金利 の記事一覧

吉田恒の為替デイリー 米ドル買い影響力の変化を考える
先週にかけて米ドル買い越しは大きく縮小し、米ドル買い余力が回復している可能性あり。 ただ、インフレ率上昇に伴う実質金利低下などにより、名目金利上昇など米ドル買い材料の影響力も低下している可能性がある。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「米ドル高・円安第二幕」は時期尚早か
FOMCを境に米ドル高・円安が再燃した。 ただ米国株、米金利の動向を見る限り、年初来の米ドル高値を大きく更新する「米ドル高・円安第二幕」に向かう条件が揃う状況にまだ至ってはいないのではないか。
吉田 恒
金融テーマ解説 米FOMC、更にタカ派に:利上げの幅と資産圧縮ペースに不透明感
現地時間1月26日に2日間の日程を終えた米FOMC(米連邦公開市場委員会)は、現行の金融政策を維持しつつ、今後の金融政策正常化の...
大槻 奈那
吉田恒の為替デイリー FOMC通過後の米ドル/円の行方は?
注目されたFOMCを受けて、米金利は上昇、米国株の中でナスダック総合指数は僅かに前日比プラスとなった。FOMCは予想より「タカ派」との受け止め方だったものの、ナスダック指数は既に短期的な「下がり過ぎ」懸念が強く、下げ渋った可能性がある。 年明け以降の米ドル/円は米金利より米国株の影響を受けやすくなっているため、今後の行方も米国株の動向が鍵になりそう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 株バブル破裂と為替の関係
米金利上昇からかい離、米ドル下落が目立ってきたが、米国株下落拡大の影響が大きそう。 ただ株価の暴落、「バブル破裂」局面では、経験的には通貨安はすぐに一巡、中期的には通貨高に向かうパターンが基本だった。かりに、「バブル破裂」で米国株下落が一段の拡大に向かうとしても、それが米ドル一段安をもたらすかは別だろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー ナスダック指数で考える米ドル/円
年明け以降、金利差からかい離した米ドル/円下落は、米国株、とくに年明けからの株安リード役となっているナスダック指数である程度の説明は可能。 そんなナスダック指数は短期的には「下がり過ぎ」懸念が拡大中、一方で中長期的には「上がり過ぎ」是正中。そういった中で最も印象的なのは、NYダウなどとの相対株価が、ITバブル以来の割高といった意味で、「バブル」懸念ありということ。
吉田 恒
ストラテジーレポート ここが堪えどころ
FRBの金融政策の大転換に市場が敬意を払っている 今の市場の混乱の源はインフレ 今が一番苦しい時期
広木 隆
吉田恒の為替デイリー 「金利上昇=米ドル高」は終わったのか?
年明け以降、米金利上昇から米ドルのかい離が目立ってきた。米金利上昇を手掛かりとした米ドル高は終わったのか? 米ドルの「金利離れ」は、最近の米利上げ見通し加速が余りに急激で、株価が不安定になっていることが主因で、それが一段落すれば米金利上昇を手掛かりとした米ドル高は再開するのではないか。
吉田 恒
金融テーマ解説 金利上昇で銀行株買いは正解か
金利上昇の銀行収益の基本:昔ほど長期金利上昇の恩恵はない 2022年の金利上昇の特徴と投資戦略
大槻 奈那
吉田恒の為替デイリー トルコリラ、当面の底打ち条件とは?
トルコの20日金融政策会合では、久しぶりに利下げは見送られる見通し。では、2021年9月の利下げ開始から、ほとんど「底割れ」となっていたリラも、ついに当面の底打ちを確認することになるか!? 経験的に、リラの当面の底打ちは、短期的な「下がり過ぎ」拡大に対し、通貨防衛的に利上げを行ったことがきっかけだったが、利上げがないまま「二番底」を確認できるかに注目。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 短期的な米ドル安リスクの可能性
米ドル/円は年明け直後の一段高から、先週は一転して急落。この中で、テクニカルには目先的な米ドル下落リスク拡大の示唆が増えた。 52週MAとの関係などからすると、米ドル安トレンドへの転換議論は時期尚早ながら、目先的な一定程度の米ドル下落リスクには要注意か!?
