
吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ関税が「自制」される理由
トランプ政権2期目がスタートしたが、関税引き上げ政策については、これまでのところは警戒されたほど過激ではないとの受け止め方が多そうだ。
そうであるなら、それは米金利上昇への懸念などが歯止め役になっている可能性があるのではないか。

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【為替】米ドル/円と人民元、中国株の関係
トランプ政権2期目の貿易政策で注目されるのは、やはり最大の貿易赤字先である中国だろう。米中貿易交渉が、中国の通貨や株価を通じて米ドル/円や日本の株価にどう影響するかについて考えてみる。

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【為替】「トランプ関税」取引と米ドル/円の関係
1月20日のトランプ氏の大統領就任式から為替相場も荒い値動きとなったが、主役になったのはいわゆる「トランプ関税」だった。大統領就任直後の関税引き上げが見送られると米ドルは急落。しかし、その後2月1日にカナダ等の関税を引き上げるとの見方が強まると一時米ドルは急反発となった。「トランプ関税」と米ドル/円などの関係を再確認する。

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【為替】クロス円で広がる円高へ転換の可能性
米ドル/円は最近にかけて一時159円まで上昇、2024年7月の高値、161円近くまで戻ってきた。このように見ると、対米ドルでの円安の流れは何ら変わらない印象になるだろう。
ただこれが、ユーロなど米ドル以外の通貨に対する円相場、クロス円で見るとかなり違う印象となりそうだ。

為替ウィークリーセミナー
一時155円割れ、米ドル/円が反落した理由と今後の見通しを解説!!【為替ウィークリーセミナー】
先週(1月13日週)の米ドル/円相場の急落
金利低下の背景要因
今週(1月20日週)の注目材料と見通し

吉田恒の為替ウイークリー
【為替】1/20~1/24の米ドル/円を予想する
先週(1月13日週)の米ドル/円は一時155円割れへ大きく反落。米金利の大幅低下が主因か。
今週(1月20日週)はトランプ大統領就任式や日銀の金融政策決定会合が予定されている。それらを受けて日米金利差米ドル優位縮小が続くかに注目。
トランプ関税リスクを試した米金利上昇の反動が続くとの考えから、米金利低下から米ドル安・円高へ振れやすい展開を予想。米ドル/円の予想レンジは152.5~157.5円。

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【為替】米ドル、米金利と「トランプ関税」の関係
先週(1月14日週)後半、米金利は比較的大きく低下した。
こうした中で先週にかけて一部のデータでは、この間大きく売られてきた米10年債やカナダドルの買い戻しが確認された。
「トランプ関税」リスクを意識した取引の逆流が米金利低下を後押しした可能性もあるのではないか。

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【為替】「米金利上昇=円安」は終わりなのか?
1月15日以降、日米金利差円劣位が比較的大きく縮小すると、米ドル/円も158円から一時155円台まで米ドル安・円高に戻した。これで、2024年12月から続いてきた米金利上昇に伴う日米金利差円劣位拡大、それを受けた米ドル高・円安は終わりなのかを考えてみる。

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【為替】変わる「投機の主役」とそのテーマ
半年前、160円を超える「歴史的円安」局面における為替市場の投機的取引の主役は円売りだった。この投機的取引の主役は、最近はカナダドル売りや米ドル買いに変化している可能性がある。背景には、投機テーマの変化がありそうだ。

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【為替】金利差より株安に反応する米ドル/円
1月10日発表の米12月雇用統計が予想より強い結果となったが、その後の米金利上昇に伴う日米金利差米ドル優位拡大に対し、米ドル/円はむしろ反落気味の展開となった。
米ドル/円の反応する対象が、主に金利差拡大から米国などの株安へ変わり始めた可能性も注目される。

為替ウィークリーセミナー
雇用統計ポジティブ・サプライズでも米ドル反落、米金利上昇=米ドル高が変化!?【為替ウィークリーセミナー】
先週(1月6日週)の為替相場の特徴的な動き
金利上昇と株価動向の関係
今週(1月14日週)の注目材料と見通し

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【為替】1/14~1/17の米ドル/円を予想する
先週(1月6日週)の米ドル/円は高値更新が続いたが、「トランプ関税」を巡る報道や米国株急落をきっかけに反落する場面も何度かあった。
米ドル/円上昇が続くかは、引き続き米金利上昇が続くかが鍵となる。しかし、株安が拡大した場合それに追随し米ドル/円が下落に転じる可能性も浮上してきた。
今週(1月13日週)の米ドル/円は高値圏で神経質な展開か。ただ米金利や米国株の動向次第では反落するリスクもありそう。今週の予想レンジは155~160円。

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【為替】「トランプ関税トレード」のバブル化懸念
最近にかけての米金利上昇やカナダドル売り急増などは、トランプ次期米大統領の肝いり政策である関税に伴うリスクへの懸念が大きく影響している可能性がある。
「トランプ関税トレード」は、カナダドルが空前の「売られ過ぎ」になっていることなど一部に極端な「行き過ぎ」、つまり「バブル化」の懸念も感じられる。

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【為替】4度目の米利下げの「条件」を考える
2024年12月にかけて3回連続利下げを行ったFOMC(米連邦公開市場委員会)だが、トランプ次期米大統領の経済政策を受けたインフレ・リスクなどから、4度目以降の利下げは慎重になるとの見方が広がっている。そこで今回は、政策金利のFFレートとの関係が強い米失業率に絞り、4度目の利下げの「条件」について考えてみる。

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【為替】「行き過ぎ」は円売りから米ドル買いへ
主要通貨で試算したCFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の米ドル買い越しは、最近にかけて過去最大規模に拡大した2024年4月末以来となる、大幅な拡大をしてきた。
ただし買い越しの中身は、2024年4月末と最近では大きく異なる。前者の中心は円売りだったが、最近は円以外の通貨の売り越しが急拡大している。

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【為替】米ドルが「トランプ関税」に過敏な理由
1月6日、一部報道でトランプ政権の関税が限定化される可能性があると報じられると、一時米ドルは急落した。これは、米ドルの「買われ過ぎ」懸念が高まり始めており、その主因が「トランプ関税」要因の可能性があるからではないか。

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【為替】円安160円に必要な米金利とは?
この数ヶ月、米ドル/円は日米金利差と高い相関関係が続いてきた。そこで一段の円安、逆に一段の円高にはどの程度の米金利上昇や米金利低下が必要かについて考えてみる。

為替ウィークリーセミナー
異例の小動き・新年相場となった背景とは?今後の見通しと合わせて徹底解説【為替ウィークリーセミナー】
異例の小動きとなる年明け相場
相場環境を複雑にする要因
今週(1月6日週)の注目材料と見通し

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1月および1月6日週の米ドル/円を予想する
12月の米ドル/円は158円まで大きく上昇。主因は米金利上昇の可能性。
1月は米金利上昇が続くかに注目。米国株安が拡大する中、米金利上昇の転換は近いのではないか。そうであれば、米ドル/円はこの間の高値の161円更新に至らず反転するとの考えから、1月の予想レンジは155~161円で想定したい。(1月6日週の予想は最後をご参照ください)。