来年の春で高校を卒業してから丸20年になります。そんな訳で久し振りに学年全員集める同窓会をやろうということになり、金曜日の晩に幹事会が開かれました。幹事といってもみんな勝手幹事です。恵比寿に集まりまず決めるべきことを決めて、あとはひたすら飲んでいました。同じ場所を延長して2次会。近くの飲み屋で3次会。恵比寿では土地勘がないということで上野に移動して4次会。最後に始発を待つため空が白むまですし屋で5次会。ビール、ワイン、日本酒、水割り、また日本酒、という流れでした。中学・高校と一緒の男子校でしたから、まぁこんな具合です。しかしそういう時に思うのは、人生はやはり有限であるということです。これからもいろいろな友人はできるでしょうが、「あのような」友人たちはもうこれっきりでしょう。人付き合いにしても、キャリアやビジネスにしても、これから新しく作るものよりも、既にある、既に作ったものを大切に維持したりそこから育てて行くことの方が、少なくとも私にとっては遥かに重要であるということを再確認しました。
(そろそろ年でしょうか?)
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。