我が国はその国体の基礎については「日本国憲法」を採用して決められているように、経済の基本的な仕組みについては良きにつけ悪しきにつけ(株式)資本主義を採用しています。ところが閣僚がその個人資産について質問されると、「私は株はやってませんから御心配なく」などと言ってしまうことがあります。これはとんでもないことです。私は何も株を買えば必ずいいことがあるとか、全ての人が株を買うべきだとか、そんなことを言おうとしている訳ではありません。しかし国として採用しているシステムを全く支持しないような発言を国の政治を司る人がするのは如何なものかと思うのです。採用されたシステムが機能していないならばそれを認識して直すべきです。システムと現実が大きく離れているならば、システムを変えるか、現実とシステムのギャップを埋める努力をすべきです。