ユーロ の記事一覧

吉田恒の為替ウイークリー 「ユーロ本位制」で考える当面の為替の行方
先週2月3日のECB会合以降、ユーロは一段高。これが新たなユーロ高の始まりなのかは、米ドル/円などの目先の行方を考える上でも鍵を握っている可能性あり。 テクニカルな焦点は、この間のレンジ上限、1.14米ドルからのユーロ「上放れ」が続くか。そして、もう1つはユーロ高の道先案内役である独金利上昇が続くか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「パウエル豹変」と「ラガルド豹変」の類似
2月3日ECB会合後のラガルド総裁発言から、「独金利上昇=ユーロ高」は一段と拡大した。これは、2021年11月末「パウエル発言」後と似たイメージと受け止められた可能性あり。 実際的に、ユーロ高がさらに広がるかは、独金利上昇が目先的にどこまで続くかが鍵になりそう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー ECB「タカ派」でもユーロ高には限界!?
2月3日のECB会合での「タカ派」姿勢が注目され、この間「欧州金利上昇=ユーロ高」の一因になったとされる。 ただ独など欧州の金利は、これまでは「世界一の経済大国」である米国の金利で決まってきた。ECBの影響への過度な期待には注意が必要かもしれない。
吉田 恒
田嶋智太郎の外国為替攻略法 目先はリスク回避の米ドル買いが一服する可能性も
FRB議長の発言で揺れた世界の株式市場 円安より米ドル高が優勢、ユーロ/米ドルは下値を試す動きも 米ドル/円は再び115円を割り込むか
田嶋智太郎の外国為替攻略法 「米ドル高と円安の巻き戻し」もそろそろ一巡となる可能性
年明けの米ドル/円はやや波乱含みの展開 市場の勝手に期待、勝手に失望、に注意 米ドル/円は115円近辺がしばらく目安に ユーロ/米ドルは戻り売りに押される形に
吉田恒の為替ウイークリー 短期的な米ドル安リスクの可能性
米ドル/円は年明け直後の一段高から、先週は一転して急落。この中で、テクニカルには目先的な米ドル下落リスク拡大の示唆が増えた。 52週MAとの関係などからすると、米ドル安トレンドへの転換議論は時期尚早ながら、目先的な一定程度の米ドル下落リスクには要注意か!?
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 少し気になる米金利上昇の影響力低下
12日、2021年12月の米消費者物価指数が大きく上昇し、短中期の米金利が上昇したにもかかわらず米ドルはむしろ比較的大きく下落した。 インフレの影響などで、名目の米金利上昇ほど米ドル高をもたらしにくくなっている可能性があるとして、それが一時的か継続的かは、今後の米ドル相場の行方を考える重要テーマだろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 新年相場前の主要通貨ポジション再点検
CFTC統計の投機筋のポジションで見ると、11~12月で大きく変化したのは円と英ポンド。前者は売り越しが半減、一方後者は売り越しが急拡大するといった対照的な結果。 豪ドルとユーロのポシションには大きな変化はなかった。ただ豪ドルは「売られ過ぎ」が懸念される状況が続いたのに対し、ユーロは小幅売り越しで、売り余力が大きそうな状況が続いた。
吉田 恒
田嶋智太郎の外国為替攻略法 米・英・欧の中央銀行はインフレ抑制重視で「正常化」に傾く
新型コロナウイルスからインフレへの対応へシフト 英中央銀行は利上げを決定するも、市場にはリスク回避の懸念も 米ドル/円は米ドル買いが優勢か
吉田恒の為替デイリー 今年最後の金融政策ウィーク、各国通貨の動向は?
今週は水曜がFOMC(米連邦公開市場委員会)、木曜はBOE(イングランド銀行)、ECB(欧州中銀)、さらにメキシコ、トルコでも金融政策会合が予定されている。そして金曜は日銀の金融政策会合。 このうち、FOMCは「テーパリング」加速、そしてメキシコは利上げ、トルコは利下げといった具合に政策変更の予想もあるが、それらが為替相場へどう影響するかを考察してみた。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 2022年のユーロを予想する
ユーロ/米ドルはユーロ圏と米国の金融政策の方向性の違いを受けた金利差ユーロ劣位拡大が続く見通しのため、それに連れたユーロ安・米ドル高が継続する見通し。 ユーロ/円は連動の対象が金利差の場合は一進一退、ただ連動の対象が株価に変わると一方向への大きな動きになる可能性。 【2022年 予想レンジ】
ユーロ/米ドル:1ユーロ=1.05~1.15米ドル
ユーロ/円:1ユーロ=125~135円( or 120~130円)
吉田 恒
田嶋智太郎の外国為替攻略法 米当局によるタカ派寄りの方針転換が今後も米ドルを支える
色濃く漂うリスクオフのムード インフレ高進の抑制を打ち出すFRB 今が押し目買いの好機となるか?
