ユーロ の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
「FOMC米ドル高」が対円、対ユーロで差が出た理由
6月16日のFOMCを受けて米ドル全面高となったが、対円より対ユーロでのドル高方向への反応が大きかった。そんな「FOMC米ドル高」の通貨別の違いは、120日MAとの関係などテクニカルな影響か。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ高・米ドル安、「1月」との違い
ユーロ/米ドルが、1月に記録した高値に接近してきた。ただ当時と異なり、最近は独金利上昇に伴うユーロ高の側面が大きそう。
その意味では、最近にかけてのユーロ高・米ドル安に比べて、米ドル安・円高の反応が鈍いのも、今回は「米ドル安」より「ユーロ高」の側面が強いためということかもしれない。
吉田恒の為替ウイークリー
対ユーロなどでの「米ドル安再燃」は対円に波及するか!?
米ドル/円は108円半ば~109円半ば中心の方向感の乏しい小動きが続いている。これに対してユーロ/米ドルなどは年初来のユーロ高値・米ドル安値に急迫するなど、米ドル安再燃が鮮明。
米ドル/円の「我が道を行く」構図が続くか、それとも対ユーロなどでの米ドル安再燃に引きずられ、108円半ば割れに向かうか注目。
吉田恒の為替デイリー
高値更新続くクロス円の「リスク」とは?
米ドル/円の頭打ちを横目に、主要なクロス円は高値更新が続いている。これは、株高、リスクオンの影響が大きいだろう。
ただし、クロス円の中でも、欧州通貨/円が金利差で裏打ちされているのに対し、豪ドル/円などは金利差からのかい離が目立つ。リスクオフへ転換した場合、金利差からのかい離の修正も重なり、豪ドル/円などの反落が大きくなる可能性は要注意か。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ/米ドル主導の米ドル安の行方とは?
ユーロ/米ドルは1月の高値(米ドル安値)に着実に接近、主要な通貨ペアで米ドル安を主導する構図となっている。
この背景には、4月にかけての「米金利急騰=米ドル高」を経てなお、米ドル/円などと異なり、ユーロ/米ドルは米ドル安トレンドが続いている影響があるのではないか。この間のユーロ高・米ドル安の記録を更新し、もうしばらく米ドル安を主導する可能性に注目。
吉田恒の為替デイリー
2021年は米ドル/円がよく動いている
米ドル/円の小動きが長期化しているが、2020年は米ドル/円以外、豪ドルやユーロなどは比較的大きく動いた。
2021年はこれまでのところ、米ドル/円の変動率が豪ドルやユーロを上回っている。4月にかけて米金利急騰に連れて一段高となった影響が大きい。米ドル/円が新たに大きく動き出すかは米金利に注目か。
吉田恒の為替デイリー
対円ではわかりにくい「米ドル安復活」
先週の雇用統計「ネガティブ・サプライズ」を受けた米ドル急落などにより、対円以外、ユーロや豪ドルに対しては一気に年初来の米ドル安値に接近してきた。
そもそも52週MAとの関係で見ると、対円と異なりユーロや豪ドルに対しては米ドル安トレンド継続中の可能性がある。米金利低下傾向が続くなら、対円以外では米ドル安値更新の可能性もありそうだ。
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル高再開「遅延」とNFPショックの影響
2021年に入ってから、為替相場は総じて金利差、とくに「米金利次第」の構図が続いている。その米金利は4月にかけて空前の「上がり過ぎ」となった可能性があった。
その反動に加え、先週発表された米雇用統計の「ネガティブ・サプライズ」の影響などもあり、米金利急騰再燃は意外に手こずりそう。そうであれば、米ドル高の本格再燃もまだ先か。
吉田恒の為替デイリー
NFPショック、ユーロと円の違い
注目の米4月雇用統計、その中でNFPは予想を大きく下回る「ネガティブ・サプライズ」となると、米ドルは総じて急落した。
