記事一覧
マネックスの関係者が金融、経済、マーケット動向、日々のニュースやトレンド、プライベートのこと等、様々なテーマで発信してまいります。

ただいまを言う場所
もうすぐ、私の「実家」がなくなります。両親が高齢者向け住宅へ引っ越すことになったのです。安心して暮らせる場所への移動であり、私自身が提案したことでもあります。それでも、いざ現実になると、少し胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになります。思えば昔、...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(6) ~渋谷の古いマンションの一室~
共同創業者の和田晃一良と私は、2014年8月に暗号資産取引サービス「Coincheck」を立ち上げました。オフィスは、渋谷区桜丘町の古びたマンションの一室。その狭い空間で、朝から深夜まで、コードを書き、仕組みを整え、お客様1件1件の問い合わせに対応する日々が続いてい...
トランプ劇場で眠れぬ日々?!
また90日?!この猶予期間が与えられたことで金融市場はリスクオン全開です。週明け5月12日(月)米国は中国に対する関税率を145%から30%に、中国は米国産品に対する関税率を125%から10%に引き下げることで合意したことが発表されました。同盟国の日本が何ら具体的...
全国投資セミナーin名古屋
ゴールデンウィークが終わり、カレンダー上はしばらく祝日の無い日々が続きます。また、天気も不安定な季節に入っていきます。気持ちを切り替えて前向きに進んでいきたいところです。さて、週末は「全国投資セミナーin名古屋」が開催されました。天気の良い日曜日ながら...
時間リッチな生き方
一年を通して慌ただしい日々を過ごしていますが、特に5月から6月にかけては一年で最も忙しい時期かもしれません。自分のカレンダーを見ると、朝から晩まで予定がぎっしり。まるで空白のないタイルのように、すべての時間が何かしらの予定で埋まっています。この時期は、...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(5) ~タイムマシン経営~
Coincheckを立ち上げた当時、私たちが持っていたのは、まだ仮説だけでした。プロダクトをリリースし、少しずつ現れるユーザーの反応や取引の動きを観察する中で、自分たちの仮説の精度を高めていく。その繰り返しが、日々の営みそのものでした。新規事業において私が重...
昭和を顧み、令和を見つめる
早くも5月になりましたね。ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?私はカレンダー通りに仕事をしていますが、「昭和の日」の4月29日、実家の用事で大阪に帰省しました。久しぶりの新大阪駅は人であふれ、まさに活気そのもの。大阪・関西万博の影響でしょうか。...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(4) ~4人の共同創業者~
コインチェック株式会社の前身は、レジュプレス株式会社という名前のスタートアップでした。このレジュプレスには、和田と私を含め4人の共同創業者がいます。共同創業者の一人は、初代代表取締役のJamesRineyです。アメリカ人で日本語も堪能な彼は、テクノロジーとスタ...
環境の変化
ゴールデンウィークの旅客予約状況は好調のようですが、飛び石連休でもあることから、自宅や近場で過ごす人も多いようですね。私も近場で過ごす予定です。そんな週末、歩いているとフリーマーケットが開かれていたので、少し立ち寄ってみました。会場には多くの人が集ま...
非効率の中にある人間らしさ
昨晩、「恋愛コミュニケーションをサポートするAIエージェント」の話を聞く機会がありました。理性を超える感情、期待、恐怖、そして「正しさがいつも正義ではない」という曖昧な余白がある世界において、果たして相手の心に寄り添うAIが存在するのか。その話に耳を傾け...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(3) ~「来週リリースします」から全ては始まった ~
2014年4月頃のことでした。当時の日本では、ビットコインはまだ「謎の電子マネー」程度の認識しかなく、Mt.Gox(マウントゴックス)社の破綻ニュースが報じられ始めた頃でした。多くの人がビットコインを「怪しいもの」と警戒する中、私たちはこの未知の領域に足を踏み...
今年のGWも荒れる?!ドル円相場
来週からGWですが、今年もおちおち休んでいられません。トランプ大統領が掲げる相互関税交渉がどのように落ち着くのか見えないことに加え、トランプ政権がパウエルFRB議長の解任を検討していることなど、次から次へと材料に事欠かないマーケットに株売り、債券売り、通...
拡散する憶測
市場の変動性が高まるなか、各市場で何が起きているのか、誰が売買しているのかといった情報に対し、SNSを中心にさまざまな憶測が飛び交っています。断片的な情報は、投資家心理を大きく揺さぶる要因ともなります。ある研究では、虚偽の情報は真実の情報よりも平均して...
メリトクラシーは保守?
今週は米国出張です。さきほど、ニューヨークからフロリダへのフライトが時刻通りに到着したところです。明日は、当社の米国子会社トレードステーションで終日ミーティング。米国出張のたびに何かしらのトラブルに見舞われる私ですが、今回も例に漏れず、小さなアクシデ...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(2) ~暗号資産、激動の10年~
この10年間で、ビットコインは信じがたい変化を遂げました。私たちが事業を始めた2014年頃、その価格は1BTCあたりおよそ2万円。それが2025年には1,600万円台の高値を付けるまでになりました。もちろん、価格の上昇そのものがすべてではありません。暗号資産という新しい...
石巻の名店、逸品
週末は仙台でのお仕事。前泊して石ノ森章太郎にゆかりのある石巻へ。目的は「地のもの」の堪能、目指すは「四季彩食いまむら」さん。漁船に乗って漁の手伝いまでしてしまうという今村さんの提供する料理は「生産者とともに作る料理」だそうで、お野菜から肉、魚とあらゆ...
