新潮流の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
【新潮流】第62回 迎え火
◆今日はお盆の迎え火。ご先祖様が迷わず帰ってこられるように火を焚く。子供のころ、母方の郷里で夏休みを過ごしたことがあった。お盆になると墓にご先祖様を迎えに行き、提灯を燈して家まで帰...
【新潮流】第61回 シュレーディンガーの猫
◆今日は理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガーの誕生日。有名なシュレーディンガー方程式を確立した量子力学の泰斗である。電子などの粒子は観測されていないときは複数の可能性の重ね合...
【新潮流】第60回 地政学リスクと不確実性
◆壷が2つある。壷Aには、黒玉50個と白玉50個が入っている。壷Bにも黒玉白玉合わせて100個が入っているが、白黒の配分はわからない。目をつぶって壷の中から1つ玉を取り出して、色を当てるゲー...
【新潮流】第59回 日焼け
◆私事で恐縮だが先日、千葉の外房の海に行ってすっかり日焼けしてしまった。日焼けというより軽い火傷に近い。痛くて痒くてどうにもならないが、これが夏だとも思う。最近では女性はもちろんの...
【新潮流】第58回 立秋
◆うだるような猛暑日が連日続いているが、今日は立秋。暦のうえではもう秋が立つ。秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 秋が来たという証は、はっきりと目には見えない...
【新潮流】第57回 コスト その3
◆「日本でいちばん大切にしたい会社」にも選ばれた未来工業の創業者、山田昭夫さんが亡くなられたのはちょうど1週間前のことだ。同社は名証2部に上場する建築用電気資材メーカーである。◆同社...
【新潮流】第56回 インターン
◆マネックスグループでは、今年の夏、例年より多くの学生諸君をインターンとして迎え入れている。わがFI部(フィナンシャル・インテリジェンス部)にも2名の女子大生がインターンとしてやって...
【新潮流】第55回 エスカレーター
◆日本各地を講演で訪れる。講演では始めにご当地ネタを話す。先日、名古屋でのこと。「東京ではエスカレーターの左に立って、右側を歩く人のために空けます。大阪は反対ですね。立つひとは右、...
【新潮流】第54回 コスト その2
◆ずいぶん昔のことだが、質実剛健で知られるドイツ車メーカーのCMのキャッチコピーで秀逸なものがあった。「100万円に安いと言えること。100円に高いと言えること」 ◆サービスであれ商品であ...
【新潮流】第53回 コスト
◆高級蕎麦屋でせいろを頼む。ええっ?たったこれだけ?供された蕎麦の量の少なさにびっくりする。これなら3口程度ですすり終えてしまいそうだ。1000円のせいろ蕎麦を、3口は大袈裟だが5口で食...
【新潮流】第52回 NISAとSMAP
◆キムタク人気は健在だった。フジテレビ系列で始まった今クールの「月9」ドラマ、『HERO(ヒーロー)』の視聴率が好調である。キムタクこと木村拓哉と言えば、かつては「月9」の『ロンバケ(ロ...
【新潮流】第51回 土用の鰻
◆手前味噌だが文章を書くのは割と得意である。「エッセイ教室に通われたりしたのですか?」と訊かれることがあるが、まったくの我流である。但し、私淑している方がいる。竹内政明さん。読売新...
【新潮流】第50回 丼(どんぶり)
◆終戦直後、焼け野原の東京は上野の山に、浮浪者が集まって即席の賭場が開帳される。博奕をやるのだって道具が要る。麻雀牌、花札、トランプ。ところが終戦直後の浮浪者の集落にそんな気の利い...
【新潮流】第49回 レンガの壁
◆小学2年生の娘は夏休みを謳歌し毎日遊んでばかり。「夏休みの宿題は?」と尋ねると、自由研究の課題があるという。自由研究のテーマは何にしたのかと訊くと、「猫について」だという。毎日一...
【新潮流】第48回 河童
◆子供の頃、夏休みになるとテレビのワイドショーで「怪奇特集」のような企画が決まって放送されていた。心霊写真にUFO、ツチノコ目撃談などに混ざって河童のミイラなんていうのもよくあった。...
【新潮流】第47回 夏祭り
◆東京の夏は浅草のほおずき市から始まる。それから2週間が経ち、関東地方も梅雨が明けた。週末の隅田川の花火は雨の心配はなさそうだ。東京だけでなく日本全国、本格的な夏の訪れである。京都...
【新潮流】第46回 22/7
◆日本では日付を月/日と表記するから、7/22は7月22日のことである。ところが欧州では日本と逆に日/月と表示するので7月22日は22/7と表す。22/7を分数ととらえれば「7分の22」はアルキメデスが...
【新潮流】第45回 安全な株
◆大川翔君の座右の銘は、フランスの詩人ジャン・コクトーの「青年は決して安全な株を買ってはならない」という言葉。「リスクをとって挑戦するということですね」 あっけらかんと翔君は言う。...
【新潮流】 第44回 働く時間
◆外資系の運用会社に勤めていたころ、部下からこう言われたことがある。「広木さんはいつも早くお帰りになりますよね。でも外資ってところはみんな遅くまで働くものなんですよ!」 外資系の会...
【新潮流】第43回 験担ぎ
◆昨日の小欄で引用したナシーム・ニコラス・タレブ著『まぐれ』は僕の愛読書のひとつ。「投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」という副題の通り、偶然性と人間心理の関係を様々なエピソー...