FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
「コロナ後」と「リーマン後」の類似
3月「コロナ・ショック」一段落後は株高、米ドル安が展開してきた。これは、「100年に一度の危機」とされた「リーマン・ショック」一段落後に株高、米ドル安に向かったことと、基本的には類似した背景によるものではないか。
「リーマン後」と「コロナ後」の共通点の一つは、米ドル・キャリー取引ではないか。
吉田恒の為替デイリー
豪ドルの「大統領選アノマリー」を考える
米ドル/円には、大統領選挙前後に小動きから、一方向への大相場に豹変するといった「アノマリー」があった。
これは、豪ドル/円などクロス円にもおおむね機能したが、豪ドル/米ドルなどドルストレートはそれほどでもなかった。11月選挙を前後し、クロス円とドルストレートのボラティリティー上昇に差が出る可能性がある。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
円高をもたらす中国の外貨準備の動向
市場関係者らがその動向を注視する運用者の存在
GPIFは2020年外債投資を増やしていると見られる
巨額の資金を運用する中国の外貨準備
吉田恒の為替デイリー
バイデン勝利予想加速と株高の関係は?
第1回討論会、そしてトランプ大統領のコロナ感染などを経て、選挙予想の掛け率や世論調査では、バイデン勝利との見方が加速度的に拡大している。
その中でも株高傾向が続いているのは、選挙結果に無関係なほど株高の地合いの強さを示しているのか、そうでなければ株安に大きく反動するリスクを秘めている懸念も!?
吉田恒の為替デイリー
「暴落の記憶の強い」10月のトレード戦略
10月は株も為替も印象的な「暴落」の記憶がある月。
「コロナ後」は株と米ドルの逆相関の関係が続いているだけに、米ドルのトレード戦略も株価の見極めが大前提になるだろう。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
トランプ米大統領の容体を気にかけつつ、米追加経済対策の行方にも注目!
トランプ米大統領の容体が相場に影響
米追加経済対策を巡る協議
RBA政策会合は利下げを見送る公算
今週、ECBラガルド総裁の発言にも注目
陳満咲杜流 FXプライスアクション
外貨次第の流れが一段と鮮明に
米ドル/円 日足週間予想レンジ:104.50~106.50メインストラテジー:レンジ取引・諸材料が噴出するなか、変動率は逆に縮小・...
吉田恒の為替ウイークリー
米大統領コロナ感染、為替への影響は?
米ドル/円は「コロナ後」、90日MA±2%の狭い範囲で小動きが続いてきた。これは、過去の米大統領選挙前も同様だった。過去の大統領選挙では、選挙前後に90日MA±2%をブレークすると大相場が広がった。足元で90日MA±2%に相当するのは104.3円、108.6円。
トランプ大統領のコロナ感染などが株価にどう影響するかなどを見ながら、米ドル/円が104.3円と108.6円のどちらかをブレークするか、引き続き注目。
吉田恒の為替デイリー
米9月雇用統計の株・為替への示唆
9月NFPは、3月以来の予想を下回る結果となり、「コロナ後」景気回復の鈍化観測を確認するような結果となった。9月の株安再燃との関係も注目。
株安再燃なら、株と順相関の関係が続いたユーロ/米ドルなどドルストレートは下落、一方で米ドル/円は最近の株安では下落することが多かった。
吉田恒の為替デイリー
米雇用統計プレビュー「失業率7%という分岐点」
かつて米国の政策金利は失業率と強い相関関係があった。雇用統計が数ある景気指標の中でもとくに注目されたのは、実質的にそれが米金融政策を左右してきたためだろう。
2008年、リーマン・ショック後にゼロ金利政策となって以降、両者の関係は崩れた。ただ、2013年以降の量的緩和見直しを参考にすると、今後失業率が7%に近付く中では、追加緩和の可能性が後退し、緩和見直しが注目されてくる可能性があるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
米大統領選挙前後「豹変」の理由
米大統領選挙を前後して米ドル/円などは小動きから一方向への大相場へ「豹変」を繰り返してきた。その一因は、政治的な影響に配慮し、意識的にマーケットの変動に抑制的に対応したこともあったのではないか。
逆に、選挙結果が出た後、マーケットに踏み込んだ発言が飛び出した例があった。1996年12月、当時のグリーンスパンFRB議長の「根拠なき熱狂」発言はその代表例か。
吉田恒の為替デイリー
大統領選挙後は101円か、それとも112円か
米大統領選挙年の米ドル/円は、選挙前後から途端に一方向に大きく動く傾向が繰り返されてきた。
2000年以降について、90日MAからのかい離率を参考にすると、下方向なら95~101円、上方向なら112~117円を目指す動きが始まる可能性もありそう。
細田哲生のテクニカルトレード分析
米ドル/円は底打ちかどうか疑問、低迷時代は長期化せざるを得ない
前回コメントでは下げ三波動を重視せざるを得ないこと、相場の立ち直りには10月20日まで7月31日安値を割らずに中間波動をつくれ...
