松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
株を持ってない取締役
昨日のつぶやきの続編です。もしある会社の経営者や取締役が、誰もその会社の株を持っていなかったら皆さんはどう思われますか?少なくとも株主や債権者だったらちょっと心配ですよね。コーポレート・ジャパンの経営者・取締役は総理大臣と閣僚、株主はいわゆる個人投資...
個人投資家
「個人投資家を増やすにはどうしたらいいか。」そういったことが政府や国会の中でも議論されます。マスコミもよくそういったことを書きます。しかし私はこの考え方、或いは言い方自体に若干の問題があると思っています。「個人投資家を増やす」と言うと、今までリスクを...
日本の競争力
今週末からダボスで有名な世界経済フォーラムのアジア大会が香港で開かれ、私もパネリストとして参加します。この世界経済フォーラムが先週発表したレポートによるとなんと日本の国際成長競争力は昨年の20位から更に21位に落ちたとのことです。1位は情報技術力の進...
高知 その3
高知の話は今日で一旦おしまいです。土曜の晩は高知にいたのですが、土地によってお酒の飲み方も違います。皆、席に着いての食事は早々に切り上げ、というか急いで食べ物はお腹に詰め、杯とお銚子を持ってテーブルを回り始める。献杯といって相手に杯を差し出して酒をつ...
高知 その2
確か司馬遼太郎だったと思いますが、今のいわゆる「標準語」は江戸語というか東京語ではなく、全国からいろいろな言葉を寄せ集めてきて作った人工語だといいます。その際明治政府は、欧米の先進国と渡り合って行くためには論理的な議論が出来なくてはダメで、そのために...
高知
明後日の土曜日、高知に行きます。県主催のヤングベンチャー2001というイベントに参加するためです。高知には4年半前に一回だけ行ったことがあります。マニュアルシフトの車に一人乗り、各地のお城を巡りながら高知を目指しました。初日は名古屋城に寄った後、京都...
複利
あのアインシュタイン博士が20世紀最大の発見は?と聞かれた時に、相対性理論と言わずに「複利」と答えた(らしい)のは有名な話です。一般に複利の話をする時は毎年10%で20年間運用したらいくらになるでしょう、というように増加する方向を例に取ります。しかし...
製造技術
ちょっと前のニュースですが、気になったものにハードディスクの製造技術に関するものがありました。東芝が開発したもので、今迄のノートパソコンに入れるようなサイズで500ギガ、500円玉程度の大きさでも25ギガの記憶容量があるというものです。オプティカル系...
株価と風船
何度か書いているように流体力学は大変複雑で不確定要素が多く、いま手を離れた風船が5分後にどこにあるのかも特定できません。宇宙船が太陽系の惑星をほぼ全て探索できるこの時代においてもです。株価の動きもどこか似たところがあります。分子の不確定な動きに似た面...
英語で「ルナー(lunar)」は「月の」という意味で、「ルナティック(lunatic)」は「狂人」とか「精神異常の」という意味になります。ラテン語が語源で、月から発する霊気にあたると気が狂うと考えられていたそうです。ピンク・フロイドの歌にも「ダーク・...
期待値の形成
最近の日本の経済政策は、悪くなる時にどうやってそのダメージを最小限に食い止めるか、というような後ろ向きの議論になりがちな気がします。良くなる時は放っておいてもいいので、悪い時の対処を考えるのが政治家の責任であるという考え方もあるようです。確かにそうか...
体育の日
1964年の今日、東京オリンピックが開会しました。何でも統計上、一年の中でもっとも天気のいい日を開会式の日に選んだそうです。今でもあるのでしょうか、昔はよく過去数十年間で一番多かった天気(晴れ、曇り、雨などの分類)が書き込まれたカレンダーなどが売られ...
HAL
私の好きな映画に2001年宇宙の旅があります。映画の中で意思を持ち、ヒトを超えようとするコンピュータが出てきます。ある意味でこのコンピュータが映画の主人公な訳ですが、このコンピュータの名前がHALといいます。HALというのは造語で、よく見るとIBMの...
閣僚の言葉
我が国はその国体の基礎については「日本国憲法」を採用して決められているように、経済の基本的な仕組みについては良きにつけ悪しきにつけ(株式)資本主義を採用しています。ところが閣僚がその個人資産について質問されると、「私は株はやってませんから御心配なく」...
投資の日
今日は10月4日なので語呂合わせで「証券投資の日」となっており、東証でもセミナーが開かれました。私も第2部「投資単位引下げを考える〜証券市場の裾野拡大に向けて〜」にパネラーとして参加しました。思えば弊社が上場する際に「無額面化、及び一円割当増資」とい...
赤い月 ファイナル
赤い月の話はこれが4回目ですが、これが最後になるかも知れません。仲秋の名月は一昨日でしたが、東京ではあいにく天気が悪かったので、替わりに昨晩お月見が行われたようです。夕方に出先から社に戻る時に皇居の乾門の前を通ったのですが、立派な黒塗りの車が警護の車...
アカウント・アグリゲーション
アカウント・アグリゲーション・サービスが今日からいよいよ本格的に始まりました。http://www.monex.co.jp/free/chip_help/aggregation.htmlこれはアメリカでは約135万人が使っており、2005年にはアメリカで9000万人が利用するようになるとも言われているも...
同窓会 その2
来年の春で高校を卒業してから丸20年になります。そんな訳で久し振りに学年全員集める同窓会をやろうということになり、金曜日の晩に幹事会が開かれました。幹事といってもみんな勝手幹事です。恵比寿に集まりまず決めるべきことを決めて、あとはひたすら飲んでいまし...
成功と失敗
失敗しないと人は学ばないとよく言います。成功よりも失敗の方が為になるとも言います。本当でしょうか?実は失敗体験の中にも成功体験の中にも、為になる情報は同量含まれているのではないでしょうか。しかし人は失敗すると真剣に分析し、その理由を失敗体験の中に探そ...
赤い月 その3
たまに見える大きくて赤い月については今までに何度か書きました(2000年7月19日号、2001年4月27日号)。地上の建物の近くに見えるので、錯覚により大きく“見える”だけである、というのが最後の説だったのですが、昨晩またその説が覆されてしまいました...