吉田恒の為替デイリー 【為替】「中東有事」が円売りになった理由
イスラエルとイランの軍事衝突という今回の「中東有事」局面では米ドル買い・円売りの反応となった。 株価が下落するリスクオフ局面で、代表的な「安全資産」とされるスイスフランが買われたのに対し、円が売られた理由について明らかにする。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】148円から円安が円高に反転した理由
緊迫した中東情勢が続く中で148円まで米ドル高・円安になった動きは「有事の米ドル買い」との説明が目立った。では、その後米ドル安・円高に反転したのは、イスラエルとイランの停戦で「有事の米ドル買い」が逆流したためなのか。もう少し詳細に検証してみたい。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】続・失業率で考える7月FOMCの利下げ
6月20日のウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事に続き、6月23日にはボウマンFRB副議長が7月FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ支持を表明した。 これはトランプ大統領からの相次ぐ利下げ要請に対する政治的配慮に過ぎないのか。私は、7月初めに発表される6月米失業率の結果次第で、7月の利下げ再開に現実味があるのではないかと思う。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「原油高=円安」シナリオを考える
イスラエルとイランの軍事衝突、それに米国も参加するなど中東情勢の不穏さが広がっている。これを受けた原油価格の急騰は、原油輸入依存の高い日本ということで円売り材料視される。では「原油高=円安」はこの先どこまで広がる可能性があるかを考えてみる。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/23-6/27の米ドル/円を予想する
先週(6月16日週)の米ドル/円は146円台までじりじり上昇が続いた。 米ドル高・円安の背景は、グローバルな債券需給不安の後退に伴う米ドル買い戻し、またホルムズ海峡封鎖リスク・ヘッジで過大な円買いポジション整理が広がったことなどが挙げられる。 米ドル反発の余地を試す展開が続く中、今週(6月23日週)の米ドル/円予想レンジは143~148円。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】2024年7月と逆、円買い急逆流の条件とは?
2024年7月、記録的な円売りが急逆流に向かうと急激な円高が起こった。 足下では反対に記録的な円買いが続いているが、その逆流による急激な円安が起こる可能性を考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】ユーロ高・円安は転換が近いのか
ユーロ/円は6月に入り年初来の高値を大きく上回ってきた。ではこのユーロ高・円安はまだ続くのか。 52週MAとの関係などから、このユーロ/円上昇が下落トレンドの中での一時的な動きに過ぎないなら、そろそろユーロ高・円安も転換が近づいている可能性がある。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】日銀「タカ派」回帰の裏に米国の影
前回5月の日銀の金融政策決定会合は予想以上に「ハト派」と受け止められたが、6月17日の今回の会合では再び年内追加利上げを目指す「タカ派」に戻ったと受け止められたようだ。 日銀が早期の追加利上げを目指すのは、やはり米国からの「圧力」の影響が大きいのではないか。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】失業率で考える7月FOMCの利下げ
米景気に一時警戒されたほど急悪化の兆しが未だ見られないこともあり、FOMC(米連邦公開市場委員会)は利下げ再開を急がず、早くても9月以降との見方が一般的なようだ。 ただ、政策金利であるFFレートと失業率の相関関係を参考にすると、7月初めに発表される6月失業率の悪化を受けて7月FOMCで利下げを再開する可能性もあるのではないか。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】円高誘導とヘッジF(ヘッジファンド)の強過ぎる連携
トランプ政権が始まってからの米ドル/円の動きは、政権の通貨政策を担当するベッセント米財務長官の影響がかなり大きかったように見えなくもない。その上でもう1つ強い影響力が感じられるのが、ヘッジファンド(以下ヘッジF)の動きだ。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/16-6/20の米ドル/円を予想する
米ドル/円は過去1ヶ月、142~146円中心に方向感の定まらない展開が続いた。 先週(6月9日週)は後半にイスラエルとイランの軍事衝突リスクが浮上、一旦米ドル売りで反応したものの、原油価格の高騰やインフレ再燃への懸念からその後は米ドル高・円安へ転じた。 今週(6月16日週)は日米の金融政策発表が予定されている。中東情勢などを受けた日米の金融政策の見通しが最大の焦点となる。米ドル/円は、基本的に上値が限られるとの見方に変わりなく、142~146.5円のレンジで予想する。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「不思議のユーロ高」、その意味とは?
ユーロ/米ドルは先週(6月9日週)、4月に記録した高値を更新してきた。 ただこの動きは、独米金利差や投機筋のユーロ買いなどではうまく説明できない。 トランプ米大統領の政策への不信感、それに伴う米ドルの信認低下などによる対米投資見直しがユーロ高・米ドル安を後押ししているなら、息の長い動きになる可能性がありそうだ。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】米ドル/円が方向感をなくした理由
5月半ば頃から米ドル/円は142~146円中心に方向感のない展開が続いている。 その主因は日米金利差が狭いレンジで方向感のない展開となっていることではないか。 日米金利差を前提に、米ドル/円の新たな方向性について考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】米国の円高圧力否定は「嘘」なのか?
日米両国の政府は、これまで米国からの円高圧力を公式には否定してきた。 ただし、先日公表された米財務省の為替報告書は、円高圧力を示唆するものだったのではないか。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】構造的円安論を否定する5年MAとの関係
円の総合力を示す実質実効レートには、過去5年の平均値である5年MA(移動平均線)を2割程度下回ると下落(円安)が一巡するパターンがあったが、それは今回も変わらない可能性が高くなってきた。 このような5年MAとの関係は、日本経済衰退化など構造変化の影響で円安が急に止まらなくなるという「構造的円安」論を否定する意味になるのではないか。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】トランプ「エルドアン化」の米ドル安懸念
トランプ米大統領のFRB(米連邦準備制度理事会)への利下げ要求が続いている。その上で、それに従わないパウエル議長の解任を示唆するなど、中央銀行人事への介入といったけん制も続いている。 大統領の利下げ要求と中央銀行人事への介入としては、最近ではトルコ・エルドアン大統領の例があったが、それこそがトルコリラ暴落の主因と見られてきた。果たして米ドルは大丈夫なのか。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/9-6/13の米ドル/円を予想する
先週(6月2日週)の米ドル/円は米中首脳電話会談などをきっかけに、週末にかけて一時145円まで上昇した。 5月以降の米ドル/円は基本的に142~146円中心で推移。米ドル/円の上昇は146円突破が分岐点だが、日米短期金利差などを考えると大きく超える可能性は低そう。 今週(6月9日週)の米ドル/円は142~146.5円で予想する。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米為替報告書が示唆した通貨高圧力
米財務省は6月5日、為替報告書を公表した。これを読むと、これまでの公式説明とは異なる、トランプ政権の貿易相手国との通貨交渉姿勢が垣間見えるのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】2025年の米ドル/円「続編」を考える
2022年以降、米ドル/円の値幅は1年間で20~30円以上と大きく拡大することが繰り返されてきたが、この2025年も続くのか。 値幅の拡大、ボラティリティ上昇が2025年も続くなら、それが年後半にかけての米ドル/円の見通しにどう影響するかを考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】日米通貨交渉の舞台裏を探る・後編
4月に入り「米国売り」が広がると、ベッセント財務長官は「米ドル危機」に陥ることも警戒、それは円高圧力の中断になったのではないか。 一方、通貨高が不十分な台湾、韓国への圧力は続いたと見られ、基本的には非関税障壁の通貨安に不寛容なトランプ政権の姿勢が再確認されたとも言えそう。
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