今週のマーケット展望の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、週の初めに今週のマーケットのポイントと見通し、予想レンジ等をお伝えします。

週の第1営業日
今週のマーケット展望
決算発表で業績の堅調さを確認し、下値固め~反発へ
不安定な動きも今週で収束するだろう。そもそも発端は米国株の金利対比のバリュエーション調整であり、貿易戦争の影響等で中国経済が減速するのは別にサプライズではない。そのほか、ドイツ地方...
為替条項発言への市場反応をどうこなすか 急落からの落ち着きを取り戻す過程に
今週の相場は、ムニューシン米財務長官が言及した為替条項を巡って、市場がどのような反応を見せるかがまず焦点となる。ムニューシン氏はインドネシア・バリ島で開いた20カ国・地域(G20)財務...
米国長期金利の上昇に歯止めがかかるかが焦点 小売りの決算発表も佳境に
今週の焦点は米国長期金利の急上昇に歯止めがかかるかだが、雇用統計やISMなど重要指標の発表を通過して、一服となるのではないか。失業率など労働市場の強さは鮮明だが、平均時給の伸びは加速...
日経平均は終値でも年初来高値を更新し27年ぶりの高値へ 調整あっても浅く短期
日本株の地合いが急速に改善してきた。日経平均は先週金曜日、取引時間中に一時27年ぶりの高値をつけた。今週は終値でも1月の高値2万4124円を抜いて、27年ぶりの高値更新となるだろう。但し、そ...
日米通商協議やFOMC後のドル円次第で日経平均は年初来高値更新も
今週の相場の焦点は3つ。米中貿易摩擦と日米通商交渉、そしてFOMCだ。まず米中については、トランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル分に関税を上乗せする措置を発表した時点でマーケットはい...
堅調推移で2万3000円の節目を維持するもFFR警戒で売り買い交錯か
日経平均は2月の急落時に空けた窓をほぼ埋めかかっている。2万3000円の壁を上抜けたことで、ここから先は上値抵抗がない。次は2万3500円の節目を試し、その後2万4000円台の年初来高値更新を目指...
貿易摩擦が悪材料だが底打ちを探る展開か
「下値模索の展開」と「底打ちを探る展開」とではニュアンスが異なる。「下値模索の展開」は下値が見えず切り下げていくような相場つき。底打ちを探るは、端的に言って、近く底値をつけにいくだ...
米国の指標、株、為替次第で2万3000円超えを試す展開に
名実ともに9月相場入りする今週は、動意に欠けたスタートとなりそうだ。週初3日はレーバーデーで米国市場は休場である。今の日本株相場は米国次第というところがあるので、動きが出てくるのは火...
2万2000円台後半の値固めの動きか ハト派的だったパウエル議長の講演からリスクオン地合い強まる
日経平均は先週末に2万2600円台を回復して引けた。前週比では300円超の上昇である。毎回思い、そして毎回指摘していることだが、「○○ショック」(今回はもちろんトルコ・ショックである)とい...
米中貿易摩擦の懸念後退で上昇か 売られた分を戻す
先週金曜日、ダウ平均は110ドル高の2万5669ドルと2月下旬以来、半年ぶりの高値を付けた。なんだかんだ言っても、米国と中国が貿易摩擦の解消へ協議するとの期待がいまは一番の株高材料になる。1...
トルコ不安もFFR無難に通過で下値は限定的 円高一服で押し目買いも
先週金曜日の欧米市場は、トルコ・リラの急落が嫌気され大幅安となった。トルコへのエクスポージャーの大きい欧州の銀行株が大きく下げ、ドイツDAX指数は約2%下落した。ダウ平均は200ドル近い...
日米貿易協議(FFR)を見守りたいと膠着感の強い展開 米国・イラン関係緊張に警戒を
今週の株式市場の材料は、国内では週初の景気動向指数に始まり、日銀「主な意見」(7/30・31日開催分)、景気ウォッチャー調査、工作機械受注、機械受注、そして金曜日のGDPといったところ。海...
材料目白押しの今週 為替と決算次第で2万3000円の壁を試す展開も
今週は、①日米金融政策会合、②重要経済指標の発表、そして③主要企業の4-6月期決算発表と材料が目白押しである。まず30-31日の日銀金融政策決定会合。金融政策の柔軟化などが取り沙汰されてい...
トランプ発言に振り回される展開は次第に収束へ 日本企業決算、日欧首脳会談、米国GDPなどに注目
先週末のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に3日続伸し、1ドル=111円45~55銭で取引を終えた。トランプ米大統領がドル高をけん制する発言をツイッターに投稿し、ドル売りを誘った。しか...
2万3000円の大台を前に水準固めの動き 理論通りの円安を支えに米国株次第で強含みも
今週の日本株相場は戻り基調が継続するだろう。但し、一気に2万3000円の大台を試しにいくとは考えにくい。一目均衡表の雲や25日移動平均など主なテクニカル的な節はすべてクリアしているので軽...
ホルムズ海峡封鎖とイラン警告 米中貿易戦争のかげで見過ごされやすい中東リスクにも配慮を
米国は340億ドル相当の中国からの輸入品818品目に25%の追加関税を課した。中国も即時に同規模の報復に踏み切り、メディアは「貿易戦争の始まり」と報じた。その貿易戦争の開始時点にリアルタイ...
材料目白押しだが週末に米中追加関税発動を控えて動きにくい 米独立記念日あたりから様子見ムードで膠着感の強い展開に
今週は週初から日米中の景況感に注目が集まる。2日に日本では日銀短観、米国ではISM製造業景況指数、中国では財新版製造業PMIが発表される。日銀短観3月調査では、注目度の高い大企業製造業の業...
貿易摩擦懸念が重石となる一方、配当再投資の影響で底堅い 2万2000円台中盤でのもみ合いか
先週末、米国のダウ平均が9日ぶりに反発したことで東京市場も安心感が出るだろう。9日続落すれば1978年2月以来、40年ぶりの記録となるところだった。OPECは7月以降に原油の協調減産を一部緩める...
重要イベント週通過で材料不足 2万3000円の大台を意識したもみ合いか
重要イベント目白押しだった先週のあとだけに材料不足感は否めないが日本株の投資環境は悪くない。欧米が金融政策正常化に向かう中、日銀の出遅れが目立ち、為替は円高にはなりにくい。一気に円...
重要イベント目白押しで様子見ムードの強い展開ながらも基調は上向き
今週は日米欧の金融政策会合が集中して開かれる。12-13日にFOMC(米連邦公開市場委員会)、14日はECB(欧州中央銀行)理事会、14-15日は日銀の金融政策決定会合が行われる。今回のFOMCでの利上げは...