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー FRB「ビハインド・ザ・カーブ」の影響
FOMCの金融政策見通しは、2021年9月までは「利上げ開始は2023年に入ってから」が基本だったが、足元では「3月に利上げ開始、2022年中に3~4回の利上げ」といった具合に激変が続いている。 結果的には、インフレ率の急上昇を受け、政策判断が後手に回った。このツケ払いの金融政策の「激変」を金融市場の混乱が限定的で乗り切れるかは気になるところ。
吉田 恒
今週のマーケット展望 日経平均の今週の予想レンジは2万7600円~2万8400円
日銀の金融政策会合に警戒 米国の金利と株価は企業の決算シーズン入りで落ち着くか 今週は上値が重く軟調推移になりそう
広木 隆
金融テーマ解説 FRB、資産圧縮早期化の可能性:影響は金利上昇以上に大きく今後の動向を注視
今年の金融市場は、年初からFRBの動向に敏感に反応している。米国の10年物国債利回りは、一時、昨年3月につけた最高水準である1....
大槻 奈那
ストラテジーレポート 不感症 ‐いつか遅れて好材料に反応するだろう
事態が好転する兆しが複数見られるが市場は反応していない タイムラグ(時間差)を伴って織り込みにいくというのがメインシナリオ TOPIXコアの堅調さが全体に波及するか
広木 隆
吉田恒の為替デイリー 少し気になる米金利上昇の影響力低下
12日、2021年12月の米消費者物価指数が大きく上昇し、短中期の米金利が上昇したにもかかわらず米ドルはむしろ比較的大きく下落した。 インフレの影響などで、名目の米金利上昇ほど米ドル高をもたらしにくくなっている可能性があるとして、それが一時的か継続的かは、今後の米ドル相場の行方を考える重要テーマだろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米ドル/円「一時的下落」の考え方
2021年9月末以降、110円程度から米ドル高・円安が展開する中で、一時的な米ドル反落は基本的に90日MAから1%上回った水準までとなってきた。足元でそれは114円程度。 また経験的に、トレンドと逆行する動きは最大でも52週MA前後までがせいぜい。足元の米ドル/円の52週MAは110円程度。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 118円へ米ドル一段高の2つの条件
2021年の2回の米ドル高加速局面に主に共通したのは、保合い放れといったテクニカルな要因と、そして「道先案内役」の米金利の一段の上昇だった。 前者では目先的に116円半ばが分岐点になりそう。後者、米金利は短期的な「上がり過ぎ」懸念の強い状況が続いている。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米利上げ「目前」を示唆した失業率改善
米国の政策金利であるFFレートと失業率には一定の相関関係がある。「リーマン・ショック」後の最初の利上げは、失業率が過去10年の平均値、10年MAを2%近く下回るまで改善する中で行われた。 足元の10年MAは5.7%なので、2021年12月失業率が3.9%まで低下したことで、10年MAを2%近く下回ってきている。インフレ懸念は別にしても、利上げは目前に迫っている可能性がありそう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米国株下落の為替への影響は?
2021年11月の「テーパリング」開始で米超金融緩和見直しが始まってから、NYダウに対するナスダック指数の割高修正が急ピッチで進んでいる。 そもそも、2020年3月の「コロナ・ショック」を受けた米超金融緩和の中でNYダウに対するナスダック指数の割高が急拡大しただけに、金融政策の転換で逆の動きが広がっているのは気になるところ。 米金融緩和見直しに伴う米金利上昇は、基本的には米ドル高要因だが、それが株安拡大をもたらした場合の為替への影響は要注意か。
吉田 恒