FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
日銀緩和不変でも起こった円急騰
米10月CPI発表をきっかけに、米ドル/円は円急騰となった。日銀の金融緩和不変でも、米CPIの結果などを受けた米金融政策の変更思惑次第で、急激な円高に戻ったことの意味を考えてみたい。
吉田恒の為替デイリー
円安は151.9円で終わったのか
11月に入り、米ドル/円は米金利上昇からもかい離し、米ドル上値の重さが目立っていた。この背景には、例年11月からポジション調整が本格化しやすい影響などが考えられる。
11月10日の米10月CPI発表をきっかけに「米金利低下=米ドル急落」となったが、歴史的米ドル高・円安が終了した可能性が出てきたことで、米ドル買いポジションの手仕舞いが急拡大した影響が大きいのではないか。
吉田恒の為替デイリー
「CPI大相場」を検証する
この数ヶ月、CPI発表直後に米ドル/円は一方向に約3円も動くパターンを繰り返してきた。
約40年ぶりのインフレ局面が続く中、FRBの金融政策もインフレ対策を最優先していることから、代表的なインフレ指標に対して為替相場も過敏な反応となっている。
吉田恒の為替デイリー
米中間選挙の米ドル/円への影響とは?
米中間選挙が近付く中で株一段高、米ドル軟調となったのは、共和党の上下両院制覇に伴う財政緊縮化への期待といった指摘もあるが、米金利上昇傾向が続く中で、その見方には疑問。
むしろ「リスクオンの米ドル売り」の可能性はありそうだが、その継続には懐疑的。
吉田恒の為替デイリー
米ドルと米金利のかい離は一時的なのか
11月2日のFOMC以降、米金利上昇でも米ドルの上値は重く、両者のかい離が目立ってきた。これは一時的なのか、それとも米ドル高・円安の流れが変調を始めたのか。
テクニカルには、3月以降の記録的ペースの米ドル高・円安においてはなかった4週連続の米ドル陰線となるかに注目。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円はタカ派見通しでも軟調、豪ドル/円は構造上の強さを確認
米ドル/円 日足週間予想レンジ:144.50~149.50メインストラテジー:レンジ取引・FOMCや米雇用統計に翻弄される・米利上げ余地...
吉田恒の為替ウイークリー
FFレート5%超で円安155円超という可能性
11月2日のFOMCを受けて、金利市場ではFFレートが2023年6月に5.25%まで引き上げられるといった見通しに上方修正された。これをこの間米ドル/円との関係に当てはめると、米ドル高・円安は155円を超えるまで続く可能性も出てきたことになる。
今週の最大の注目材料は10日の米10月CPI発表だが、基本的には、なお高い物価上昇が続くと予想されているだけに、それらを手掛かりに米ドル高・円安再燃の可能性に注目か。今週の米ドル/円の予想レンジは145~150円中心。
吉田恒の為替デイリー
米利上げ終了の「条件」を考える
現在FRBは、約40年ぶりの本格的なインフレを是正するべく利上げを続けているが、その利上げを終了する具体的な2つの「条件」について考えてみる。
1つはもちろん、インフレ是正の進捗を示すCPIなどインフレ率の低下だろう。そしてもう1つ、金融政策との関係が深い失業率の動向にも注目してみた。
吉田恒の為替デイリー
FOMCで変更された今後のシナリオ
10月21日WSJ記事などをきっかけに、マーケットにはFOMCに対する「ハト派」期待が広がったが、そのうちの一部は今回のFOMCやFRB議長会見を受けて大きく修正を余儀なくされたようだ。
これを受けて、米国の政策金利、FFレートの最終到達点は5%以上に上方修正される可能性が出てきた。そうであれば、米金利上昇に連れた米ドル高・円安も155~160円まで続く可能性を考える必要があるだろう。
吉田恒の為替デイリー
FOMC「利上げ幅縮小」議論を考える
FRBの意向の非公式な代弁者といった意味の「FEDスポークスマン」、WSJ紙記者の記事以降、12月FOMCからの利上げ幅縮小との見方が基本になってきた。
最近にかけ、なお景気指標の急悪化は見られず、インフレ指標も「高止まり」が続く中で、11月FOMCで今後の利上げ幅縮小の見通しが確認されるか見極めたいところだ。
吉田恒の為替デイリー
豪ドル安の理由とその注意点
豪州は10月、欧米に先駆ける形で利上げ幅の縮小を決めた。このような金融政策の違い、「利上げの差」が、この間、豪ドル安値更新となってきた主因と考えられる。
11月1日の金融政策会合でも、豪州の利上げが予想通り0.25%にとどまるなら、「利上げ差」を受けた豪ドル安再燃の可能性に注目。その一方で、徐々に豪ドル「下がり過ぎ」懸念も出てきた点には注意が必要か。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は介入成功した公算が大きく、豪ドル/円は出遅れても堅調
米ドル/円 日足週間予想レンジ:145.00~150.50メインストラテジー:レンジ取引・拮抗の局面へ・米金利は低下・投機の思惑とは...
