FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】40周年の「プラザ合意」を振り返る
1985年9月22日に、日米欧の先進5ヶ国、G5の財務相および中央銀行総裁会議が緊急発表した為替合意は、会議が行われたNYプラザ・ホテルから「プラザ合意」と呼ばれた。
2025年9月22日は、その「プラザ合意」から40周年になる。歴史的な多国間による為替調整合意であるこの「プラザ合意」について振り返ってみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「小泉・円高」、「高市・円安」なのか?
日銀の今後の利上げ見通しは、自民党総裁選の結果で大きく変わる可能性があるのではないか。
有力2候補、高市氏と小泉氏では日銀利上げ見通しがどう変わるかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「FOMC相場」を考える
9月17日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利下げはほぼ確実視されているものの、利下げ幅や今後の利下げ見通しなどについてはまだ見方が分かれている。
このFOMCの結果が、米ドル/円の今後の行方にどのように影響するかを考えてみる。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】FOMC0.25%の利下げ確実視か、年末時点の金利見通しに注目
現在のファンダメンタルズ:CPI(消費者物価指数)は予想通り、FOMC(米連邦公開市場委員会)への影響はなし
米ドル/円チャート(週足)、引き続き上値は重いが収束の動きに
米ドル/円チャート(日足)、12日にゴールデン・クロスとなったが、転換も早そう
ユーロ/米ドルは高値圏からの上放れがあるのか
ユーロ/円は7月高値を上抜け後に反落
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】9/16-9/19の米ドル/円を予想する
米ドル/円は146円半ば~148円半ばのたった2円のレンジ中心の小動きが、すでに1ヶ月以上続いている。
小動きが長期化した主因は、日米金利差縮小などの米ドル安要因に対する鈍い反応である。今週(9月15日週)は日米金融政策発表など重要なイベントを受けて、この鈍い米ドル安反応が変わるかに注目したい。
今週の米ドル/円の予想レンジは145~149円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】通貨安誘導封じを確認した日米共同声明
9月12日公表された日米財務相共同声明では、過度な通貨安誘導を封じる考え方が繰り返された。これまでの経緯から、ベッセント財務長官主導の印象がある。
その意味では過度な円安誘導封じとともに、自民党総裁選を意識したアベノミクス再来へのけん制という狙いもあったかもしれない。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
【為替】レンジ続く米ドル/円相場、トレンドが見えてきた豪ドル/円
長いスパンでトレンドを取るトレードをするなら豪ドル/円
なぜ豪ドル/円が強いのか
8月RBA(オーストラリア準備銀行)会合で利下げ発表も今後の利下げには慎重
吉田恒の為替デイリー
【為替】金利差からかい離広がる「円安の謎」
ここ数ヶ月で、米ドル/円、ユーロ/米ドルとも金利差との関係が大きく崩れた。前者は金利差ほどに円高にならず、後者は逆に金利差以上にユーロ高になっている。この背景で何が起こっているかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円安許容上限、2つの「Bシーリング」
1990年代の米クリントン政権は円高誘導策を進める中で円安の許容上限も設定、それは「ベンツェン・シーリング」とされた。
トランプ政権が円高誘導策を行う中でも、円安許容上限「ベッセント・シーリング」が150円程度に設定されている可能性があるのではないか
吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ通貨政策のポスト石破への影響
ベッセント財務長官は以前、「トランプ政権は、米国との不均衡な貿易関係を助長するマクロ経済政策をもはや容認しないと貿易相手国・地域に警告してきた」と述べた。
「米国との不均衡な貿易関係を助長するマクロ経済政策」とは、普通に考えたら「過度な通貨安をもたらす金融、財政政策」という意味だろう。では、それが「ポスト石破」政権の経済政策にどう影響するか考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・「石破退陣」は為替にどう影響するか?
石破総理が退陣することを表明した。私は7月24日付け「『石破退陣』は為替にどう影響するか」というレポートを書いたが、その時の考え方と今でもあまり変わりはない。
鍵は野党との連立で焦点になる消費税減税を「財政赤字拡大=円売り」要因とする見方がどこまで持続するかではないか。
今週の為替相場予想(テクニカル分析)
【為替】9月利下げは確実も0.25%コンセンサスは変わらず
現在のファンダメンタルズ:弱い雇用の数字による米ドル売り
米ドル/円チャート(週足)、引き続き上値は重いが今週は節目
米ドル/円チャート(日足)、ゴールデン・クロス状態が続く
ユーロ/米ドルは高値圏でのもみあいが続く
ユーロ/円は7月高値をトライ中
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】9/8-9/12の米ドル/円を予想する
先週(9月1日週)の米ドル/円は一時149円まで上昇したが、9月5日(金)の米雇用統計発表を受けて146円台まで急落した。
雇用統計の結果を受けて、9月0.5%利下げや10月以降の連続利下げの可能性も浮上。ただ米ドル/円はこのところ米ドル安要因に反応が鈍い状況が続いている。
今週(9月8日週)の米ドル/円は145~149円で予想する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】なぜ米ドル安要因への反応が鈍いのか
このところ米金利低下に伴う金利差縮小など米ドル安要因への反応が鈍い状況が続いてきた。
その主因は米ドルの一部の通貨に対する「売られ過ぎ」ではないだろうか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米雇用統計、失業率4.3%なら0.5%利下げの可能性
9月5日発表予定の米8月雇用統計は、失業率が前回の4.2%から4.3%へ上昇、そしてNFP(非農業部門雇用者数)は前回並みの7.5万人の増加にとどまるとの予想が基本のようだ。
予想通りに失業率が4.3%に上昇した場合、これまでの政策金利、FFレートとの相関関係を参考にすると9月FOMC(米連邦公開市場委員会)では0.5%の大幅利下げの可能性が出てくるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】石破・植田会談の目的は円安けん制か
日銀の植田総裁は9月3日、2月以来とされる石破総理との会談を行い、その中で為替についても話題になったことを明らかにした。この石破・植田会談の目的は、やはり円安けん制の可能性が高いのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】基軸通貨米ドルが試されているのか
トランプ政権となった2025年、ユーロ/米ドルは2021年以来の1.2米ドル近くまで上昇した。実勢レートでみると、せいぜい4年ぶりのユーロ高・米ドル安でしかないが、テクニカルにみると、基軸通貨米ドルが試されている重大な転換点を迎えているようにも見えなくない。
吉田恒の為替デイリー
【為替】ヘッジファンドは円売りを止めたのか?
日米金利差(米ドル優位・円劣位)縮小の割に、米ドル/円の「下げ渋り」が続いた。
その一因として、空前の規模まで拡大したヘッジファンド(ヘッジF)の円買いポジションの損失回避のための処分に伴う円売りがあるとみられた。
しかしそのヘッジFの円売りに変化の兆しがある。

