今週のマーケット展望の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、週の初めに今週のマーケットのポイントと見通し、予想レンジ等をお伝えします。

週の第1営業日
今週のマーケット展望
セリング・クライマックスが近い
米国株の大幅続落を受けて週明けの東京市場も急落しているが、さすがにそろそろ下げ止まる頃だろう。移動平均乖離率、騰落レシオ、RSIなどテクニカル面でも売られ過ぎを示すサインが続々点灯し...
重要イベント通過であく抜けとなるか 中国の中央経済工作会議にも注目
先週金曜日の米株式市場でダウ平均は500ドル近い大幅な下落となった。終値は2万4100ドルと5月上旬以来ほぼ7カ月ぶりの安値で終えた。中国や欧州の景気減速を示す経済指標が改めて投資家心理を冷...
米国株の割高感は薄らいでいる 日銀短観、中国指標などに注目
米国株市場の動揺が収まらない。しかし、S&P500の益利回りと10年債利回りの差をとったイールドスプレッドは3.7%を超え、年初来最高水準に拡大している。株式の割高感は完全に薄らいでいる。バ...
今年最後のスペシャル・ウィーク 重要イベント目白押し
まずはなんと言っても米中首脳会談の結果を受けた相場の反応である。米国は中国への追加関税を90日猶予すると決めた。交渉決裂、対立激化の最悪シナリオを回避しただけでも意味があるが、期限を...
米中首脳会談を控えて2万2000円台回復への足場固めの展開を予想
日経平均は2万1500円の節目を意識するような展開が続いている。逆にダウ平均は下放れて2番底模索のような動きとなっているが、日本株はこれに連れ安しなくなっている。日経平均の予想PERは12倍...
材料難から膠着感の強い展開が予想される
今週は材料らしい材料に欠けるうえ、22日は米国市場がサンクス・ギビング・デーで休場、東京市場も23日は勤労感謝の日で3連休となることから、相場は「開店休業」状態、方向感なくもみ合いとな...
大きなイベント通過 もみ合いながら徐々に戻りを辿る展開
米国の中間選挙、国内では4-9月期決算発表という大きなイベントを通過し、引き続きもみ合いながら徐々に戻りを辿る展開とみる。米ドル/円は(そもそもあまり落ちなかったが)10月初めの114円台...
米中間選挙終了で戻りをたどる展開がメインシナリオ トヨタの決算にも注目
今週の最大のイベントは米国の中間選挙であることは言うまでもない。上院は与党・共和党が過半を確保するのがほぼ確実とみられている一方、下院は予断を許さない。民主党が優勢だが激戦区も多く...
いったん下げ止まる頃だが最終的な底入れは1ヶ月先か
「不安定な動きも今週で収束するだろう」と述べた先週の展望は、まったく外れた。米国株のバリュエーション調整という要因しか見ていなかったからだ。相場はすでにファンダメンタルズ以外の要素...
決算発表で業績の堅調さを確認し、下値固め~反発へ
不安定な動きも今週で収束するだろう。そもそも発端は米国株の金利対比のバリュエーション調整であり、貿易戦争の影響等で中国経済が減速するのは別にサプライズではない。そのほか、ドイツ地方...
為替条項発言への市場反応をどうこなすか 急落からの落ち着きを取り戻す過程に
今週の相場は、ムニューシン米財務長官が言及した為替条項を巡って、市場がどのような反応を見せるかがまず焦点となる。ムニューシン氏はインドネシア・バリ島で開いた20カ国・地域(G20)財務...
米国長期金利の上昇に歯止めがかかるかが焦点 小売りの決算発表も佳境に
今週の焦点は米国長期金利の急上昇に歯止めがかかるかだが、雇用統計やISMなど重要指標の発表を通過して、一服となるのではないか。失業率など労働市場の強さは鮮明だが、平均時給の伸びは加速...
日経平均は終値でも年初来高値を更新し27年ぶりの高値へ 調整あっても浅く短期
日本株の地合いが急速に改善してきた。日経平均は先週金曜日、取引時間中に一時27年ぶりの高値をつけた。今週は終値でも1月の高値2万4124円を抜いて、27年ぶりの高値更新となるだろう。但し、そ...
日米通商協議やFOMC後のドル円次第で日経平均は年初来高値更新も
今週の相場の焦点は3つ。米中貿易摩擦と日米通商交渉、そしてFOMCだ。まず米中については、トランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル分に関税を上乗せする措置を発表した時点でマーケットはい...
堅調推移で2万3000円の節目を維持するもFFR警戒で売り買い交錯か
日経平均は2月の急落時に空けた窓をほぼ埋めかかっている。2万3000円の壁を上抜けたことで、ここから先は上値抵抗がない。次は2万3500円の節目を試し、その後2万4000円台の年初来高値更新を目指...
貿易摩擦が悪材料だが底打ちを探る展開か
「下値模索の展開」と「底打ちを探る展開」とではニュアンスが異なる。「下値模索の展開」は下値が見えず切り下げていくような相場つき。底打ちを探るは、端的に言って、近く底値をつけにいくだ...
米国の指標、株、為替次第で2万3000円超えを試す展開に
名実ともに9月相場入りする今週は、動意に欠けたスタートとなりそうだ。週初3日はレーバーデーで米国市場は休場である。今の日本株相場は米国次第というところがあるので、動きが出てくるのは火...
2万2000円台後半の値固めの動きか ハト派的だったパウエル議長の講演からリスクオン地合い強まる
日経平均は先週末に2万2600円台を回復して引けた。前週比では300円超の上昇である。毎回思い、そして毎回指摘していることだが、「○○ショック」(今回はもちろんトルコ・ショックである)とい...
米中貿易摩擦の懸念後退で上昇か 売られた分を戻す
先週金曜日、ダウ平均は110ドル高の2万5669ドルと2月下旬以来、半年ぶりの高値を付けた。なんだかんだ言っても、米国と中国が貿易摩擦の解消へ協議するとの期待がいまは一番の株高材料になる。1...
トルコ不安もFFR無難に通過で下値は限定的 円高一服で押し目買いも
先週金曜日の欧米市場は、トルコ・リラの急落が嫌気され大幅安となった。トルコへのエクスポージャーの大きい欧州の銀行株が大きく下げ、ドイツDAX指数は約2%下落した。ダウ平均は200ドル近い...