金利 の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円が円高に戻る程度はどこまでか
「怒涛の円安」もさすがに一段落の兆しが出てきた。ではどこまで円高に戻す可能性があるか。
テクニカルな観点や金利差との関係などから考えると、125円にどこまで接近するかが大きな目安ではないか。
吉田恒の為替デイリー
円安への米国株安の影響とは?
2022年3月頃からそれまでの「株安=円高」の関係が顕著に崩れ、米ドル/円への株価動向の影響は薄れている。
そうは言っても、とくに米国株の下落が拡大することで米金利低下をもたらすようなら、「米金利低下=米ドル安・円高」といった具合に、最近にかけての急ピッチの円安に対するブレーキ役となる可能性はありそう。
吉田恒の為替ウイークリー
怒涛の円安、さすがに息切れか
先週の米ドル/円は米ドル高値圏で一進一退。短期的な「行き過ぎ」懸念が強まる中で、「怒涛の円安」にも息切れの兆しが出てきた。
ただ大きく米ドル安・円高に戻すイメージは描きにくい。CPI発表等を受けて米金利の短期的な「上がり過ぎ」修正がさらに広がるか。それが米ドル安・円高リスクにおける最大の焦点だろう。
吉田恒の為替デイリー
FOMC利上げ、0.5%と0.75%の違い
FOMCは4日、0.5%の利上げを決定した。前回の0.5%利上げは、22年前の2000年5月で、結果的にはITバブルの株高是正をダメ押しした役割となった。
0.75%利上げは、1990年以降では1994年11月のたった一度しか行われていない。当時はいわゆる「超円高」局面。その意味では、当時の0.75%利上げは、「超米ドル安」阻止といった「特別な利上げ」だった可能性あり。
吉田恒の為替ウイークリー
円安140円の可能性を考える
130円程度の米ドル高・円安は、既に「行き過ぎ」の可能性があるものの、米金利上昇がさらに続くようなら、140円まで「行き過ぎた米ドル高・円安」が一段と広がる可能性はあるだろう。
米ドル高・円安にとっての最大のリスク・シナリオは、日本の金利が横ばいから上昇に向かうことだ。
吉田恒の為替デイリー
大きく円高には戻らない可能性
2ヶ月弱で約15円も米ドル高・円安となった「怒涛の円安」は、130円の大台前で小休止となった。
ただ、この数ヶ月の顕著な変化、「株安でも円高にならない」状況が続くなら、大きく円高に戻すシナリオはまだ当分描けないのではないか。
吉田恒の為替デイリー
豪ドル高・円安の少し気になること
円全面安が広がる中で、豪ドル高・円安も一段と広がってきた。
ただ米ドル/円などと比べて、5年MAかい離率や購買力平価との関係で豪ドル「上がり過ぎ」懸念が強くなっている点は少し気になるところ。
吉田恒の為替ウイークリー
「怒涛の円安」一服の鍵を握る米金利
米ドル/円は先週126円台まで上昇した。米ドル高・円安が126円を超えたのは20年ぶりのこと。まさに「歴史的な円安」展開となっている。
そんな米ドル高・円安は米金利上昇にこれまでは裏打ちされてきたが、その米金利上昇が先週は一服となった。歴史的な「怒涛の円安」一服は、米金利の動向が鍵か。
吉田恒の為替デイリー
米インフレ懸念一段落の見極め方
米CPIなど注目のインフレ指標発表後、米金利が低下に向かうと、「インフレのピークが近い」ためとの解説が増えた。
ただ米金利低下は、記録的な「上がり過ぎ」の修正が主因であり、そんな米金利低下が「インフレはピーク」との後講釈になった可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
126円は「行き過ぎた円安」ではない可能性
米ドル/円は、2015年6月に記録した125.8円の米ドル高値を更新した。
約7年前に記録した水準より米ドル高になると、「行き過ぎ」を意識するのも分からなくない。ただし、2015年の125円と足元の125円の意味は、かなり違う。
米ドル/円の上昇は、短期的な「行き過ぎ」の反動が入る可能性はあるものの、絶対水準の印象ほどに中長期的な「上がり過ぎ」懸念は、決して強くないと言えそうだ。
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広木隆のMonday Night Live
供給制約による資源高騰、世界的インフレ、金利引き上げ他、気になる懸念材料を解説
2022年4月11日(月)MondayNightLiveの内容・3/28の日銀の指値オペに即、応じる金融機関がなく、午後になって現れたのは、債券・...
吉田恒の為替デイリー
「円資産のみ保有するリスク」の現実味
最近にかけての円安は、株価との関係変化など、これまでの円安との「違い」が目立ってきた。
まだ「無秩序の円安」ではなさそうだが、さらに円安が進むと、円資産のみを保有するリスクのヘッジとして外貨投資する意識が現実味を増す可能性が高まりそう。
吉田恒の為替ウイークリー
米金利の「上がり過ぎ」が米ドル/円の行方を左右
先週は、米10年債利回りが2.7%まで上昇する中で、米ドル/円もそれに連れて一時、3月末に記録した米ドル高値125円に接近するなど上昇傾向が続いた。
ただ米10年債利回りは、短期的にも中長期的にも「上がり過ぎ」懸念がかなり強くなっている。約40年ぶりの本格的な米インフレ局面を迎えている中で、米金利「上がり過ぎ」がさらに続くか否かかが、米ドル/円の行方を左右しそう。
吉田恒の為替デイリー
RBA「タカ派」でも豪ドル反発一巡の理由
先週5日のRBA金融政策会合は、予想より「タカ派」とされ、直後は「豪州金利上昇=豪ドル高」となったものの、その後は豪ドル反落が広がった。
その中で、豪ドル/米ドルは日足、週足のチャートとも長い「上ヒゲ」が出現、テクニカルには最近にかけて続いてきた豪ドル反発が一巡した可能性が出てきた。
金融テーマ解説
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吉田恒の為替デイリー
豪ドル安トレンドは終わったのか?
豪ドル/米ドルは約1年ぶりの水準まで反発してきた。すでに豪ドルは底を打ったのか、それとも飽くまで一時的反発に過ぎないのか。
52週MAとの経験を参考にすると、このまま来週末以降も足元で0.74米ドル程度の52週MAを「長く」上回るか、または0.78米ドル以上と「大きく」上回るかに注目。