赤い月の話はこれが4回目ですが、これが最後になるかも知れません。仲秋の名月は一昨日でしたが、東京ではあいにく天気が悪かったので、替わりに昨晩お月見が行われたようです。
夕方に出先から社に戻る時に皇居の乾門の前を通ったのですが、立派な黒塗りの車が警護の車やオートバイを従えて何台か入って行きました。そして皇居の杜のすぐ上にはポッカリと大きな赤い月(十六夜)。早速読者の方から教えて頂いた究極の実験をしてみました。50円玉を取り出し、腕をいっぱいに伸ばしてその穴に月がすっぽりと収まるか確認してみたのです(いつ見てもちょうど収まる大きさに月は見えるそうです)。
そういう実験をすることにより月を大きく「見よう」とする錯覚が取れて、月は普通の大きさに見える筈でした。しばらく穴の中に月を見た後に外してみましたがやはり赤くて大きい月でした。更に錯覚が取れるまで穴の中に月を閉じ込めていようかと思ったのですが、そこで気が変わりました。「これっきり赤くて大きい月が見られなくなったらどうしよう。」科学が大好きで科学者になるのが小さい頃の夢でしたが、私にはやはり無理だったようです。