オレンジ
今日4月14日は「オレンジデー」です。愛媛県の柑橘農家が発案した、バレンタインデー、ホワイトデーに続く「第3の愛の日」。オレンジやオレンジ色の贈り物を贈る日であります。先週の月曜日4月7日は「オレンジマンデー」という言葉が話題になっていました。トランプ氏の...
八戸の縁
マネックス証券が八戸にオフィスを構えたのは、今から16年前、2008年秋のことです。コンタクトセンターを立ち上げるために場所を探していた当時、東京と陸続きであること、大学があることなど、求める条件に合致したのが八戸でした。20名弱でスタートしたオフィスは、今...
日本の暗号資産市場 10年の軌跡
ビットコインやイーサリアムといった暗号資産。名前を耳にされたことはあっても、実際にお持ちの方は、まだ決して多くはないのではないでしょうか。「怪しいものなのではないか」「仕組みがよくわからない」といった印象をお持ちの方も少なくないように思います。その背...
トランプ関税ショック、暴落に慌てるべからず
4月新年度相場入り。トランプ関税ショックで大波乱の幕開けです。先週からMoneyForwardにログインするたびにみるみる資産が減っているのには辟易としていますが、長く投資を続けているとこうしたショックはままあることです。とにかくジタバタしないことが肝要ですね。...
- 清明 祐子
- マネックスグループ 代表執行役社長CEO/マネックス証券株式会社 取締役社長執行役員
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2001年4月株式会社三和銀行(現 株式会社三菱UFJ銀行)入行、2006年12月に株式会社MKSパートナーズに転じ、2009年2月にマネックス・ハンブレクト株式会社(2017年マネックス証券と統合)入社。2011年6月マネックス・ハンブレクト株式会社代表取締役社長を経て、2013年3月 マネックスグループ執行役員、2016年6月グループ執行役、2019年4月マネックス証券株式会社代表取締役社長に就任。2020年1月グループ代表執行役COO、2021年1月グループ代表執行役COO兼CFOに就任。2021年6月グループ取締役就任、2022年4月グループ取締役兼代表執行役 Co-CEO兼CFO就任、2023年6月より取締役兼代表執行役社長CEO(現任)。2024年1月マネックス証券取締役社長執行役員。
- 塚本 憲弘
- マネックス証券 インベストメント・ストラテジーズ兼マネックス・ユニバーシティ シニアフェロー
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一橋大学 経済学部卒。東京都市大学・非常勤講師。専門分野は投資戦略全般。
国内信託銀行で経済分析、投資戦略の策定、ファンドマネージャーを歴任。その後プライベートバンクにて経済分析や幅広い資産クラスによる投資戦略、ポートフォリオ分析に従事。2021年より現職。
- 大橋 ひろこ
- フリーアナウンサー
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フリーアナウンサー/ナレーター/個人投資家。福島県出身。アナウンサーとして経済番組を担当したことをきっかけに自身も投資を始め、現在では個別株、インデックス投資、投資信託、FX、商品先物と幅広く投資している。個人投資家目線のインタビューに定評があり、経済講演会ではモデレーターとして活躍する。自身のトレードの記録はブログで赤裸々に公表しておりSNSでの情報発信も人気。一時期は海外映画やドラマの吹き替えなど声優としても活動していたが、現在は経済番組に専念。現在ラジオNIKKEIなどで経済番組レギュラーを多数抱え、キャスターとしても多忙な日々を送っている。
- イェスパー・コール
- マネックスグループ株式会社 グローバル・アンバサダー
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1986年に来日後、リサーチ・投資業に関わってきた。2015年7月1日ウィズダムツリー・ジャパンの最高経営責任者(CEO)に就任し、現在はシニアアドバイザーを務める。これまで20年にわたり、米大手投資銀行のJ.P.モルガンやメリルリンチなどにおいてチーフストラジスト、リサーチヘッドを歴任し、常に日本におけるトップクラスのストラテジスト、エコノミストとして認識されてきた。日本政府の各種諮問委員会のメンバーを務めた実績を持ち、経済同友会の数少ない外国人メンバーである。また、日本語による著書には、「日本経済これから黄金期へ」、「平成デフレの終焉」、「本当は世界がうらやむ最強の日本経済」がある。
イェスパー・コールのグローバル・アイズ(※)で情報発信中。
※マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」にリンクします。
- 吉田 恒
- マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長
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大手の投資情報ベンダーの編集長、社長等を歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。
2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。
<主な著書>
「投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方」(実業之日本社)
「FX予測のプロフェッショナルがついに書いた!FX7つの成功法則」(ダイヤモンド社)
「アノマリーで儲ける!FX投資術」(双葉社スーパームック)
「これから来る!「超円安」・「超株高」の本命シナリオ」(カンゼン)
「そうだったのか!FX大相場の真実」(ビジネス社)
著書名のリンク先はアマゾン(Amazon)等、マネックス以外の他社のウェブサイトを表示します。
- 大塚 雄介
- コインチェック株式会社 執行役員CBDO
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早稲田大学大学院修了、物理学修士号取得。株式会社ネクスウェイでB2B向けITソリューションの営業・事業戦略・開発設計を担当。レジュプレス株式会社に参画(2017年4月よりコインチェック株式会社に社名変更)。2014年2月に取締役に就任。2018年4月にコインチェック株式会社がマネックスグループ株式会社の子会社となると同時に執行役員に就任し、マーケティング・事業開発などを統括。2021年4月執行役員を経て、2023年9月より執行役員web3Cloud事業本部長。組込型の暗号資産購入サービス「Coincheck OnRamp」をはじめとするweb3Cloud事業を管掌。2024年9月より執行役員CBDOに就任。 *CBDO(Chief Business Development Officer):最高事業開発責任者