金利 の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】FRB連続利下げの「条件」とは?
金融システム不安の拡大を受けて、米金利はFRBの大幅ないし連続の利下げを織り込むまで大きく低下した。ただ経験的に、連続利下げは株価の大幅な下落局面で起こるものだ。そのため、これまでの金利と株価の関係と照らし合わせると、現状は違和感が強い。
米ドル/円の行方を考える上で鍵を握る米金利について、株価との関係を再点検する。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】4月の米ドル/円を予想する
3月は金融システム不安の急浮上で、米ドル高から米ドル安へ急反転。ただ、金融システム不安を受けた早期の大幅な米利下げ織り込みは「行き過ぎ」の可能性も考えられる。
4月は米金利の動向と、植田新総裁が初の出席となる日銀会合での緩和見直しなどに注目。一方的に円安、円高に動くというより、130~137円中心で上下動を繰り返す展開を想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「反発シナリオ」の考え方
3月に入り、金融システム不安が急拡大する中で「米金利低下=米ドル安」も大きく広がった。ただそれは、今週に入り反転気味の展開となった。
米金利と米ドルの「反発シナリオ」について考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米金利低下が3月末で一段落する可能性
1998年や2008年など金融システム不安を受けた米金利低下が、四半期末で一巡したケースがある。これらは四半期末要因が米金利低下に影響した可能性を感じさせる。
最近にかけての金融システム不安に伴う米金利低下が、四半期末である3月末で一段落、反発に転じるかは、米ドル/円の行方を考える上でも注目される。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「FRB vs 市場」真っ向対立の行方を考える
米金利の見通しを巡りFRBと市場が真っ向から対立した形となっている。年内の利下げを否定しているFRBに対し、市場は早ければ6月頃から年内に複数回の利下げを織り込む動きになっている。
この金利見通しを巡る「FRB vs 市場」は、どちらに軍配が上がるか。今回と比較的似た1998年のケースを参考にすると、鍵は株価の動向になるのではないか。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】3/27~31の米ドル/円を予想する
金融システム不安がくすぶる中で、先週も「米金利低下=米ドル安」が続いた。米金利は早期の大幅利下げを織り込むところまでの低下となった
一方、先週開かれたFOMCでは年内の利下げを否定。FRBと市場で金利の先行き見通しが真っ向から対立している。
インフレ懸念が残る中での早期利下げを織り込む米金利低下は「行き過ぎ」ではないか。「米金利低下=米ドル安」には自ずと限界があるとの考え方から、今週の米ドル/円の予想レンジは128~134円中心で想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】植田新日銀の4月YCC撤廃に注目
金融システム不安が急拡大する中で、米金利が大きく低下している。一時4%を超えていた米10年債利回りは、先週は3%台前半まで低下した。
米金利の動向は、4月からスタートする植田新総裁による金融政策の判断にも大きく影響する可能性があるのではないか。
マクロテーマ解説
FOMCは利上げを決定、今後の焦点はhigherからlongerへ
今後の利上げについては「可能性を示唆」するトーンに変化
パウエルFRB議長は「銀行システムの健全性」を強調
長期金利についてはピーク圏に達したか
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・FOMCの金利と為替への影響を考える
3月に入り、シリコンバレー銀行(SVB)といった一部の米銀の経営破綻をきっかけに金融システム不安が急浮上したが、そうした中で3月FOMC(米連邦公開市場委員会)では事前の予想通り0.25%の利上げを決めた。
一方で、FOMCメンバーの経済見通しである「ドット・チャート」では、2023年末のFFレートの見通し(中央値)について、前回2022年12月の5.1%を据え置いた。今回は、そんなFOMCの結果が、今後の為替相場へどういった見通しになるかについて確認する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】FOMCの金利・為替への影響を考える
3月22日にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表される。主な注目点は、最近にかけての金融システム不安の急拡大を受けて、1)利上げを続けるか、2)FOMCメンバーの経済見通し「ドット・チャート」による今後の金融政策の見通し、といった2点ではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・1998年の米緊急利下げとの類似と相違
今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)が予定されているが、最近にかけて急拡大した金融システムへの懸念を受けて利上げを見送る、さらに早期の利下げを示唆する可能性はあるだろうか。
突然の金融システム不安の浮上により、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げへ急転換した代表例として、前回のレポートで1998年のケースを取り上げたが、今回はこの1998年のケースで株価暴落との関係を考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】1998年の米緊急利下げとの類似と相違
SVB(シリコンバレー銀行)の経営破綻をきっかけに、金融システム不安が急浮上すると、早期の利下げを織り込む動きが急拡大した
1998年、ある金融機関の破綻をきっかけに、金融システムへの懸念から実際にFRB(米連邦準備制度理事会)が緊急利下げに動いたケースがあったが、当時と今回の類似点と相違点について確認してみよう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円を決める金利は日米どちらか?
