金利 の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
米大幅利上げでも米ドル急落の理由
7月FOMCは前回に続き0.75%の大幅利上げを決めたが、米ドル相場はその後急落となった。
為替相場は、基本的に政策金利より市場金利に連動。既に、米政策金利、FFレートの3.5%までの引き上げを織り込んだ米ドル高は、修正の下落リスクが入りやすい。
吉田恒の為替デイリー
FOMCが示した米ドル高終了の可能性
27日のFOMC終了後のパウエルFRB議長の発言などを受けて、今後の米利上げ見通しを下方修正する見方が広がった。
米2年債利回りは、既に政策金利のFFレート上限が3.5%まで引き上げられることを織り込むまで上昇し、それが基本的にここまでの米ドル高・円安をリードしたが、その利上げ見通しが下方修正されるなら、「米金利上昇=米ドル高」終了の可能性が出てくる。
吉田恒の為替ウイークリー
米利上げ0.5%へ縮小説浮上、米ドル高に修正リスク
先週末にかけての米ドル反落は、米CPI発表後の「1%米利上げ説」をきっかけに、言わば「フライング」で137円を大きく上回った米ドル高・円安の修正ということが基本か。
今週は27日水曜日のFOMC、28日木曜日の米GDP発表など注目材料が目白押し。米ドル/円は134~138円中心に米ドル高の修正リスクが高い展開を予想。
吉田恒の為替デイリー
ECB利上げと米ドル高「終わりの始まり」
ECBは7月21日、事前の予想以上の0.5%利上げを決めた。約22年ぶりのユーロ/米ドル「パリティ割れ」といったユーロ安の阻止も一因だったのではないか。
一方で、米金利の上昇にも鈍化の兆しがあることからすると、このECB利上げが後から振り返って米ドル高全体の「終わりの始まり」となる可能性にも注目。
金融テーマ解説
日銀、金融政策維持:秋の動きに注目
政策維持を発表。極めて堅固な緩和姿勢を改めて示す
政策委員のコアCPI予想は、マイナス金利導入後初の2%超え
日本の独立独歩が際立つが、現状は実質金利等勘案すれば妥当
想定以上のドル高円安の可能性も
ストラテジーレポート
米国のインフレはピークアウトが近い 長期金利安定で株高の素地整う
次回7月の米国CPIは6月より落ち着いたものになる
CPI上振れによる1%利上げ観測浮上も問題ない
マーケットが悲観的でいるのも、あと1ヶ月だろう
吉田恒の為替デイリー
【為替】「米金利上昇=米ドル高」は今週が分岐点か
5月以降の米金利には、FOMC前後にピークを打つパターンが続いた。このパターンがまだ続くなら、7月末FOMCに向けて米金利は一段と上昇する見通しになるため、米金利と連動する傾向の強い米ドルの行方を考える上でも気になるところだ。
ただし、7月末FOMCに向けて米金利が一段の上昇に向かうかは、過去のプライス・パターンを参考にすると、今週中にこの間の高値を更新できるかが1つの目安になりそうだ。
吉田恒の為替ウイークリー
今週の米ドル/円予想は135~137円中心
先週は米ドル高の主役が対円から対ユーロなどに移行、ユーロ/米ドルは一気に1ユーロ=1米ドル「パリティ」目前に迫るユーロ安・米ドル高となった。
インフレと景気を両にらみしながら、米利上げ見通しを手掛かりにした展開が続きそう。今週の米ドル/円予想レンジは135~137円中心か。
吉田恒の為替デイリー
米「リセッション」と米ドルへの影響
米GDP予想の「早読み」で定評のあるGDPナウは8日、4~6月期成長率予想をマイナス1.2%と、1日発表のマイナス2.1%から上方修正した。
ただ2四半期連続のマイナス成長で「リセッション」の可能性が高まれば、米利上げシナリオが下方修正されることを通じ、米ドル相場にも影響しそうなだけに、引き続き要注意。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル高と金利、株との関係を再点検
最近にかけて、主要な通貨ペアと金利差とのかい離が目立った。
