今週のマーケット展望の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、週の初めに今週のマーケットのポイントと見通し、予想レンジ等をお伝えします。

週の第1営業日
今週のマーケット展望
「掉尾の一振」で2万7000円の大台ワンタッチを期待
今週3営業日でいよいよ今年も終わりである。大納会を含むラスト3日間の日経平均は上昇する確率が高い。90年からの30年間では19回上昇した。率にすれば63%。クリスマス休暇明けの海外投資家も市...
日柄調整を経てテクニカル的な過熱感は完全に払しょく 年末ラリーへの準備整う
日本株相場は、11月の記録的な急騰の後、12月に入ると2万7000円の大台を目前にして足踏みが続いている。上値が重いともみえるが、一方、押し目買いで下値も堅い。日経平均のチャートを見ると、...
IPO集中日の波乱に注意
今週は日銀短観、FOMC、日銀の金融政策決定会合と重要イベントはあるものの、2万7000円台を試すような展開にはなりにくい。FOMCでは何らかのアクションが取られるとの見方が市場にはある。最も...
中央銀行の会合を控え動きにくいが基調は強く日経平均は2万7000円の大台を試す場面も トップパフォーマーの手仕舞い売りには注意
先週末のNY市場では主要な株価指数がそろって史上最高値を更新した。雇用統計悪化を受けて追加の経済対策で与野党合意が近づくとの見方から景気敏感株中心に買いが優勢となった。ダウ平均は高値...
先高観と過熱感が拮抗し高値圏でのもみ合い
今週から名実ともに12月相場入りとなる。ワクチン開発期待等で相場のセンチメントは改善し先高観が高まる一方、これまでのところ11月の相場上昇は記録的なペースになっており一部のテクニカル指...
週後半に米国の感謝祭を控え実質「開店休業」の週 コロナ再拡大は相場の重しに
今週は3連休明けで4営業日しかないが、木曜日が米国の感謝祭なので、週を通じて実質的に「開店休業」となりそうだ。見送りのエクスキューズとしては「ブラックフライデーで米国の消費の強さを見...
日柄調整で2万5000円台を固める展開 エヌビディア決算発表に注目
先週金曜日の米国株式相場は反発。S&P500が再び最高値を更新した。新型コロナウイルスの感染急増が懸念される一方、ワクチン期待も強く景気敏感株が物色されたほか、小型株で構成するラッセ...
好悪材料拮抗し高値波乱の展開か
上院選のジョージア州の勝敗が来年1月5日の決選投票に持ち越されることになった。与党共和党の現職パーデュー氏と民主党候補オソフ氏のいずれも得票率が50%を下回ったため。同州で行われたもう...
大統領選の結果が判明するまで様子見 すぐに判明しなくても売られはしない
今週はいつにも増して相場の展開が非常に読みにくい週だ。まず週明けの月曜日は前週末に急落した反動に加えて、週末またぎのヘッジの必要性がなくなり、ヘッジで売った先物の買い戻しが一定量は...
決算発表本格化 業績改善を確認し、日本株は底堅い展開を予想 マザーズの調整は一巡感が台頭
米大統領選まで残り1週間となり全体としては大きく動きにくい。そうした中、最大の注目は今週本格化する決算発表だ。26日には日本電産(6594)、日東電工(6988)、オービック(4684)、キヤノ...
材料難のなか市場センチメントの悪化で軟調な展開か
今週は4-9月期決算が本格化する前の週に当たり手掛かり材料に欠ける。米国での追加景気対策協議の行き詰まりと欧州でのコロナ感染の再拡大で市場のセンチメントは悪化している。テクニカル面で...
日経平均2万4000円台を試す展開 年初来高値更新も視野に 機械、半導体、電子部品株が物色対象に
今週は13日にIMFの世界経済見通しが発表される。すでにゲオルギエバ専務理事が講演で、今年の世界成長率の予測を従来のマイナス4.9%から上方修正すると表明している。中国の回復ペースの上振れ...
米国の追加景気対策 与野党歩み寄りに期待 6-8月期決算発表に注目
トランプ大統領がコロナウイルスに感染したことで市場はリスクオフとなった。それは当然の反応だろう。様々な状況が一段と混とんとしてきた。市場は不確実性をリスクととらえるので不確実性の高...
東証マザーズなどの新興・小型株優位の展開継続か 週初の東証・投資部門別売買状況等の公表も注目
今週は国内では28日が9月中間期末の配当権利付き売買の最終日、29日が落ち日となる。落ち分は日経平均で144円、TOPIXで13.7ポイント程度か。30日の大引けでは日経平均株価の入替で日化薬(4272...
FOMC経済予測に注目 ナスダックの調整度合いの見極めも重要
今週は重要イベントが目白押しだ。14日の自民党総裁選投開票のあと16日に臨時国会が召集され首相指名選挙が行われる。金融政策面では15-16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)、16-17日の日銀金融...
米国株調整の度合いを見定める展開 メジャーSQも波乱含みか
今週、最大の注目は米国株の動向だ。米国株の調整の度合いを見極めるまでは積極的に動けない。米国株はここで踏みとどまることができるか際どいところ。金曜日の取引でナスダックは取引時間中に...
首相辞任の余波は広がらず 2万3000円の大台早期回復が鍵
安倍首相の辞任表明を受けても海外市場は冷静だった。米国株市場ではナスダックは反発して最高値更新、S&P500は7日続伸して最高値更新、ダウ平均は3日続伸で、2月21日以来、6カ月ぶりに昨年末...
ジャクソンホール待ちで小動き 新興市場は活況続く
マーケットは世間と少し遅れてお盆過ぎから夏休み入りしたかのようである。商いも低調で相場の方向感もはっきりしない。今週も一段と手掛かり材料難で模様眺めの展開か。27-28日にカンザスシテ...
「材料難で一服」と考えるのが定石だが「意外高」もじゅうぶんあり得る
先週木曜日、日経平均は6月9日の戻り高値2万3185円を上回った。翌金曜日は株価指数オプション8月物のSQ算出日だった。金曜日の東京市場では、SQ値に取引時間中の日経平均が一度も届かない「幻の...
閑散も底堅く新興市場は賑わう 均衡表の雲が下支えに
三連休明けの今週は夏休みをとる投資家も多く、商いも閑散となり動意に欠ける展開がメインシナリオとして想定される。狭いレンジ内のもみ合いに終始するだろう。例年なら「夏枯れ」となるが、し...