吉田恒の為替デイリー
続・豪ドルの「反落」メドを考える
豪ドルは先週にかけ約2ヶ月ぶりの水準まで反落。これは、「コロナ後」続いた米国株との相関関係(株高・米ドル安、株安・米ドル高)の影響が大きかった可能性。
この関係がこの先も続くなら、豪ドルの行方は株価次第。その株価は、NYダウなどで見ると、短期的な「上がり過ぎ」反動の下落は一巡の可能性。ただ、NYダウに対する米ナスダック指数の記録的割高は著変なし。株安一巡か継続かは、為替の行方でも鍵を握る。
吉田恒の為替ウイークリー
2ヶ月ぶりユーロ安・米ドル高と株価の関係
先週の米ドル/円は104円割れ寸前から105円台後半へ反発。これは、ユーロなどに対する米ドル高に連れた可能性。為替と株の関係は、株高・米ドル安、株安・米ドル高が基本。
先週にかけての株急落で、短期的な「上がり過ぎ」は是正された。ただ中長期的なナスダック指数のNYダウに対する割高感は続く。為替のユーロ安、豪ドル安、米ドル高が続くかは、米国株中心に株安が続くかが鍵。
吉田恒の為替デイリー
続・米大統領選挙年のアノマリー
米ドル/円は先週104円割れ寸前で急落し一段落となった。これは、米大統領選挙前は小動き、90日MAからのかい離率が±2%以上に拡大しないという「アノマリー」通りとも言える。
一方「アノマリー」では、選挙が近付く中で90日MAからのかい離率が±2%を超えると、年末までに±5%以上へ急拡大に向かう。今回に当てはめると、選挙が近付く中で104.5円を下回ったら101円へ、108.7円を上回ったら112円へ、大相場が始まる可能性に注目。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ反落の理由、そしてその目途
ユーロの反落が目立ってきた。これは「コロナ後」高い相関関係が続いた米国株が反落したことに連れた面が大きいだろう。
ではユーロ安はどこまで続くか。一時的なユーロ安なら、経験的には52週MAの1.12米ドル前後までがせいぜい。ただ、それをさらに下回るようなら、ユーロ安の背景、米国株安も一時的ではなく、トレンドとして展開している可能性への警戒が必要になりそう。
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル/円急落の理由と「大相場シナリオ」
米ドル/円は先週から急落。金利差で説明できないこの動きを説明できそうなのはチャート要因。一時104円まで急落した動きは、保ち合い下放れの教科書通りの動きとも言える。
さらに104円半ばを下回ると、90日MAからのかい離率がマイナス2%以上に拡大する。米大統領選挙年の米ドル/円には、小動きから大相場へ豹変する「アノマリー」があるが、選挙が近付く中で、同かい離率がマイナス2%以上に拡大するなら、アノマリー通りに米ドル一段安が始まっている可能性への注目も高まる。
吉田恒の為替デイリー
豪ドルの「反落」メドを考える
豪ドルが反落している。上昇トレンドにおける一時的な下落なら、52週MAの73円前後、0.68米ドル前後までがせいぜいというのが経験則からの判断。
かりに、そんな52週MAの水準を大きく下回るようなら、下落の主因と考えられる株安が一時的ではなく、株安トレンドへ転換した可能性を意識する必要も出てくるだろう。