新潮流の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
【新潮流】第173回 バレンタインデー
◆今日2月13日は2(に)1(い)3(さ)でNISAの日。証券会社的にはNISA(少額非課税投資制度)にちなんだ話題を書くべきなのだろう。しかし、僕にとってはもっと切迫した問題がある。オレだけど...
【新潮流】第172回 建国記念の日
◆小学生の娘の質問にうまく答えられないことがある。昨日もそうだった。「パパ、今日は日本ができた日なんでしょ?いつ、誰がつくったの?」「天皇陛下がおられるだろう?愛子さまのおじいちゃ...
【新潮流】第171回 コンピューターに勝つ方法
◆講談社から「ルパン三世」全178話収録のDVDコレクションが創刊された。「ルパン三世」のテレビ放送が始まったのは70年代初め。45年近く経つのにいまだにDVDがリバイバルされるのは衰えないル...
【新潮流】第170回 国会中継
◆昼飯はオフィス近くの中華料理屋で食べることが多い。どこにでもある街の中華屋である。たいしてうまくないのに昼時はいつも混んでいる。客のほぼ全員がタバコを吸い、昼間からビールなどを飲...
【新潮流】第169回 損切り
◆昨日の小欄では、ひとはみな、かんたんに心変わりするが、それは執着心が乏しいからだと述べた。その反対になかなか執着を断ち切れない心情というものもある。投資においては損切りができない...
【新潮流】第168回 変わる心
◆節分、立春と季節の変わり目について書いた。季節の移ろいだけでなく、経済や相場の流れも変わるのだと述べた。もっとも変わりやすいのは人の心である。「女心と秋の空」は変わりやすいものの...
【新潮流】第167回 冬日と立春
◆寒い日が続く。先週金曜は東京でも雪が舞ったが、明日もまた全国的に雪の予報が出ている。今日は立春。暦の上では春が立つ日だが、実際には一年のうちで今頃が最も寒い。最低気温が摂氏0度未...
【新潮流】第166回 ジンクス
◆「鰯の頭も信心から」。節分の夜に鰯の頭を柊の枝に刺して門口に飾る風習から来ている言葉だが、その元になった風習はいまや廃れている。鰯の頭を門に飾っている家なんて、とんとお目にかから...
【新潮流】第165回 スーパーボウル
◆前回の小欄でピケティ氏の講演はプラチナチケットだと述べたが、正真正銘のプラチナチケットはスーパーボウルのチケットだろう。なにしろFBIは「スーパーボウルのチケットが当たりました」と...
【新潮流】第164回 スターの来日
◆「ビートルズの姿が現れるや、悲鳴に似た絶叫が館内を満たした。それは鼓膜をつんざくばかりの鋭い騒音で、私はいかなる精神病院の中でもこのような声を聞いたことがない」。公演を観た作家・...
【新潮流】第163回 スティング
◆バタバタしていて書きそびれたが、今週月曜日、1月26日はポール・ニューマンの誕生日だった。存命であれば90歳になっていた。今年はニューマン生誕90周年に当たる。ポール・ニューマンといえ...
【新潮流】第162回 リフレ
◆最近はどうにもリフレ派の気勢が上がらない。リフレ派とはリフレ政策を支持するひとたちの総称で、リフレ政策とはマイルドなインフレを起こすことを目標に、量的緩和をおこなうことである。す...
【新潮流】第161回 目標と目的
◆昨日に続いて「お客様感謝デー」の話題を。特別ゲストにアテネ五輪の金メダリスト、ハンマー投げの室伏広治さんをお招きした。室伏さんは日本選手権20連覇という偉業を達成し、今も現役のトッ...
【新潮流】第160回 プランB
◆一昨日の土曜日は大阪で「お客様感謝デー」を開催した。好天にも恵まれ多くのお客様にご来場いただき大変盛況なイベントとなった。松本大も「つぶやき」で書いている通り、遠方で開催するイベ...
【新潮流】第159回 リスクの代償
◆先日、都内の某女子大で出張授業を行った際、ひとりの女子学生から質問された。「卒業旅行でフランスに行くことにしているんですが、テロとかが起きてとても不安です。フランス旅行はやめたほ...
【新潮流】第158回 To Be Or Not To BE
◆信濃町の文学座アトリエで、江守徹主演『リア王』を観た。昨年のシェイクスピア生誕450年を記念した「文学座シェイクスピア祭」の最後を飾る公演だ。<「愛」であれ「信義」であれ、人間存在...
【新潮流】第157回 寒造り
◆昨日は二十四節気のひとつ「大寒」だった。一年で最も寒い日とされるが、実際は大寒を過ぎても、まだまだ寒い日が続く。寒暖計の針が上がってくるのは立春を過ぎ、雨水から啓蟄に向かう頃から...
【新潮流】第156回 資本と経営の分離
◆松本大も、センター試験の問題を見て、英語以外、解ける気がしないとつぶやいていたが、僕も同じである。例えば現代社会の第2問-問1。企業をめぐる制度や状況に関する記述として最も適当なも...
【新潮流】第155回 ゾンバルト
◆先日、あるメディア主催による「ピケティ・ナイト」と銘打たれた企画で、池田信夫、水野和夫の両先生と僕の3人で鼎談をした。テーマはもちろん、トマ・ピケティ『21世紀の資本』についてであ...
【新潮流】第154回 記憶
◆『その街のこども』というドラマがあった。阪神・淡路大震災から15年後の2010年1月17日、NHKのテレビドラマとして放映され大きな反響を呼んだ作品だ。ふとしたきっかけで出逢った若い男女が、...