吉田恒の為替デイリー
【為替】転換の兆しが出てきたメキシコペソ高・円安
歴史的円安の終了、円安トレンドの転換について、52週MAとの関係に注目しているが、それを早々とブレークし始めたのがメキシコペソ/円など一部のクロス円だ。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】8月の米ドル/円を予想する
7月の米ドル/円は高値を更新し162円に迫るまで上昇したが、日本の通貨当局によるこの局面3度目の為替介入をきっかけに反転。下旬には一転、一時151円台まで急落した。
大幅な日米金利差米ドル優位・円劣位を主な拠り所に過去最大規模で展開した投機筋の円売り戦略が曲がり角を迎えた可能性あり。
8月の米ドル/円は反発が限られ、続落の可能性に注目。予想レンジは148~156円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】歴史的円安は161円で終わったのか?
先週、米ドル/円は一時151円台まで急落した。では歴史的円安は、あの161円で終わったのか。それとも7月に大きく円高に戻した動きの方があくまで一時的に過ぎないのか。
それを判断する上で52週MAとの関係を手掛かりにする考え方について確認する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】投機円売り「バブル破裂」の始まりか
今週に入り、米ドル/円、クロス円と軒並み急激に円高へ戻す展開となった。この背景には、極端に行き過ぎた投機筋の円売り、「円売りバブル」の破裂が始まっている影響があるのではないか。
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【為替】投機円売り逆流、本格化の可能性
7月24日、米ドル/円は一時153円割れに迫る急落となった。また、クロス円で軒並み円高が大きく広がるところとなった。
これは、7月30~31日の日銀金融政策決定会合での利上げを警戒した円買いの影響との指摘もあったが、実際には急拡大していた投機筋の円売りが本格的に逆流を始めたことが主因ではないか。
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【為替】トルコリラ/円は底を打ったのか?
7月23日、トルコの中央銀行は政策金利据え置きを決めた。3月の利上げを最後に、今回で4回連続政策金利据え置きとなった。
ただし、2014年から約10年もの長期下落トレンドが展開してきたトルコリラ/円は、この半年反発気味の展開が続いた。ついにトルコリラの長期下落トレンドは終止符を打ったのかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】3年連続「7月の円高」の舞台裏
過去2年連続で7月は比較的大きく米ドル安・円高へ戻す展開となった。そして2024年も、先週にかけて一時155円台まで米ドル安・円高となるなど、3年連続の「7月の円高」の様相となっている。
この「7月の円高」に大きく影響している可能性がある投機筋のポジション調整の米ドル売り・円買いについて考察してみる。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】7/22~7/26の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時155円台へ急落した。大きく米ドル買い・円売りにポジションが傾斜していたことから、米ドル売り・円買い材料に過敏に反応したためではないか。
また、介入警戒感の再燃で、米ドル/円と日米金利差の相関関係が復活し、金利差米ドル優位・円劣位縮小に米ドル売り・円買いで反応した可能性もある。
米景気の緩やかな減速、インフレ懸念後退との見方が続くようならば、今週も米ドル/円の上値は限られ、下値リスク拡大の可能性がある。予想レンジは154~159円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「未体験の円安」ではないだろう
日本からの資本逃避が懸念された円安、日本経済復活のために政策的に誘導した結果の円安など、過去にも記録的な円安が何度かあった。しかし、今回の円安はそれらとは異なる。では未だ経験したことのない円安かと言えば、そうでもないと考える。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「トランプ取引=米ドル高」説への疑問
トランプ氏の米大統領への返り咲きの可能性が高まると、それを織り込む「トランプ・トレード(取引)」は米金利上昇、株高、米ドル高をもたらすとの指摘が多いようだ。
この指摘は本当だろうか。改めてトランプ政権がテーマになった過去の「トランプ相場」を検証してみる。
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【為替】「ユーロ/円介入」の可能性を考える
7月12日に、日本の通貨当局がユーロ/円について「レート・チェック」を行ったとの一部報道があった。「レート・チェック」とは、実際に為替市場へ介入する前段階の行動と理解されている。そこで、実際にユーロ売り・円買い介入が行われるかについて考えてみる。
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【為替】7/16~7/19の米ドル/円を予想する
この局面における3度目の米ドル売り介入が行われた可能性があり、それをきっかけに米ドル/円は161円台から157円台へ急反落となった。
投機筋にとって予想外だったと考えられるこの3度目の介入を受けて、大きく米ドル買い・円売りに傾斜したポジションの損益確定が広がりやすくなったのではないか。
今週の米ドル/円は、投機筋のポジション調整次第で、基本的には上値は限られ下値余地が拡大する可能性もありそうだ。予想レンジは155~160円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・「3度目の米ドル売り介入」のシナリオ
7月8日付けの本コラムで「『3度目の米ドル売り介入』のシナリオ」というレポートを書いた。その中では、2022年9月以降行われた日本の通貨当局による5回の米ドル売り介入は、(1)前回の米ドル売り介入のピークを越えて円安が進む、(2)その米ドル高・円安が120日MAを5%以上と大きく上回る、という主に2つの条件を満たすものだったことを指摘した。
7月11日に、2024年以降で3度目の介入が行われた可能性があったが、改めて上述の2つの条件について確認してみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「CPIショック」の理由
7月11日、米CPI発表後に米ドル/円は急落した。2022年11月に、やはりCPI発表を受けて米ドルが急落し、「CPIショック」が起こった。では、今回の「CPIショック」の裏側には何があったのかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米利下げを信用しないマーケット
最近と同じように、大幅な日米金利差米ドル優位・円劣位を背景に投機円売りが記録的に拡大した2007年は、9月から米国の利下げが始まる前に、円売りが一気に消滅した。
ここに来て、年内の米利下げ開始、早ければ9月にも利下げとの見方が浮上している割に、投機円売りに変化の兆しはない。投機筋は大幅な日米金利差の本格的縮小が近づいているとは、ほとんど感じていないということだろう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】分岐点を迎えた可能性がある投機円売り
CFTC統計の投機筋の円売り越しは、7月2日には過去2番目の記録まで拡大した。ただ7月は夏休みが近づく中で、ポジション調整が広がりやすいタイミングだ。記録的な投機筋の米ドル買い・円売り拡大がまだ続くか、一旦調整局面に入るか。分岐点を迎えている可能性がありそうだ。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米景気に減速の兆し、利下げはあるのか?
米景気に減速の兆しが出てきた。
では、これを受けて為替相場が円安から円高に転換するかと言えば、その鍵は本格的に米利下げが始まるかであり、その1つの手掛かりは米国株安が広がるか、という点ではないか。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】7/8~7/12の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は高値を更新し、162円直前まで続伸したものの、週後半は伸び悩むところとなった。
ここまでの米ドル高・円安の主導役、投機筋の米ドル買いも、かなり「行き過ぎ」懸念が強くなってきた。折しも、7月は過去2年連続で米ドルが比較的大きく反落し、その一因はポジション調整とみられたことから、今回も投機筋のポジション動向は注目か。
今週の米ドル/円は、投機筋のポジション調整も想定し、158~162.5円で予想。