金利差からかい離した米ドル高・円安は、米国株安を受けた米国の投資家の外遊資金の引き揚げ「レパトリエーション」の影響などが考えられる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】豪州大幅利上げでも豪ドル安の理由
RBAは6月5日、3ヶ月連続の利上げを決定したが、豪ドルはむしろ反落となった。
世界的な景気減速への懸念や、株安、リスクオフといった要因から、代表的な資源国通貨の豪ドルは売られやすくなっており、引き続き下落リスクは要注意か。
吉田恒の為替デイリー
ECB利上げ接近でもユーロ安の理由
ECBは7月に最初の利上げを行うと見られているが、その割にユーロ相場の反発は鈍かった。金利差からかい離したユーロ安・米ドル高は、米国株安と一定程度連動した結果。
今後のユーロ/米ドルの行方は、ECB利上げ以上に米国株の動向にも注目が必要か。
吉田恒の為替ウイークリー
7月の米ドル/円を予想する
米ドル高・円安は、5月の一服を経て、6月は早速再燃し、一時137円近辺を記録した。ただ6月15日のFOMC以降は低下傾向となっている米金利とのかい離が目立っている。
最近の米金利低下は、FFレート引き上げが3%以下にとどまるといった米利上げ見通しの下方修正の可能性あり。7月末FOMCに向けてそういった見方が強まるようなら、「米金利上昇=米ドル高」からの転換も注目されそう。7月予想レンジは132~137円中心か。
吉田恒の為替ウイークリー
今週の米ドル/円予想は133.5~136.5円
先週の米ドル/円は米ドル高値更新後、米金利低下に連れて反落。予想通り、上下に振れの大きい展開となった。
先週の米金利低下は、米利上げ見通し下方修正示唆の可能性あり。そうであれば、140円への米ドル一段高の可能性は低下か。
予想レンジは133.5~136.5円中心となるだろう。今週も、インフレ指標や金融政策キーマン達の発言などを受けて、主に米利上げ見通しがどのように推移するかが焦点。
吉田恒の為替デイリー
日銀緩和不変でも円安は終わる
この間の米ドル高・円安は、ほとんど米金利上昇に連れた結果であり、円金利は基本的に無関係。
その意味では、日銀の緩和方針不変でも、米金融政策を受けた米金利上昇が米金利低下に転換すると、円安から円高へ転換する可能性があるだろう。
吉田恒の為替デイリー
FRB議長証言の米金利・米ドルへの影響
6月22日にパウエルFRB議長の議会証言があったが、その中で米金利は軒並み大きく低下、金融政策を反映する米2年債利回りも3%割れ近くに接近した。
これが米景気先行き懸念を受けた米利上げ見通しの下方修正に向かう動きなら、今後米ドルの下落リスクを試すことにつながる可能性もあるだけに注目。
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル/円は132~136円中心の展開か
米ドル、米金利とも、短期的な「上がり過ぎ」懸念の強い状況が続いている。その意味では、今週も先週と同様に、132~136円中心に上下ともに振れやすい荒い展開が続きそう。
ストラテジーレポート
年後半、相場上昇の確信度高まる
今年の前半の市場低迷理由はFEDの引き締めペースの先鋭化
参考:米国の10年債利回りに対する、今のS&P500の理論値
振れるだけ振れた振り子の針は大きく反対に揺り戻される
吉田恒の為替デイリー
米0.75%利上げでも米ドル反落の理由
15日のFOMCは0.75%の大幅な利上げを決めたが、米ドルはむしろその後比較的大きく反落した。
これは、短期的な米ドル「上がり過ぎ」の反動に加え、既に今回のFOMCで確認された今後のFFレート3.4%程度までの引き上げは織り込み済みだったためではないか。
金融テーマ解説
米FOMCは0.75%利上げを決定。注目集まる日銀の動き
大幅利上げ、FOMCメンバーは年内さらに1.75ポイントの利上げ示唆
利上げの背景:インフレへの強い不安・不満
足元の日本の金利動向
長期金利上昇の場合の影響度と日銀の注目点