新潮流の記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。
隔週月曜日に更新
【新潮流】第36回 ポエム
◆タイトルに惹かれて買った新刊がある。「詩人のための量子力学」(L・レーダーマン、C・ヒル著)。米国の大学では理科系科目を文科系学生向けに平易に解説する講座を「詩人のための~」と呼ぶ...
【新潮流】第35回 七夕と米国株
◆マネックス証券に入社して以来、かなりの数のレポートを書いてきた。思い入れのある作品は少なくないが、3年前の七夕の日に書いた「デジタル・デバイドと米国株のPER」もそのひとつである。当...
【新潮流】第34回 7月4日に生まれて
◆今日は米国の独立記念日(インディペンデンス・デイ)。アメリカでは単に「7月4日」(FourthofJuly)と言われることも多い。オリバー・ストーン監督の映画『7月4日に生まれて』は、ベトナム戦...
【新潮流】第33回 もうひとつのROE
◆ある大手出版社から依頼がきた。ROE(自己資本利益率)をテーマに書籍を執筆しないかという。まさに時宜を得たテーマであり、願ってもないことと二つ返事で引き受けて、早速資料の渉猟を開始...
【新潮流】第32回 半夏生
◆夏至から数えて11日目の今日は半夏生。「はんげしょう」と読む。八十八夜などと同じ雑節のひとつ。この頃に降る雨を「半夏雨(はんげう)」といい、大雨になることが多い。確かに最近はゲリラ...
【新潮流】第31回 話す機械
◆今年のアカデミー賞で脚本賞を受賞したスパイク・ジョーンズ監督「her世界でひとつの彼女」が日本でも封切となり話題を呼んでいる。近未来のロサンゼルスを舞台に、人工知能OS「サマンサ」と...
【新潮流】第30回 人並み
◆「水兵リーベ僕の船...」。学生時代にお世話になった方も多いだろう。元素の周期表を暗記する語呂合わせである。その原子番号1番、水素がいまブームになっている。クリーンエネルギーの水素を...
【新潮流】第29回 政治家
◆一昨日の小欄(第27回 女の涙)にはたくさんのご意見をいただいた。批判も少なからずあった。「塩村さんが悪いみたいに書くな!」「男尊女卑」「セクハラ議員の肩を持つ気か!」「小泉首相が...
【新潮流】第28回 勝敗
◆0勝2敗1分け。それがサッカー日本代表のW杯1次リーグの結果である。残念ながら決勝トーナメント進出はならなかった。◆日経平均の騰落を勝ち負けとすると、今年に入っての成績は、意外なこと...
【新潮流】第27回 女の涙
◆女の涙は武器になる。東京都議会で塩村文夏都議にセクハラとも取れるヤジが飛んだ問題で、都議会自民党の鈴木章浩都議が発言を認め、塩村都議に謝罪した。海外メディアが取り上げるほどエスカ...
【新潮流】第26回 株主総会
◆株主総会シーズンが佳境を迎えている。マネックスグループの株主総会も過去最高数の株主の皆様にご来場いただき平穏無事に終了した。◆マネックスGが総会を開いた先週土曜の日経新聞夕刊1面記...
【新潮流】第25回 1か月
◆5月20日から始めたこのコラム「新潮流」も今日で25回目。5営業日×5週間でちょうど1か月が経った。何気なく、思いつくまま始めたが、やってみてわかったのは、これ、結構キツイということであ...
【新潮流】第24回 夏至
◆株式相場の季節的アノマリーでもっともよく知られているのは「SellinMay(5月に売れ)」であろう。これには「秋に戻ってこい」という続きがある。株式市場のパフォーマンスを調べると、上半期(...
【新潮流】第23回 桜桃忌
◆「子供より親が大事、と思いたい」 太宰治『桜桃』の書き出しである。「自分が老人になってから、子供に助けられ、世話になろうなどという図々しい虫のよい下心は、まったく持ち合わせてはい...
【新潮流】第22回 死してなお
◆先月ポール・マッカトニーの来日公演が中止になって残念な思いをしたひとも多いだろう。昨年来日した時の若々しい姿と歌声からは想像もつかないが、彼はもう70歳を超えているのだ。長旅で体調...
【新潮流】第21回 ロボット
◆R.U.R.(原題:Rossum'sUniversalRobots )「ロッサム万能ロボット会社」は、1920年に発表されたチェコの作家カレル・チャペックによる戯曲。この劇で初めて「ロボット」という言葉が創造さ...
【新潮流】第20回 W杯ブラジル大会
◆おそらく日本中がテレビの前に釘付けになったことだろう。昨日行われたサッカーW杯ブラジル大会での日本対コートジボワールの一戦である。本田選手が見事なシュートを放ち先制点を挙げたが、...
【新潮流】第19回 13日の金曜日
◆今日はメジャーSQ(特別清算価格)算出日。毎月あるオプションのSQ算出日に3カ月に一度の先物のSQ日が重なる。米国では「トリプル・ウィッチング(3人の魔女)」と言って相場が荒れると警戒さ...
【新潮流】第18回 続・6月の花嫁
◆「6月の花嫁」の続きである。昨日の小欄では、欧米と日本では気候が違うのだから、欧米における最適な結婚式シーズン6月は、梅雨の日本では結婚式に不向きだという話を書いた。海外の事情が日...
【新潮流】第17回 6月の花嫁
◆関東はどっぷりと梅雨のど真ん中。この時期の結婚式は大変である。ドレスや振り袖姿のお嬢さんたちは難儀なことだろう。それでもジューン・ブライド(6月の花嫁)に憧れる新婦を祝福しに雨の...