FX の記事一覧
吉田恒の為替ウイークリー
「コロナ後」の米ドル・米国株の関係が変化
「コロナ後」は米ドル安、米国株高といった具合に、米ドルと米国株は逆方向の動きが続いてきたが、それが通常の同方向の動きに戻ってきた可能性がある。
米大統領選挙後の米ドル/円は、トレンドを伴った高いボラティリティーの相場がこれまで繰り返されてきたが、今回もそうなるかの鍵を握っているのは米国株ではないか。
吉田恒の為替デイリー
トルコリラは底を打ったのか?
トルコリラは安値更新が続き、一時12円割れ寸前まで下落したが、先週から大きく反発した。19日予定の金融政策会合でのリラ防衛利上げへの警戒が影響したようだ。
過去の経験で説明できないリラ安が続いているものの、かろうじて経験則で説明できるのは「大暴落後の下落は限られる」ということ。これが機能するなら、トルコリラは当面の底を打った可能性がある。
吉田恒の為替デイリー
新興国通貨の「上がり過ぎ」リスク
株高、リスクオンが続く中で、新興国通貨も一段高となったが、短期的な「上がり過ぎ」懸念も強くなってきた。
主要通貨に比べてボラティリティーの高い新興国通貨は、「上がり過ぎ」の反動で下落に転じると暴落するリスクが高まりかねないだけに、取引に注意が必要だろう。
吉田恒の為替デイリー
米民主党への政権交代と円高、日本の短命政権
1980年以降で、共和党から民主党への政権交代となったのは、1993年のクリントン政権、2009年のオバマ政権の2回だったが、共通したことに、強烈な円高と日本の短期政権化があった。
この2回のうち、今回バイデン新政権誕生となるなら、オバマ政権を取り巻く状況がより参考になるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
「リスクオンの米ドル売り」変化の可能性
「コロナ・ショック」のリスクオフで「安全資産」の代表格として買われた米ドルは、その後の株高、リスクオンでは基本的に売られてきた。
ただ今週の株高、リスクオン局面では米ドル/円が105円台に急反発するなど、米ドルは買われた。米ドル売りが長く続き、「売られ過ぎ」となったことで、株高、リスクオンでも米ドル売りが限られ、むしろ米ドルが買われやすくなっている。
吉田恒の為替デイリー
仕切り直しの「米大統領選挙アノマリー」
米大統領選挙年の米ドル/円は、選挙後に90日MA±2%のレンジを抜けた方向に大相場が展開する「アノマリー」が続いてきた。
先週の103円台への急落で一旦90日MA±2%レンジを下抜けたものの、週明けの105円台への急反発で再びレンジ内に戻され、「アノマリー」は仕切り直しの形となった。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円はリスクオンの円高進む、豪ドル/円は10月高値ブレイクの有無がポイント
米ドル/円 日足週間予想レンジ:101.50~104.00メインストラテジー:戻り売り&下値追い・ドルインデックスとの連動性を強め...
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル/円「101円割れ」のシナリオ
米大統領選挙の勝敗が未決着の段階で、先週米ドル/円はこの間サポートされてきた104円を割り込んできた。「大統領選挙アノマリー」からすると、これは年初来の米ドル安値101円割れを目指す可能性あり。
ただ、先週は株高・米ドル安。これは「コロナ後」半年以上も続いた相場。そんな株高で米ドル/円が一段と下落するかは懐疑的な面も。米ドル/円一段安には株安への転換で円買い拡大が必要!?
吉田恒の為替デイリー
米失業率と「バーナンキ・ショック」前夜
米10月失業率は大幅な低下となった。失業率の10年平均との関係で見ると、この急改善は、「リーマン・ショック」後の金融緩和の重大転換点となった「バーナンキ・ショック」前夜に類似している。
以上からすると、米金利もさらなる低下より、上昇リスクが高い可能性に注目。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円一段安は米国株が鍵の可能性
4月以降、「コロナ後」の米ドル/円は、日米金利差と高い相関関係が続いてきたが、それが9月頃から大きく変わり始めた。
金利で説明できなくなった9月以降の米ドル/円は株と、それまでの逆相関から順相関となった。この関係がこの先も続くなら、米ドル/円の行方は株が上がるか下がるか次第。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円「米大統領選挙相場」の決め手とは?
米大統領選挙は、事前に懸念されたような、すぐに決着のつかない見通しが強まっている。
ただ選挙の決着のいかんに関わらず、米ドル/円の場合は過去のパターンを参考にすると、90日MA±2%に相当する水準、下値なら103.8円、上値なら108円をブレークした方向に、大きく動き出す可能性は注目されそうだ。
吉田恒の為替デイリー
大統領選挙後乱高下となった2016年の記憶
前回、2016年の米大統領選挙では、勝敗が大逆転劇となったこともあり、開票が進む中で、マーケットは大乱高下となった。
前回の「選挙後」乱高下の記憶も残る中だけに、当面相場の動きは注目度の高い状況が続きそう。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
米大統領選の開票状況次第で少々ボラタイルな展開も
リスク回避の円買いへとなびきやすいムード
対米ドルでの中国人民元とユーロの上昇が一服
米大統領選「激戦州」の結果に注目。少々ボラタイルな展開も
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円、豪ドル/円ともに米大統領選の結果次第
米ドル/円 日足週間予想レンジ:102.00~106.50メインストラテジー:様子見・米大統領選の結果次第、大きく波乱か一方通行・...
吉田恒の為替ウイークリー
大統領選挙決着つかず、その時米ドル/円は?
今回の米大統領選挙は、郵便投票の開票に時間がかかることなどから、勝敗の決着がかなり遅れる可能性がある。
実際に決着まで1ヶ月もかかった2000年の大統領選挙において、米ドル/円は、結果的に決着後の米ドル高を先取りした形で、投票終了直後から米ドル高の動きとなっていた。
選挙の勝敗とは別に、過去の経験を参考にすると、米ドル/円104円割れの有無は、大統領選挙後の米ドル/円のトレンドを示唆している可能性があるだけに、引き続き注目。
吉田恒の為替デイリー
続・米国株で決まる米ドル・ストレート
先週、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルは大きく下落。両者はこの数ヶ月米国株と順相関関係が続いた。その意味では先週にかけて米国株が大きく下落した影響が大きかったようだ。
90日MAとの関係で見ると、NYダウ、ナスダック指数とも「上がり過ぎ」は是正された。株安一段落か、それとも「下がり過ぎ」拡大で株安が続くのか。それがユーロ/米ドルなど米ドル・ストレートの行方も決めることになりそうだ。
吉田恒の為替デイリー
重大岐路を迎えた可能性の豪ドル/円
豪ドル/円は足元で73円程度の52週MA近くまで下落してきた。経験的に、一時的な下落なら52週MA前後までがせいぜい、ただ52週MAを大きく割り込むようなら、すでに上昇トレンドが終わり、下落トレンドへ転換した可能性が高まる。
吉田恒の為替デイリー
米国株で決まる米ドル・ストレート
「コロナ後」の米国株は、ユーロ/米ドルなど米ドル・ストレート取引と高い相関関係が続いてきた。
この関係がこの先も続くなら、NYダウ2万5千ドル割れは、ユーロ/米ドルの1.12ドル割れ、豪ドル/米ドルの0.67ドル程度を目指すといった見通しになる。