今週のマーケット展望の記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、週の初めに今週のマーケットのポイントと見通し、予想レンジ等をお伝えします。
週の第1営業日
日米貿易協議(FFR)を見守りたいと膠着感の強い展開 米国・イラン関係緊張に警戒を
今週の株式市場の材料は、国内では週初の景気動向指数に始まり、日銀「主な意見」(7/30・31日開催分)、景気ウォッチャー調査、工作機械受注、機械受注、そして金曜日のGDPといったところ。海...
材料目白押しの今週 為替と決算次第で2万3000円の壁を試す展開も
今週は、①日米金融政策会合、②重要経済指標の発表、そして③主要企業の4-6月期決算発表と材料が目白押しである。まず30-31日の日銀金融政策決定会合。金融政策の柔軟化などが取り沙汰されてい...
トランプ発言に振り回される展開は次第に収束へ 日本企業決算、日欧首脳会談、米国GDPなどに注目
先週末のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に3日続伸し、1ドル=111円45~55銭で取引を終えた。トランプ米大統領がドル高をけん制する発言をツイッターに投稿し、ドル売りを誘った。しか...
2万3000円の大台を前に水準固めの動き 理論通りの円安を支えに米国株次第で強含みも
今週の日本株相場は戻り基調が継続するだろう。但し、一気に2万3000円の大台を試しにいくとは考えにくい。一目均衡表の雲や25日移動平均など主なテクニカル的な節はすべてクリアしているので軽...
ホルムズ海峡封鎖とイラン警告 米中貿易戦争のかげで見過ごされやすい中東リスクにも配慮を
米国は340億ドル相当の中国からの輸入品818品目に25%の追加関税を課した。中国も即時に同規模の報復に踏み切り、メディアは「貿易戦争の始まり」と報じた。その貿易戦争の開始時点にリアルタイ...
材料目白押しだが週末に米中追加関税発動を控えて動きにくい 米独立記念日あたりから様子見ムードで膠着感の強い展開に
今週は週初から日米中の景況感に注目が集まる。2日に日本では日銀短観、米国ではISM製造業景況指数、中国では財新版製造業PMIが発表される。日銀短観3月調査では、注目度の高い大企業製造業の業...
貿易摩擦懸念が重石となる一方、配当再投資の影響で底堅い 2万2000円台中盤でのもみ合いか
先週末、米国のダウ平均が9日ぶりに反発したことで東京市場も安心感が出るだろう。9日続落すれば1978年2月以来、40年ぶりの記録となるところだった。OPECは7月以降に原油の協調減産を一部緩める...
重要イベント週通過で材料不足 2万3000円の大台を意識したもみ合いか
重要イベント目白押しだった先週のあとだけに材料不足感は否めないが日本株の投資環境は悪くない。欧米が金融政策正常化に向かう中、日銀の出遅れが目立ち、為替は円高にはなりにくい。一気に円...
重要イベント目白押しで様子見ムードの強い展開ながらも基調は上向き
今週は日米欧の金融政策会合が集中して開かれる。12-13日にFOMC(米連邦公開市場委員会)、14日はECB(欧州中央銀行)理事会、14-15日は日銀の金融政策決定会合が行われる。今回のFOMCでの利上げは...
米朝首脳会談直前 最終調整をにらんで様子見か 国内景気の統計に注目
先週末、米国市場では強い雇用統計の結果を受けて株高・ドル高となった。週明けの東京市場は反発して始まりそうだ。先週、市場の波乱要因となった南欧不安は後退している。イタリアでは連立政権...
3月下旬から続いてきた戻り相場も一服 調整局面入りか
ストラテジーレポートでも述べたように、相場サイクルからも上昇トレンドは一服し、しばらく調整局面入りと思われる。決算発表が終わりファンダメンタルズ面での新たな材料がないなか、当面は米...
節目の2万3000円台回復を試す 抜ければ上昇加速の可能性も
日経平均株価は好決算を受けて2万2000円台後半を固める動きから、2万3000円台回復は一気にはいかず大台手前で一旦足踏みとこれまでは想定通りの展開となっている。それでも日経平均は先週1週間...
2万3000円台奪回を前に一服か 2万2000円台後半を固める動き継続
先週の「マーケット展望」で、<日経平均は決算発表のピークで改めて好業績を好感して2万2000円台後半を固める動きだろう>と述べた通りの展開となった。2月5日と6日の窓埋めや1月高値からの下...
好業績を好感して2万2000円台後半を固める動き
大型連休明けの東京株式市場は、先週末のNY市場の動向に対して難しい解釈を迫られるところからのスタートとなろう。先週末のNY株式市場でダウ平均が332ドル高と続伸したことは週明けの東京市場...
南北首脳会談、日欧金融政策会合、決算発表と材料目白押しのなか大型連休を控えても堅調推移が見込まれる
今週はイベント目白押しだが、まずは先週金曜日の米国市場の動きに対する反応から。先週末の米国市場のポイントは前日に続いてハイテク株が売られたこと、特にアップルが大きく下げた点と、米国...
シリア攻撃を受けた市場の反応は限定的 日米首脳会談に注目
今週の焦点は、まず米・英・仏によるシリア攻撃を受けた週明けの反応と日米首脳会談の成り行きだ。因果なものだが、欧米の選挙など重要イベントの結果が判明する最初のマーケットはたいてい東京...
米中の貿易戦争の懸念で不安定な相場続く
先週末の米国市場の反応を見る限り、市場は米中の通商摩擦の落としどころを探れていない。トランプ大統領の追加制裁リストの検討指示を単なる「ブラフ」とは見切れていない。米中双方とも本音で...
新年度入りで需給改善に期待 日銀短観に対する市場の反応が鍵
名実ともに新年度、4月相場入り。海外勢はイースター休暇明けである。3月末までに整理したポジションの再構築に動く向きもあるだろう。多方面で話題になっているが4月は外国人がこれまで17年連...
米国株の正念場 日本は実質新年度入りで押し目買いが入るか注目
今週の焦点は米国株がここで下げ止まって切り返せるかどうかに尽きる。ダウ平均の終値のチャートを見ると、三角保ち合いを下放れて底割れしたように見えるが、1)ローソク足で見ればWボトム、2...
FOMCでの利上げ回数見通しが焦点 年末の政策金利見通し据え置きでリスクオンか
今週の最大のイベントは、20-21日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)である。25bpsの利上げが見込まれているが市場では織り込み済み。インフレ加速の兆候が見られないので、本来ここでの利...