金利 の記事一覧

吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/12~16の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は手掛かり材料難で139円台中心の小動きに終始。 今週は一転して注目材料が目白押し。特にFOMCの結果次第では波乱含みが予想される。 難しいところだが、FOMCを受けて米金利上昇が限られると予想。今週の米ドル/円は137~142円中心に米ドル高・円安が行き詰る展開を想定。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米利上げ終了の可能性を考える
一時利上げを中断した豪州とカナダは、今週の金融政策決定会合で改めて利上げを決めた。これに対して来週予定されているFOMC(米連邦公開市場委員会)では利上げを見送る方針と見られている。 本当に6月FOMCは利上げを見送るのか。また、6月は利上げを見送っても、7月FOMCでは利上げを再開するのだろうか、ということについて考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「アベノミクス円安・株高」との類似と相違
日本株の上昇と円安(米ドル高)の連動が続いている。似たような株高と円安の高い相関関係が続いたのはアベノミクス相場と呼ばれた2013~2015年だった。 ただ当時は日本の金融緩和による円安だったのに対し、今回は米利上げによる米ドル高といった点が大きく異なる。米金融政策次第では米ドル安(円高)に転換する可能性があるだろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米ドル/円を決めるのは金利か株か?
高値更新が続く日本株と米ドル/円の上昇が連動している。アベノミクス時代に、やはり米ドル/円は日本株との連動が3年以上も続いたことがあったが、今回とは事情が違うようだ。 米ドル/円と金利、株との関係を再点検する。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「米金利低下=米ドル安」が限られた理由
6月2日に発表された米5月雇用統計で、NFPが予想を大きく上回る増加となると、米金利は大幅に上昇。それに連れて米ドルも反発となった。 そもそも米2年債利回りの場合なら、4.3%からさらに大きく低下するのは、金融政策との関係から難しい段階になっていた可能性もあるだろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】債務上限法案とFRB利上げ政策の転換
米債務削減法案が成立することで、歳出が削減される見通しとなった。金融システム不安浮上による信用収縮と合わせて、財政面でも景気へのマイナスの影響が予想される中で、インフレ対策の利上げの必要性は一段と低下する可能性。 FRBの金融政策は、利上げより利下げへ転換するポテンシャルが高くなってきただろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】続・米金利で考える米ドル/円の行方
米ドル/円は先週から140円を上回ってきた。米ドル/円上昇は、このところ米2年債利回りなど米金利の上昇とほぼ連動していた。この関係が続くなら、この先の米ドル/円の行方は米金利の動向次第ということになる。 米2年債利回りとの関係から、この先の米ドル/円のシナリオについて考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米金利で考える米ドル/円の行方
3月に金融システム不安が浮上して以降、米金利は大きく低下し、その後も安値圏で保合いが長く続いていたが、先週後半から保合いを上放れとなった。 米金利がどこまで上昇するかを受けて、目先的な米ドル/円の反発の目安を考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 【為替】5/22~26の米ドル/円を予想する
先週は、米6月利上げ予想再燃などをきっかけに、米金利が保合い上放れ、それに連れる形で米ドル/円も年初来高値更新となった。 この間の上限を突破した直後のため、米金利、米ドルとも上昇余地を探る展開が続きそうだ。ただ移動平均線や金利との関係からすると、140円以上は行き過ぎ懸念も強まる可能性あり。 以上を踏まえ、今週は136~141円中心の展開を想定。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】どこまで円安に戻るのか?
