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チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
テクノロジーの進化
◆今日から師走。今年も残すところ1ヶ月となった。今年、2025年は節目の年であった。昭和が続いていれば「昭和100年」であったし、太平洋戦争終戦から80年、ジャパン・アズ・ナンバー1と謳われ...
ワークライフバランス
◆高市さんの「ワークライフバランスを捨てる」発言が波紋を広げている。首相になって真っ先に指示したのが現行の労働時間規制緩和の検討だ。これには批判も集中した。「過労死したひとの気持ち...
行間を読ませる
◆俳優のロバート・レッドフォードが亡くなった。訃報が届いた翌18日は主要各紙の朝刊1面コラムがそろって追悼文を書いた。いずれも出世作となった1969年公開の「明日に向って撃て!」を取り上...
アップ&ダウン
◆以下は、昨年9月2日付の小欄「思い込み」からの引用である。「長年の読者には呆れられるかもしれないが、本当にこのコラムで毎年のように書いている。甲子園が終わると秋風が吹く、と。どんな...
パリ祭
◆今日7月14日はパリ祭(フランス革命記念日)である。フランスではこの日から本格的なバカンスシーズンが始まる。ずいぶん昔のことだが、この時期に南仏プロバンス地方をドライブ旅行したこと...
MAJ
◆今日、6月9日は6(ロク)9(ク)で「ロックの日」。世界でキング・オブ・ロックといえばエルヴィス・プレスリーだが、日本のキング・オブ・ロックは永ちゃんをおいてほかにない。矢沢栄吉がMU...
ローマ教皇の逝去
◆先月プライベートでイタリアを旅行した。今年は25年に一度のジュビレオ(Giubileo、聖年)の年に当たり、「聖なる扉 (PortaSanta)」が開かれる。4大バジリカにある「聖なる扉」を4つくぐるこ...
春の憂い
◆先週末から気温が急上昇し、東京の開花予想は今日、24日である。何をするにも素晴らしい春の到来だ。ところがそんな季節の訪れを素直に喜べない事情がある。昨年、還暦を迎えたと同時に花粉症...
猫の日
◆今度の土曜日、2月22日は「猫の日」である。2-2-2(にゃん・にゃん・にゃん)の語呂合わせで「猫の日」である。愛猫家の僕はその日が楽しみなのだが、我が家の猫はまったく関心がないのであ...
金融の仕事
◆どこかの国の大統領は金さえ払えば他国の領土も買えると考えている。某芸能人は多額の和解金さえ払えば、過去の不祥事はなかったことにして芸能活動を続けても支障はないと思っている。世の中...
クリスマス・ウイッシング
すると王は答える。「あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さな者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしてくれたことなのである。」(マタイによる福音書25章40節...
Netflixのドラマ
◆今年も多くの映像作品を観た。劇場公開映画の年間のベストは、『ラストマイル』を挙げる。折しも本作で好演した火野正平の訃報が届いたばかりだ。社会問題に対するメッセージをうまくエンタメ...
短期決戦
◆こどもの頃、川崎球場に通い、カミソリシュートの平松、ライオン丸とあだ名されたシピンをスタンドから応援した。当方、大洋ホエールズの時代から、年季の入った横浜ベイスターズのファンであ...
『恋する惑星』
◆ウォン・カーウァイ監督の『恋する惑星』を再びスクリーンで観た。初めて観たのは29年前だ。『恋する惑星』は1994年に制作され、日本公開が翌年だった。今年で制作30周年を迎える。それを記念...
思い込み
台風10号で被害に遭われた方へ心よりお見舞い申し上げます。◆台風10号は、昨日9月1日の朝6時には東海道沖にあって、ほとんど停滞していた。台風に向けて暖かい湿った風が流れ込み、関東地方も...
錯覚
◆「貨幣錯覚」という現象がある。お金の価値を実質ではなく名目で判断することだ。例えば、お給料が(極端な例だが)倍になったとしよう。うれしくなって、ぱーっとお金を使ってしまうのは無理...
悪口
◆海外ではケンカを吹っ掛ける時、相手の母親を侮辱する悪口を言うことが多い。典型例は「サノバビッチ」だが、英語でもスペイン語でも(そしておそらく他の言語でも)同じ表現がある。それがい...
生成AI
◆いまや、投資家の中で米半導体大手エヌヴィディアの名を知らない者はいない。同社を株式市場の主役の座に押し上げたのが生成AIの爆発的な需要拡大だ。AIに尋ねればできないことはないというく...
五月病
◆ゴールデンウイークも終わり、今日から日常が戻ってくる。この時期に大型連休があるというのは、日本のカレンダーは新入生、新入社員に優しくできている。4月に新しい環境での生活が始まって...
◆昨日の日曜日は暖かくなったが、それまで東京の気温は低かった。特に先週の金曜日などは真冬を思わせるような寒さだった。「花冷え」という言葉もあるので、この時期の寒の戻りは珍しいことで...
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広木 隆
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
上智大学外国語学部卒。神戸大学大学院・経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。帝京平成大学・人文社会学部経営学科教授。社会構想大学院大学・客員教授。国内銀行系投資顧問、外資系運用会社、ヘッジファンドなど様々な運用機関でファンドマネージャー等を歴任。2010年より現職。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)
テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」、BSテレビ東京「NIKKEI NEWS NEXT」等のレギュラーコメンテーターを務めるなどメディアへの出演も多数。

著書:
『ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論』(ゲーテビジネス新書)
『9割の負け組から脱出する投資の思考法』(ダイヤモンド社)
『勝てるROE投資術』(日本経済新聞出版社)
『ROEを超える企業価値創造』(日本経済新聞出版社)(共著)
『2021年相場の論点』(日本経済新聞出版社)
『利回り5%配当生活』(かんき出版)
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