吉田恒の為替ウイークリー
【為替】4/8~4/12の米ドル/円を予想する
米ドル/円は先週も151~152円中心のレンジ・ブレークに至らず。
たった1円レンジの小動きもすでに2週間以上続き、今週はさすがにそろそろ抜ける可能性。ただ投機筋の米ドル買いポジションはかなり大きくなっており、円安阻止介入の可能性もあることから、基本的に米ドル高余地は限られ、米ドル安の場合のリスク大か。
今週の米ドル/円予想レンジは147.5~153.5円。
吉田恒の為替デイリー
【為替】記録的に拡大する投機円売り・前編
投機筋の円売りが急拡大している。CFTC統計の投機筋の円売り拡大の代表例は2013年、2007年などで、前者はアベノミクス円安局面、後者は大幅な金利差円劣位の局面だ。最近の円売り急拡大は2007年に近い構図で起こっている可能性が高いだろう。
大幅な金利差円劣位を受けて圧倒的に有利な円売りは、基本的には金利差円劣位の本格的な縮小見通しが出るまで続きそうだ。ただ循環的に円買い戻しが拡大するケースもある。前後編2回に渡り、投機筋の円売りの理由と買い戻しへの転換について考察する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米利下げ期待見直しと米ドル/円への影響
米利下げ期待の見直しが広がっている。予想より強い米景気、米国株高が続いてきたことと利下げは、そもそも共存するものではないので当然だろう。
米利下げ期待の見直しが、株や金利への影響を通じ、米ドル/円にどう影響するかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】4月初めに潮目が変わる為替アノマリー
米ドル/円には、3月末・4月初めに「潮目が変わりやすい」というアノマリーがある。誰もが当然と思ったトレンドが、明確な理由がない中で急に変化するという現象だ。
その代表例として筆者に強い記憶として残っている2004年3月末の相場を振り返りながら、今回はこのアノマリーが機能するかも考えてみたい。
吉田恒の為替デイリー
【為替】投機主導「金利差からかい離の円安」
米ドル高・円安の日米金利差からのかい離が広がっている。金利差以上の米ドル高・円安をもたらしている一因は投機的円売りの拡大だ。
大幅な金利差を受けた投機主導の円安の構図が鮮明になっている。
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【為替】「投機vs介入」のイマジネーション
円安阻止介入再開となった場合の展開について、過去の事実などをもとに想像してみる。 あくまで「想像(イマジネーション)」なので、現実に存在する機関や人物の役割も想像に過ぎない。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】4月の米ドル/円を予想する
3月の米ドル/円は後半に上昇が再燃し、一気に2022年10月の高値を更新した。主因は絶対的に大幅な金利差を受けて根強い投機的米ドル買い・円売りの動きだろう。
これに対して2022年以来の日本の通貨当局による円安阻止介入の可能性も高まってきたようだ。
4月は投機の円売りvs為替介入の攻防が中心となり、145~154円で荒れた展開を予想。
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【為替】120日MAという円安阻止介入攻防の分岐点
絶対的に大幅な日米金利差米ドル優位・円劣位を主な背景とした投機筋の米ドル買い・円売りと日本の通貨当局による円安阻止のための米ドル売り・円買い介入の攻防となった場合、120日MA(移動平均線)が重要分岐点になる可能性がある。これは、120日MAが代表的な投機筋であるヘッジファンドの売買分岐点の目安になっているためだ。
吉田恒の為替デイリー
【為替】日本の通貨当局の為替介入の考え方
円安値圏での展開が続き、円安阻止介入も注目されている。そこで過去の為替介入から、日本の通貨当局の介入を決める上での判断について考えてみた。
13:13
ストックボイス
【為替】日銀17年ぶりの利上げでも円安が進む理由
・3月19日の日銀の利上げの後、同20日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれ、「予想よりハト派の結果だった」との評価から...
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【為替】投機筋の円売り戦略を研究する・前編
米ドル高・円安が長期化しているが、その一因は記録的に大幅な金利差円劣位を受けた投機筋の米ドル買い・円売り拡大だろう。
投機筋の円売り戦略について、前後編2回に渡って考察してみる。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】3/25~3/29の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は日銀会合後から一段高となり、一気にこの間の高値、151.9円更新目前に迫りました。主因は、絶対的に大幅な金利差円劣位を受けた投機的円売り拡大でしょう。
投機的円売りが続くかどうかが今週の最大の焦点。今週は日本企業の年度末、そして3月29日(金)からグッドフライデーで欧米の多くの市場が3連休となるため、米ドル高値更新が回避されると円売りポジション調整が広がる可能性もありそうだ。以上から米ドル/円は148.5~152.5円で予想。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円売りの時代、2007年との類似と違い
2007年は投機筋の円売りが空前規模で拡大した年だった。
2007年と最近の状況において、大幅な金利差円劣位に代表される類似点や違いについて考察してみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】日米の金融政策は米ドル/円に影響したのか?
今週は3月19日に日銀、そして翌20日にFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合が開かれた。その中で一時は2023年の米ドル高値である151.9円へ一気に肉迫する米ドル高・円安の展開となった。これは、日銀がマイナス金利解除を決めたものの、緩和気味の金融政策を続けることが確認されたためといった解説が多かったが、本当だろうか。
改めて今週の日米金融政策の米ドル/円の影響について確認してみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「日銀利上げでも円安」は続くのか?
3月19日のレポートでは、2000年以降の過去3回の日銀「利上げ」では円安の流れが変わらなかったことを紹介した。その主因は大幅な日米金利差円劣位だったと考えられた。
では今回も大幅な金利差円劣位の中で日銀「利上げ」にもかかわらず、逆に円安が大きく広がることになるかと言えば、それにも自ずと限界があると考えている。
吉田恒の為替デイリー
【為替】なぜ過去の日銀「利上げ」では、円安が続いたか?
日銀がマイナス金利解除に踏み切った場合の為替相場への影響はどうなるか。
2000年以降では、これまで3回の日銀「利上げ」があったが、その際の為替への影響を振り返りながら考えてみる。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】3/18~3/22の米ドル/円を予想する
先週は米インフレ指標の予想より強い結果を受けて米金利が上昇。それに連れる形で米ドル/円も149円まで反発。
今週は3月19日(火)の日銀会合、20日(水)のFOMCに注目が集まり、米ドル高・円安をトライする可能性が高そうだ。
ただ、年初来の米ドル高値更新には至らないとの考えから、今週の米ドル/円の予想レンジは148~151円で想定したい。