ユーロ の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】ユーロ安と豪ドル安を比較する
中長期移動平均線からのかい離率などで見ると、ユーロ/米ドルに比べ豪ドル/米ドルの「下がり過ぎ」懸念は強くない。最近までのエネルギー価格急騰などの影響か。
そんなエネルギー価格も下落に転じたことで、米ドル高が続いた場合は、豪ドルなど資源国通貨の続落リスクが相対的に大きくなる可能性あり。
吉田恒の為替ウイークリー
今週の米ドル/円予想は135~137円中心
先週は米ドル高の主役が対円から対ユーロなどに移行、ユーロ/米ドルは一気に1ユーロ=1米ドル「パリティ」目前に迫るユーロ安・米ドル高となった。
インフレと景気を両にらみしながら、米利上げ見通しを手掛かりにした展開が続きそう。今週の米ドル/円予想レンジは135~137円中心か。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ/米ドル「パリティ」後のシナリオ
52週MA、5年MAといった2つの移動平均線からのかい離率を参考にすると、1ユーロ=1米ドルといった「パリティ」を割れると、ユーロ「下がり過ぎ」懸念は強まる。
この局面で0.9米ドルまでユーロ安・米ドル高が続く可能性は基本的には低いだろう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル高と金利、株との関係を再点検
最近にかけて、主要な通貨ペアと金利差とのかい離が目立った。
金利差からかい離した米ドル高・円安は、米国株安を受けた米国の投資家の外遊資金の引き揚げ「レパトリエーション」の影響などが考えられる。
吉田恒の為替デイリー
ECB利上げ接近でもユーロ安の理由
ECBは7月に最初の利上げを行うと見られているが、その割にユーロ相場の反発は鈍かった。金利差からかい離したユーロ安・米ドル高は、米国株安と一定程度連動した結果。
今後のユーロ/米ドルの行方は、ECB利上げ以上に米国株の動向にも注目が必要か。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
見逃せない、米消費のセンチメント低下
大きなサプライズとなった5月の米CPI
米CBも米PCEも低水準で推移
FRBの金融引き締めは今後どうなるか
米ドル/円、ユーロ/米ドルの動きで懸念されるリスク
吉田恒の為替デイリー
クロス円の「上がり過ぎ」を検証する
代表的なクロス円、豪ドル/円、英ポンド/円、ユーロ/円について、5年MAとの関係から「上がり過ぎ」を検証した。最も「上がり過ぎ」懸念が強かったのは豪ドル/円。
ただ、クロス円「上がり過ぎ」の主因は、歴史的な米ドル高・円安だろう。逆に言えば、米ドル高・円安が反転すると、クロス円も反転するリスクは要注意だろう。
吉田恒の為替デイリー
ECB利上げでユーロ安は終わるのか?
2021年から2022年にかけての大幅なユーロ安・米ドル高は、独米長期金利差ではほとんど説明できず、金融政策を反映する独米2年債利回り差の変化で正当化された可能性がある。
ただ独米の2年債利回りのボラティリティーには大きな差があった。ユーロ安・米ドル高トレンドへの影響は、基本的に米インフレ動向を受けたFRB利上げ見通し次第か。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
米雇用統計に対する反応や米政府・当局者らの発言に違和感
EUはロシア産石油の輸入禁止に関する制裁措置で合意
市場は米ドル買いの傾向へ
違和感あるFRBのパウエル議長、ブレイナード副議長の発言
米ドル/円は再び直近高値を試すか、ユーロや英ポンドも上値余地があるか
吉田恒の為替デイリー
続・ユーロ安・米ドル高は終わったのか?
4月以降、ユーロが1.08米ドルを割れてから一段安となった動きは、金利差からかい離したものだった。その意味では、最近にかけてのユーロ反発は、金利差から見た「下がり過ぎ」の反動とも言えそう。
その上で、テクニカルには1.08米ドルを巡る攻防が重要な分岐点になる可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ安・米ドル高は終わったのか?
ECB7月利上げ説などが広がる中で、ユーロは今週にかけて比較的大きく反発した。ユーロ安は1.03米ドルで終わったのか、飽くまで一時的な調整なのか。
それを見極める鍵は、米金利と米国株の動向ではないか。
吉田恒の為替デイリー
続・円安への米国株安の影響とは?
2021年まで続いた「米国株安=円高」といった関係は、この数ヶ月大きく崩れた。ただ、クロス円の下落や米金利低下を通じ、米国株安は一定程度の円高をもたらす可能性がある。
米国株安を主導するナスダック指数は、90日MAかい離率で見ると、下落局面の重大な分岐点を迎えている可能性あり。
吉田恒の為替ウイークリー
「怒涛の円安」調整局面の可能性
前回も指摘したように、「怒涛の円安」は、「息切れ」の可能性が出てきたのではないか。
それは、この米ドル高・円安トレンドが終了したということではなく、この2ヶ月ほどほとんど見られなかった本格的な調整局面入りの可能性として注目。
そうであるなら、先週のような、米ドル高値圏での振れの激しい展開が、今週の場合、127~131円といったレンジ中心に展開するといった予想が基本か。
吉田恒の為替デイリー
対円以外での米ドル高「余地」の考え方
対円ほどではないものの、円以外の通貨に対しても米ドル高が広がっている。
52週MAとの関係を参考にすると、ユーロ/米ドルが「パリティ」割れへ向かう可能性も十分ありそう。また、豪ドル/米ドルも0.65米ドル割れへ一段安の可能性に注目。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ/米ドル「パリティ割れ」を考える
ユーロ安・米ドル高が続いているが、長期金利差などからはユーロ「下がり過ぎ」懸念もあるものの、米国とユーロ圏の金融政策の違いの影響が大きいと言えそう。
一方で52週MAや5年MAとの関係を見る限り、ユーロ「下がり過ぎ」懸念は未だ強くないだけに、金融政策を反映する短中期金利差などを受けて、1ユーロ=1米ドル「パリティ」割れの可能性もありそう。
吉田恒の為替デイリー
主な外貨の対円割高リスクを検証する
多くの国が利上げに転換する中で、日本は金利上昇を容認できないという金融政策の方向性の違いから為替相場の円安を説明することが多い。
そういった中、円安の裏返しで円に対して多くの通貨が上昇、さらに割高を拡大する動きとなっているが、そんな割高の程度には自ずと違いが生まれてきている。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
日本の「実体」を映した円安の流れはしばらく続く
米ドル/円は20年ぶりの安値更新で131円台へ
当面の米ドル/円は125-135円あたりの推移を想定
ユーロ安はどこまで進むのか
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル高値圏で荒っぽい展開の可能性
金利差からのかい離が目立つなど、さすがに米ドル高・円安も短期的な「行き過ぎ」懸念が高まってきた。当面は米ドル高値圏で荒っぽい展開が続きそう。
短期間の一方的な円安により、経験的には円安阻止介入の可能性が高くなってきたのではないか。介入の効果は、米国との協調ではなく、日銀の金融政策との整合性が鍵。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
4月の国内CPIと黒田総裁の出方に注目
円安を誘発する黒田総裁発言
インフレ高進を示唆する米国経済指標
加速するユーロ売り・米ドル買い
米ドル/円は125-128円レンジ内の動きを想定