年明けからの米ドル反発が一段落し、この間の米ドル高値圏で一進一退の展開となった。 先週発表された2023年10~12月期の米GDP伸び率は前期比年率3%以上と、予想より強い結果となるなど、未だ米景気に減速の兆しは確認できない。今週は雇用統計などの1月の米景気データを確認し、米金利と米ドルの新たな方向性を探ることになりそうだ。 今週の米ドル/円の予想レンジは146~150円。
【為替】1/22~1/26の米ドル/円を予想する
先週は148円を超えて一段と米ドル高・円安が広がった。きっかけは予想より強い米景気指標の結果などを受けて、米早期利下げ期待が後退し、米金利が上昇したこと。 米金利はテクニカルには分岐点を迎えている可能性あり。今週は2023年10~12月期米GDP発表などを受けて、「予想より強い米景気=米金利上昇」が続くかが、米ドル高・円安の行方を考える上でも最大の焦点。 難しいところだが、「米金利上昇=米ドル高」の限界は近いとの考え方から、今週の米ドル/円の予想レンジは145~150円とする。
【為替】1/15~1/19の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時146円台まで上昇したが、その後は反落。週足チャートで見ると2週連続長い「上ヒゲ」になるなど、米ドル高・円安伸び悩みの兆しも出てきた。 年明け以降の米ドル高・円安の理由を日米金融政策見通しの修正とする解説もあるが、実際は米景気を受けた米金利の影響が大きいだろう。 今週も142~147円で小売売上高など米景気指標の結果を見守る展開を予想。
【為替】1/9から1/12の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時146円近くまで急反発。主因は米金利の上昇。 ただ、米金利はすでに低下トレンドへ転換している可能性があり、そうであれば「米金利上昇=米ドル高・円安」も一時的、限定的の可能性。 今週の米ドル/円は142円から147円中心で、米金利上昇と米ドル/円反発の限界を試すイメージか。
【為替】1月の米ドル/円を予想する
12月の米ドル/円は、米金利低下に連れて140円割れ近くまで一段安となった。 1月は米景気減速の「程度」に注目。「緩やかな減速」なら、米金利「下がり過ぎ」修正で「米金利低下=米ドル安」も一服の可能性。ただ、「上がり過ぎ」修正で米国株が比較的大きく下落に向かう可能性があり、「米金利上昇=米ドル高」にも限度がありそうだ。 1月の米ドル/円は139~146円で米ドル反発の限界を確認する展開か。