吉田恒の為替デイリー
円安終了後の「円高シナリオ」を考える
歴史的な円安が展開しているが、いずれはこの円安も終わりを迎えることになるだろう。
では円安が終わった後の円高の動きはどのようなものになるか。それについて、今回は「行き過ぎ相場」終了後のプライスパターンに注目して考えてみたい。
吉田恒の為替ウイークリー
11月の米ドル/円を予想する
米インフレ懸念は根強いものの、一方で米景気減速への懸念も浮上し、徐々に米利上げの「最終到達点」が視野に入り始めてきた。
米ドル/円は、そんな米利上げを受けた米金利上昇に連れてここまで上昇してきた。その関係がこの先も続く場合、FFレートの最終到達点が5%なら米ドル高・円安は155円程度、FFレートが5.5%まで引き上げられるなら、米ドル高・円安は160円を目指す見通し。
日本の通貨当局は、米金利の動向などを見ながら、150円を大きく超えるなら円安阻止介入を強化する可能性。以上を踏まえ、11月の米ドル円は145~153円で予想。
吉田恒の為替デイリー
悪化予想が急増しそうな米10月景気指標
来週から11月に入り、米国の10月景気指標の発表が始まるが、悪化予想が急増しそうな見通しとなっている。
一方で、長期金利は短期的に「上がり過ぎ」懸念が強くなっており、景気指標の悪化には金利低下で過敏に反応しそう。それは短期金利にも波及、米金利全般の低下につながるリスクに注目。
吉田恒の為替デイリー
円防衛介入強化、「中曽根ボンド」という歴史
円安阻止介入では、外貨売り介入の資金が有限である点が懸念される。
かつての外貨売り介入局面でも、介入資金の枯渇までに追い込まれたことはなかったが、介入強化策として検討されたことがあったのは、当時の総理大臣の名前から「中曽根ボンド」と呼ばれた外貨建て債券発行策の検討だった。
吉田恒の為替デイリー
コロナ禍と「行き過ぎた円安」の関係
米ドル/円は1980年以降5年MAのおおむね±30%の範囲で循環してきた。これは、円安でも円高でも、行き過ぎた動きが拡大すると、逆方向への反作用が強まることが大きいと考えられる。
円安が行き過ぎると、輸出増加やインバウンド拡大で円高圧力が強まる。今回の場合、「コロナ禍」の影響でそのような円高圧力拡大が遅れたことも、行き過ぎた円安が長期化した一因ではないか。
吉田恒の為替デイリー
介入当局が意識する米金利とポジション
米ドル/円はこれまで、基本的に米金利と連動してきた。このため米金利上昇局面では米ドル売り介入の効果は限られ、米金利低下局面では効果が大きくなりやすい。
日本の通貨当局でも、介入戦略を考える上で米金利の動向を意識している可能性がある。そしてもう1つ、米ドル買い・円売りへの偏りが大きくなってきた点にも注目している可能性がある。