米ドル/円が年初来の米ドル高値・円安値を超えてきた。ではこの米ドル高・円安はどこまで続くかについて、主に移動平均線、そして金利との関係から考えてみる。 結論としては、140円程度までは戻す可能性はありそうだが、2022年10月の151円更新に向かうことはないのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米政府デフォルトと金利、為替の関係
米債務上限拡大を巡る政府と議会の交渉が続く中で、米2年債利回りなど米金利が一時上昇する場面も見られた。ではこれは、上限の拡大が遅れ、米政府がデフォルト(債務不履行)状態に陥ることでの米国債価格下落(利回り上昇)を織り込む動きかと言えば違うのではないか。 米政府のデフォルトが現実味を帯びた2011年8月、米国債価格はむしろ上昇し、利回りは低下した。そして、米ドル/円は米金利低下に連れる形で下落となった。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「大幅な金利差」時代のFXトレード戦略
日本が超低金利政策を続ける一方、インフレ対策で欧米の先進国が急ピッチの利上げに動いた結果、日本と主要な外国との金利差は一気に拡大した。 2008年のリーマン・ショック以降、欧米の先進国も低金利の時代が長く続いたことから、FXなど為替のトレード戦略において金利差への意識は薄れた可能性があった。その点が最近にかけて大きく変化したことによる影響について考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 【為替】5/15~19の米ドル/円を予想する
先週は5月12日発表の期待インフレ率という指標を受けて、米金利と米ドルは反発。 今週は徐々に注目度が高くなってきた米債務上限問題の動向に要注意。 米ドル/円は上値重く、132~137円中心での展開を想定。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米金利「膠着放れ」と米ドル/円の関係
米金利が狭い範囲での一進一退を繰り返す、「膠着相場」がすでに約2ヶ月も続いた。「膠着相場」をブレークすると、それまでに溜まったエネルギーの発散により、一方向に大きく動く可能性がある。米ドル/円の行方を考える上でも手掛かりになりそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米利下げ予想は「行き過ぎ」なのか?
海外の大手金融機関が年内の米利下げに否定的な見解を示したとする報道が、このところ続いた。金融政策の影響を受ける米国の短中期金利は、最近にかけて政策金利を大きく下回って推移しているが、年内の利下げが実現しない可能性が高まると、このような短中期金利の低下は修正に向かう可能性が出てくるだろう。 ただその中で、少し気になるのは、ここに来て警戒感が高まっている米国債のデフォルト不安ではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー FOMCで米金利はどう動くか?
5月3日にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表される。今回については、0.25%の利上げを継続するとの見方が一般的。その上で、利上げの「打ち止め」の可能性を示唆するかが焦点と位置付けられているのではないか。 そのようなFOMCの結果を受けて、米ドル/円にも影響の大きい米金利はどう動くかについて考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】日銀金融政策と米ドル/円の関係
4月28日は、植田総裁が就任して初めての日銀金融政策が発表される。注目されている10年債利回りの上限見直しについて、今回は見送られる可能性が高いのではないか。 10年債利回りの上限拡大や撤廃が見送られた場合、金利はどのように反応するかについて考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米金利上昇トレンドはまだ終わらない
米ドル/円の行方は、米金利の影響を大きく受けてきた。その米金利は、3月に金融システム不安が浮上したことをきっかけに大きく低下した。では米金利はさらに低下するのか、それとも再び上昇に向かうのか。 実は、テクニカルに見ると重要な分岐点を巡る攻防が続いているものの、まだ米金利上昇トレンドが転換したわけではなさそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米利下げの実現は簡単ではない?
米2年債利回りは、政策金利のFFレートの誘導目標、4.75~5%を一時は1%程度と大幅に下回った。素直に見ると、早期に1%程度の大幅な政策金利引き下げを先取りした動きと言えるだろう。 そんな金利市場が描く「早期利下げ」は本当に実現するのか。過去の米利下げが始まる局面においての金利、株価との関係などから見ると簡単ではなさそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「米利下げ」織り込みは修正されるか
金融システム不安が浮上した3月の米経済データが、相次いで予想以上の悪化となったことから、米景気先行きへの懸念が急速に広がり出した。しかし、4月7日発表の米3月雇用統計が予想の範囲内の結果となったことで、とりあえず一息ついた形となった。 今週はCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)とインフレ指標の発表が注目される。これを受けて、早期の大幅利下げを織り込むほどに大きく低下した米金利が、どこまで戻すかが、米ドル/円の短期的な行方を考える上での鍵になる。
吉田 恒