今週末からダボスで有名な世界経済フォーラムのアジア大会が香港で開かれ、私もパネリストとして参加します。この世界経済フォーラムが先週発表したレポートによるとなんと日本の国際成長競争力は昨年の20位から更に21位に落ちたとのことです。1位は情報技術力の進歩や開放度の高さからフィンランドが選ばれました。代表的な企業にはノキアなどがあります。2位以下は順に、アメリカ、カナダ、シンガポール、オーストラリア、ノルウェー、台湾、オランダ、スウェーデン、ニュージーランド、アイルランド、イギリス、香港、デンマーク、スイス、アイスランド、ドイツ、オーストリア、ベルギー、フランス。随分落ちたなぁという感想があります。必ずしも先進国や大国の競争力が相対的に落ちてきている訳ではなく、2位のアメリカを始め皆日本よりも上位にあります。日本はいつまでも大国とは限りません。技術を磨き、金融を復活させ、国際社会に対してもっとオープンに臨まなければいけません。我が国は今、『努力』をしなければどんどん国際社会の中で沈下して行く状態にあることをもっと自覚しなければいけないと思います。