田嶋智太郎の外国為替攻略法 混乱の中行き着く先は…決まって重要なチャートポイント
新型コロナウイルスの変異株による影響で米ドル安へ リスクオフに傾く東京株式市場 混乱時に意識したいチャートの動き
吉田恒の為替デイリー 原油とユーロ安・米ドル高の関係に注目
止まらないユーロ安・米ドル高が展開する中で、金利差とは別に「原油安=ユーロ安」の影響も目立った。一方、それまでの「原油安=円高」の関係はかい離。ユーロ安・米ドル高が米ドル高全体をリードする構図となっている。 原油相場の動向はユーロ/米ドルへの影響を通じ、急ピッチで展開する米ドル高の行方を考える上でも注目。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 米金利と原油で考える米ドル高の行方
先週の米ドル/円は年初来高値を更新、一時115円突破寸前まで上昇した。米金利上昇傾向が続いたことと、対ユーロなどで米ドル一段高となったことに連れたためか。 米金利は短期的に「上がり過ぎ」のため、さらなる米ドル高への影響は限られそう。 ユーロ安・米ドル高は米金利上昇以上にこの間原油相場の影響が大きかったか。その原油相場、WTIの5年MAかい離率などを見ると中長期的な「上がり過ぎ」懸念強い。原油高限界なら、ユーロ高・米ドル安への戻りが限られる可能性あり。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 原油高が続いた理由、そして反転の鍵とは?
WTIが80米ドルを大きく上回るなど原油高が続いてきた。この背景は世界的カネ余り、そしてESG投資により化石燃料の長期開発ストップなどの影響など。 原油高抑制の有効策は「世界一の産油国」で需給調整役の立場にある米国のシェール原油増産。それが出来ず、応急策の国家備蓄放出で原油高の流れが変わるのは本来考えにくい。 ただWTIの5年MAからのかい離率等で見ると、2010年以降では中長期的に最大の「上がり過ぎ」となるなど、「上がり過ぎ」懸念が強くなっているということはある。
吉田 恒
田嶋智太郎の外国為替攻略法 なおも基本的には米ドル買い・ユーロ売りの流れが続く
ユーロ/米ドルは「雲」より下抜ける動きへ ユーロ売り・米ドル買いの動きが強まる背景 米ドル/円が下落した要因とは
吉田恒の為替デイリー 「インフレ」が変える米金利上昇の影響
10月頃から米金利上昇でも対円以外では米ドル高の反応の鈍さが目立ってきた。また金相場と米金利の関係は、それまでの逆相関から「米金利上昇=金上昇」に変わった。 これらの変化に共通するのは「モノ」の評価、すなわちインフレに過敏になってきたということか。インフレが現実味を増す中で、米金利上昇の相場への影響が変化している可能性あり。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 「CPIシヨック」米金利上昇=米ドル高の行方は?
先週水曜日(11月10日)の米CPI発表を受けた米金利急騰に連れて米ドルも急反発。ただ米金利は既に短期的には異常なほどに「上がり過ぎ」の懸念が強いため、さらなる米金利上昇=米ドル高には自ずと限度ありか。 「CPIショック」を受けてユーロ/米ドルは年初来安値を更新、テクニカルにユーロ安・米ドル高を模索しやすい。このため対ユーロでの米ドル高はどこで一巡するかもしれず、全体的な米ドル高が一段落する目安となるか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 主要通貨の対米ドル・ポジション総点検
2021年は全般的に米ドル高の進行が目立ったが、ただ対米ドルでの主要通貨のポジションは必ずしも一様ではなかった。 足元で対米ドルでの売り越しが大きいのは円、豪ドル。一方、ユーロ売り越しは小幅に過ぎず、英ポンドやNZドルは逆に買い越しとなっている。
吉田 恒