日本の10年債利回りは、今週にかけて大きく低下した。これは、米金利低下に連動した面が大きかっただろう。つまり「日本の金利は基本的に米金利で決まる」ということ。
米ドル/円の行方は、日米それぞれの金利の動きより、金利差の変化が基本的な目安になるということではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】日銀金融政策決定会合と米ドル/円の関係
3月10日、黒田総裁が出席するのは最後となる日銀の金融政策決定会合が開かれる予定だ。ここで、2022年12月に拡大した10年債利回りの上限再拡大あるいは撤廃が行われるかが注目されている。
今回の会合の結果が米ドル/円にどう影響するかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円安予想の注意点(ファンダメンタルズ編)
2月以降の米ドル高・円安の今後の見通しを考える上で、今回は米金利および日米金利差といったファンダメンタルズ分析からアプローチしてみる。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】3月第2週の米ドル/円を予想する
「米金利上昇=米ドル高」が続き、先週も米ドルは年初来高値を更新。一時は137円台に乗せた。
今週は10日の米2月雇用統計発表など米経済指標発表と、同じく10日の日銀金融政策決定会合などが要注意だが、基本的には米ドル高・円安が続くと予想。
米ドル/円の予想レンジは134~138円中心で想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】なぜ米ドル/円の変動は激しくなったのか
米ドル/円は、2021年にかけては5年連続で年間の最大変動幅ですら10円程度といった小動きが続いた。それが、2022年の最大変動幅は1990年以降で最大となる38円に急拡大となった。
激しい値動きは円安、円高ともに起こってきた。なぜ、急に米ドル/円がこれほど激しく動くようになったのかについて今回は考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】YCC見直しは年後半以降の可能性
次期日銀総裁の候補者である植田和男氏に対する衆参両院の所信聴取が2月27日で終了した。その中で植田氏は、「情勢に応じて工夫を凝らしながら金融緩和を継続することが適切」などと述べたことから、現在の長期金利上昇を阻止するYCC(イールドカーブ・コントロール)も含めた金融緩和策の早期見直し観測は後退したようだ。
YCC見直しのタイミングについて考えてみる。
12:40
ストックボイス
【為替】米ドル円動向:米金利の見通しを前提にすると140円を超える可能性
・2月は米ドル高・円安に大きく戻す展開となったが、これには米金利の上昇が関係している。・米ドル/円が2月に大きく米ドル高・...
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】3月の米ドル/円を予想する
2月の米ドル/円は、年初来の米ドル高値を更新するなど、大きく米ドル高・円安に戻す展開となっている。主因は米金利が大きく上昇したことだろう。
日銀の新執行部人事、いわゆる「ポスト黒田」を巡る動きも警戒されたほど円高に反応することがなかったことから、米ドル買い・円売りの安心感につながった可能性がある。
3月の米ドル/円は、そうした流れを引き継ぎ、132~140円中心での展開を予想。