新潮流の記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。
隔週月曜日に更新
【新潮流】第114回 タバコ
◆昨日の続きである。昨日の小欄で、1日たりとも酒を抜いたことがないと書いたけれど、実はこの前、初めて断酒というものを経験した。しかも7日間も!ピロリ菌を除菌するために1週間、薬を飲む...
【新潮流】第113回 濃縮ジュース
◆物心ついて酒を飲み始めてからというもの、飲まない日がない。風邪をひいて熱にうなされ寝込んでいるときも「薬だ」と言って飲む。朝ひどい二日酔いでもう二度と酒なんか飲むまい、と思った日...
【新潮流】第112回 ベルリンの壁
◆この前の日曜日、9日はベルリンの壁崩壊から25周年とあって、メディアは関連記事で埋め尽くされていた。1989年11月9日、東西冷戦の象徴が壊された。壁が重機などで実際に崩され始めたのは10日...
【新潮流】第111回 アクシデント
◆中国で、日中の衝突が起きた。と、言っても領土問題を巡る軍事衝突ではない。フィギュアスケートの話である。GP(グランプリ)シリーズ第3戦、中国杯最終日。ソチ冬季五輪金メダリストの羽生...
【新潮流】第110回 冬支度
◆昨日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル115円50銭を超えるところまで下落し、2007年11月以来およそ7年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。10月末の日銀による追加緩和、いわゆる「ハロウィ...
【新潮流】第109回 ニューヨークの乞食
◆「米国の景気はどうでしたか?」と訊かれても、返答に困る。10月24日付け小欄で書いたように、「ニューヨークはアメリカじゃない」から、ニューヨークの街に活気を感じても、それが全米の景況...
【新潮流】第108回 口切り
◆先日、当社の松本が、「ハロウィーンはもともとケルト人の大晦日である」と書いていた。ケルトの新年は11月から始まる。それをいうなら、お茶(茶道)の新年もこの時期である。「口切り」とい...
【新潮流】 第107回 予定通り
◆先週ニューヨークに出張してきた。今回の旅はかつてないほど順調だった。海外出張では、大抵、ちょっとしたトラブルが起こる。現地に着いてから、面会のアポイントが変更になってスケジュール...
【新潮流】第106回 ニューヨーク
◆「ニューヨークはすごい!ニューヨークはアメリカじゃない!」 ミュージカル映画『ニューヨーク・ニューヨーク』の台詞である。その通りだ、ニューヨークはアメリカではない。多くのひとがこ...
【新潮流】第106回 ニューヨーク
◆「ニューヨークはすごい!ニューヨークはアメリカじゃない!」 ミュージカル映画『ニューヨーク・ニューヨーク』の台詞である。その通りだ、ニューヨークはアメリカではない。多くのひとがこ...
【新潮流】第105回 詩は十月の午後
◆きのうは俳句、今日は詩を。田村隆一に「西武園所感」という詩がある。詩は十月の午後/詩は一本の草 一つの石/みみっちく淋しい日本の資本主義/ぼくらに倒すべきグラン・ブルジョアがないも...
【新潮流】第105回 詩は十月の午後
◆きのうは俳句、今日は詩を。田村隆一に「西武園所感」という詩がある。詩は十月の午後/詩は一本の草 一つの石/みみっちく淋しい日本の資本主義/ぼくらに倒すべきグラン・ブルジョアがないも...
【新潮流】第104回 長生き
◆第64回「もうひとつの甲子園」で取り上げた若手俳人の神野紗希さんが出した入門書が、昨日の日経新聞夕刊の文化欄で紹介されていた。ユニークなのはクイズ感覚で俳句を学べるドリル形式になっ...
【新潮流】第103回 新聞週間
◆インテリが作ってヤクザが売る。新聞のことである。強引で悪質な新聞の購読勧誘を巡る批判が後を絶たない、それでも某大手新聞のトップは、その温床である戸別配達制度が日本の新聞を支えてい...
【新潮流】第102回 ブラックマンデー
◆27年前の今日、東京株式市場は未曽有の大暴落に見舞われた。1987年10月に起きたブラックマンデーである。日経平均の下げ幅は3,800円を超え、率にして約15%の大幅安となった。これは一日の下...
【新潮流】第101回 理屈
◆昨日の小欄で、「米国ではMBAを卒業した優秀な若者の多くがウォール街を目指す。米国では金融業はなお魅力的な産業のひとつであり続けているからだ」と書いたが、最近はそうではないらしい。...
【新潮流】第100回 ノーベル経済学賞
◆今週はノーベル賞について書いてきた。日本人3名の受賞もあってニュースで取り上げられることも多く、タイムリーな話題であった。小欄への読者からの反響も普段よりも多かった。そのなかで目...
【新潮流】 第99回 米国礼賛
◆昨日の小欄で、「(ノーベル物理学賞を受賞した)中村教授は日本社会を否定し米国社会を選んだのである。米国の環境がノーベル物理学者を生んだ」と述べたところ、以下のようなご意見ご批判を...
【新潮流】第98回 ノーベル賞と日本人
◆ノーベル賞発表の時期である。先日、スウェーデン王立科学アカデミーは、今年のノーベル物理学賞を、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授、天野浩・名古屋大教授、赤崎勇・名城...
【新潮流】第97回 体育の日と特異日
◆「私の名前は、1964年東京オリンピックの開会式を見に行った父が聖火にちなんでつけてくれた」と橋下聖子・日本スケート連盟会長は述べている。今日、10月10日は、かつて「体育の日」であった...