ただ金利との関係で見ると、対ユーロと円では差がある。金利差から見ると、ユーロ高・米ドル安は「先走り」過ぎの可能性あり。今後その修正が入る可能性に要注意か。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ/米ドル上昇の理由と今後の行方
ユーロ/米ドルは先週にかけて1.2米ドルを大きく上回ってきた。これをうまく説明できるのは米金利低下に伴う金利差でのユーロ不利縮小。この関係がこの先も続くなら、ユーロ/米ドルの行方は米金利次第。
ただユーロ/米ドルは、「コロナ後」米国株と連動する局面も少なくなかった。その意味では、ユーロ/米ドル下落へ転換のきっかけとして米国株の動向も注目。
吉田恒の為替デイリー
円安とユーロ安、豪ドル安との「差」
米金利上昇に伴う米ドル高相場が展開しているが、対円での米ドル最大上昇率が8%以上となっているのに対し、ユーロや豪ドルに対するそれは5~6%程度にとどまっている。
対円に比べて、ユーロ、豪ドルに対する米ドル高が出遅れた形ともいえるが、逆に今後も米ドル高が続くなら、ユーロや豪ドルに対する米ドル上昇余地は対円以上に大きくなるかもしれない。
吉田恒の為替デイリー
「激変」した為替と株、金利との関係
2020年3月の「コロナ・ショック」一段落後、為替は株高・米ドル安といった具合に、株価が主な関数になってきたが、それが最近は金利差に変わってきた。
「コロナ後」の為替の関数が株から金利に変わったことで、為替の行方もこれまで以上に米金利の見極めが重要になっている。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ反落が広がりやすくなった理由
ユーロ/米ドルの反落が広がっている。ユーロ/米ドルは2020年9月にも大きく反落したが、今回の反落はそれを上回る動きとなってきた。
2020年9月と今回の違いは金利差との関係。金利差との関係が正常化し、行き過ぎたユーロ買い・米ドル売りの修正(ユーロ売り・米ドル買い)が広がりやすくなっている可能性あり。
吉田恒の為替ウイークリー
円、ユーロ、豪ドル「脱・小動き」の鍵は?
先週は、米ドル/円に加え、ユーロ、豪ドルも方向感を欠いた小動き。為替相場が全体的に小動きとなったが、「小動きの理由」はそれぞれ、三者三様か。
脱小動きの手掛かり、米ドル/円は、昨年6月以降続くレンジ相場、足元なら102.3~104.4円のレンジ・ブレーク、ユーロは米金利上昇再燃、豪ドルはコモディティー相場上昇終了が鍵か。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ/米ドルが示す「コロナ後」相場の変化
ユーロ/米ドルは、連動の対象が「コロナ後」の株価から、今年に入り金利差に変わってきた。
その金利差、とくに米金利には過去の経験を参考にすると大幅上昇リスクもありそう。また、ポジションもユーロ買い・米ドル売りに大きく傾斜している可能性があるため、米金利上昇などの米ドル買い戻し材料に過敏な反応となる可能性あり。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
ドル・ショートの解消続き、ユーロ/米ドルに一段の下値リスク?
「ユーロ安・米ドル高」の背景
欧州経済の先行き不安の高まりによるユーロ売り
次期米財務長官のイエレン氏の発言に注目
吉田恒の為替ウイークリー
ユーロ/米ドル下落が示す「コロナ後」相場の変化
先週米ドル/円は方向感乏しい展開だったが、ユーロ/米ドルはほぼ一本調子で下落。昨年3月「コロナ・ショック」で発生した金利差とのかい離が是正され、米金利上昇へ素直に米ドル買いで反応しやすくなった可能性。
「コロナ・ショック」で発生した金利差からかい離した高過ぎる米ドルの是正が、「リスクオンの米ドル売り」の本質で、それは終了した可能性。米ドルは「売られ過ぎ」懸念が強くなっているため、買い戻し材料に反応しやすくなる可能性も注目。