米ドル/円は戻り切れない公算 週間予想レンジ:154.50~158.50

先週(7月15日週)は続落し、トップアウトを証左か

7月11日には161.99円までトライしたが、先週の米ドル/円は続落となった。7月11日に続き、7月12日、7月17日にも日本の通貨当局による為替介入があったと推測され、7月11日の長大線(大陰線)の効き目が一段と証左される形になった。

今週(7月22日週)の米ドル/円は戻りの限界を確認

今週は下落の速度調整があってもおかしくないが、過大だった円売りポジションの積み上げを考慮すると、戻りの限界が再度確認されるだろう。

テクニカル視点:下落波動のさらなる推進を有力視

米ドル/円は、2024年最初の為替介入が行われた4月29日以来の高値を6月26日に更新し、7月3日にはさらに高値を更新したが、先々週の反落や先週の続落でトップアウトを果たした可能性が高い。

7月3日の高値更新後に米ドル/円は反落し、先週は6月安値(154.54)へと接近して強気の変動レンジから下放れしたことを示唆している。それに加え、2023年12月の安値から引かれた支持ラインを完全に下回り、7月16日の陰線を早期否定(158後半以上に定着)できない限り、7月11日の長大線が支配的となり、今後、続落をもたらす見通し。

【図表1】米ドル/円(日足)
出所:筆者作成

豪ドル/円は保ち合いが先行 週間予想レンジ:103.50~107.00

先週(7月15日週)は大幅続落

先週の豪ドル/円は週足では再度大陰線を形成し、先々週の大幅反落を踏襲する形の大幅続落となった。先々週の反落がトップアウトのサインを点灯したこともあり、ここから強くても再度高値更新はないだろう。

今週(7月22日週)は保ち合いが先行か

豪ドル/円は、7月11日に高値更新してから大きく反落。値幅も拡大した形で日足における典型的な「弱気リバーサル&アウトサイド」のサインを点灯した。同サインが影響し先週の大幅続落がもたらされたことから、円安トレンドの終わりを示唆しているのではないか。

テクニカル視点:下値支持も厚いが、頭の重さを修正できない公算

先週は大幅続落し、7月11日の大陰線の支配力を証左する結果となった。そのため、7月17日の大陰線も反落変動の一環として数え、円安トレンドがすでに終焉したとみることもできる。この見方を否定するには、少なくとも108円台の早期回復が必要とされるだけに、ハードルが高いだろう。

半面、一気に104円台半ばまでの急落自体、やや「スピード違反」の可能性もあり、4月末や5月末高値前後にて形成された元抵抗ゾーン(≒104円台)が一転して支持ゾーンになる可能性もある。しばらく保ち合いが先行すると予想。

【図表2】豪ドル/円(日足)
出所:筆者作成